遊戯王カードWiki - 《Ｅ・ＨＥＲＯサンダー・ジャイアント》のバックアップ(No.89)

《Ｅ・ＨＥＲＯ(エレメンタルヒーロー) サンダー・ジャイアント/Elemental Hero Thunder Giant》 †

融合・効果モンスター
星６/光属性/戦士族/攻2400/守1500
「Ｅ・ＨＥＲＯ スパークマン」＋「Ｅ・ＨＥＲＯ クレイマン」
このモンスターは融合召喚でしか特殊召喚できない。
自分の手札を１枚捨てる事で、フィールド上に表側表示で存在する
元々の攻撃力がこのカードの攻撃力よりも低いモンスター１体を選択して破壊する。
この効果は１ターンに１度だけ自分のメインフェイズに使用する事ができる。

　THE LOST MILLENNIUMで登場した光属性・戦士族の融合モンスター。
　Ｅ・ＨＥＲＯの一体であり、融合召喚でしか特殊召喚できない召喚ルール効果とフィールド上の表側表示モンスターを破壊する起動効果を持つ。

　上級水準の攻撃力とモンスター破壊の起動効果を備え、属性にも恵まれている融合Ｅ・ＨＥＲＯ。
　バランスの良さは後発の融合Ｅ・ＨＥＲＯにも遜色なく、一見非常に強力なモンスターのように見える。
　しかし、以下のような理由から、防御面には不安が残り、逆転の切り札として使うにはいまひとつである。

「効果使用に手札を１枚捨てなければならない」
（融合直後は手札が少ないことが多く、何らかの戦法がない限り効果を使う機会が少ない）
「このカードの攻撃力以上の元々の攻撃力を持つモンスターは破壊できない」
（本当に厄介な上級モンスターは破壊できず、重要な局面で役に立たない場合が多い）
「１ターンに複数のモンスターを破壊できない」
（《同族感染ウィルス》等のように《スケープ・ゴート》等を一掃出来ず、意外に除去能力は低い）

　《ミラクル・フュージョン》による墓地融合が可能なことから、手札を捨てることがメリットにもなる【Ｅ・ＨＥＲＯ】ではあるが、次なる融合や防御に繋ぎづらくなる場合も多々ある。
　オーバーキルになる、特殊なモンスターを相手にする等、特定の状況以外では効果の使用は控える方が無難。
　主に対象となる下級モンスターは《お注射天使リリー》や戦闘で破壊されない《魂を削る死霊》・《マシュマロン》等。
　《ホワイト・ホーンズ・ドラゴン》・《偉大魔獣ガーゼット》等、攻撃力が上昇する効果を持つモンスターに対しても有効。
　《Ｅ・ＨＥＲＯネクロダークマン》を手札コストとして墓地に送る?のも良い。
　融合素材が通常モンスターなので《闇の量産工場》で墓地から回収することも可能。
　それをコストにすればディスアドバンテージを抑えられる。

原作・アニメにおいて―
アニメGXにおける「十代vs明日香」（１戦目）において十代が使用。
当初は「手札コストが無く召喚時に強制発動」という、《雷帝ザボルグ》に近い能力であった。
《Ｅ・ＨＥＲＯフレイム・ウィングマン》が倒された窮地において召喚された第二の融合Ｅ・ＨＥＲＯであり、見事その能力で《サイバー・ブレイダー》を退け勝利をもたらした。
「十代vs翔」戦、「十代vs小原＆大原」戦、「十代vs吹雪（ダークネス）」（１戦目）、「十代vsアナシス」戦など、GX序盤に数多登場。
「十代vsアリス」戦以降出番が無かったが、「十代vsスカー」戦で久しぶりに登場。
OCG版の効果を初めて使用し、手札の《Ｅ・ＨＥＲＯネクロダークマン》をコストに《デーモン・ソルジャー》を破壊した。
攻撃名は「ボルティック・サンダー」、効果名は「ヴェイパー・スパーク」。
なお、アニメ版はイラストが少々異なっている。