*《&ruby(エレメンタルヒーロー){E・HERO}; プリズマー/Elemental HERO Prisma》 [#r0d28aa4]
 効果モンスター
 星4/光属性/戦士族/攻1700/守1100
 自分のエクストラデッキに存在する融合モンスター1体を相手に見せ、
 そのモンスターにカード名が記されている融合素材モンスター1体を
 自分のデッキから墓地へ送って発動する。
 このカードはエンドフェイズ時まで墓地へ送ったモンスターと同名カードとして扱う。
 この効果は1ターンに1度しか使用できない。

 [[アカデミーデュエルディスク オシリスレッドバージョン 付属カード>パックパッケージ#j7e5db51]]で登場した[[光属性]]・[[戦士族]]の[[下級モンスター]]。~
 [[E・HERO]]の一体であり、[[融合素材]][[モンスター]]を[[デッキ]]から[[墓地へ送る]]ことでその[[同名カード]]扱いとなる[[起動効果]]を持つ。

 何らかの[[融合素材]]となっている[[モンスター]]であれば、それを[[デッキ]]から[[墓地へ送る]]ことでコピーできる。~
 ただし、[[融合素材]]で[[カード名]]が指定されていない[[《F・G・D》]]等に対して[[効果]]を[[発動]]することはできないので注意。~
 もちろんコピーできるのは「[[カード名]]」のみであり、コピーした[[モンスター]]の[[ステータス]]や[[効果]]は得ることはできない。

 実質[[融合素材]]を[[デッキ]]から[[サーチ]]できるに等しいため、[[融合]]主体の[[デッキ]]では[[融合素材代用モンスター]]のように扱うことができる。~
 また、[[上級]]、[[最上級モンスター]]の[[カード名]]を容易に得られるため、特定の[[モンスター]]を軸にした[[デッキ]]でも優秀な働きが期待できる。~
 例えば[[【ブラック・マジシャン】]]では、[[《ブラック・マジシャン》]]をコピーすることで[[《黒・魔・導》]]・[[《騎士の称号》]]・[[《千本ナイフ》]]・[[《黒魔導の執行官》]]を手軽に使えるようになる。~
 同じように[[【真紅眼の黒竜】]]では[[《黒炎弾》]]の[[発動条件]]、[[《真紅眼の闇竜》]]の[[召喚条件]]を、[[【青眼の白龍】]]では[[《滅びの爆裂疾風弾》]]の[[発動条件]]を満たすといった活躍が期待できる。~
 [[《E・HERO ネオス》]]の[[コンタクト融合]]や[[《ラス・オブ・ネオス》]]、[[《ネオス・フォース》]]、[[《ロード・オブ・ドラゴン−ドラゴンの支配者−》]]の[[《ドラゴンを呼ぶ笛》]]、[[融合呪印生物]]の[[起動効果]]等も補助できる。~
 [[《混沌幻魔アーミタイル》]]や[[《剣闘獣ガイザレス》]]等の[[特殊召喚]]や、[[カード名]]を[[《サイバー・ドラゴン》]]にして[[《キメラテック・フォートレス・ドラゴン》]]を[[特殊召喚]]し、[[相手]]の[[機械族]]の[[除去]]等にも使える。~

 [[融合素材]]となる[[モンスター]]をピンポイントで[[墓地へ送る]]事が出来る点も優秀で、維持出来れば毎[[ターン]][[墓地肥やし>墓地を肥やす]]が可能。~
 [[《E・HERO ネオス》]]等の[[蘇生]]手段が豊富な[[モンスター]]を[[墓地へ送る]]事で[[蘇生]]に繋げたり、[[《E・HERO ネクロダークマン》]]等の[[墓地]]で[[効果]]が[[発動]]する[[モンスター]]を[[墓地へ送る]]事に使える。~
 [[墓地融合]]とも好相性で、[[《龍の鏡》]]で[[《青眼の究極竜》]]を[[融合召喚]]する場合は、[[墓地へ送った]][[《青眼の白龍》]]とそれをコピーしたこの[[カード]]の両方を[[融合素材]]にできる。~
 [[《召喚僧サモンプリースト》]]で[[リクルート]]し、[[融合モンスター]]の[[テキスト]]に記された[[通常モンスター]]を[[墓地へ送り>墓地へ送る]]、2体で[[《ダイガスタ・エメラル》]]を[[エクシーズ召喚]]すれば、その[[モンスター]]を即座に[[特殊召喚]]できる。~
 これにより、[[《ブラック・マジシャン》]]・[[《青眼の白龍》]]・[[《真紅眼の黒竜》]]・[[《デーモンの召喚》]]・[[《ビッグ・コアラ》]]・[[《E・HERO ネオス》]]と、幅広い[[通常モンスター]]を[[特殊召喚]]できる。~
 [[モンスター]]を[[墓地へ送る]]のは[[コスト]]なので、[[《スキルドレイン》]]等で[[無効]]化されても[[モンスター]]を[[墓地へ送る]]事が可能だが、[[《マクロコスモス》]]等が存在する場合は[[モンスター効果]]自体が[[発動]]出来ない。

 [[《増援》]]・[[《戦士の生還》]]・[[《E・HERO エアーマン》]]・[[《E−エマージェンシーコール》]]等に対応しており、[[手札]]に[[加える]]のは容易。~

 [[E・HERO]]を[[墓地へ送り>墓地へ送る]]、この[[カード]]と[[墓地へ送った]][[E・HERO]]を[[《ミラクル・フュージョン》]]で[[融合]]すれば、[[墓地へ送った]][[E・HERO]]と同[[属性]]の[[属性]][[融合]][[E・HERO]]か、[[《E・HERO The シャイニング》]]を[[融合召喚]]可能。~
 その後[[《E・HERO The シャイニング》]]が[[墓地へ送られた]]場合、[[除外]]された[[融合素材]]を回収でき、[[手札]]に加えたい[[E・HERO]]を[[墓地へ送る]]事で擬似的な[[サーチ]]になる。

 [[【剣闘獣】]]では[[《剣闘獣ガイザレス》]]等の[[剣闘獣]][[融合モンスター]]の[[特殊召喚]]を補佐すると同時に[[墓地を肥やす]]ことができるため、大きな[[シナジー]]が見込める。~
 (詳細は[[【剣闘獣】]]を参照。)

-[[カード名]]変更後に[[《スキルドレイン》]]を[[発動]]されても、[[カード名]]は変更されたままとして扱う。~
ただし[[裏側表示]]になったり[[フィールド]]を[[離れた>離れる]]後は、《E・HERO プリズマー》に戻る。

-この[[カード]]を使用する場合、[[エクストラデッキ]]には[[融合モンスター]]を、[[デッキ]]には[[融合素材]][[モンスター]]を多く採用すると、[[カード名]]をコピーする対象が増えるため、この[[カードの効果]]を生かしやすくなる。~
ただし、[[エクストラデッキ]]に枚数制限があるため、構築には吟味が必要である。

-この[[カード]]の登場により初期の[[カード]]の中で[[融合素材]][[モンスター]]は手軽に[[墓地]]に送れる[[メリット]]を持つ事になった。~
同じ時期の[[モンスター]]に差をつけたといえる。~

-このカードで[[墓地へ送る]]事が可能な[[カード]]は[[《ジェムナイト・パーズ》]]までで191種。~
//これ以降は名指しの融合素材を持つカードが出ていないため。
(固定の[[融合素材]]として指定され、[[《究極竜騎士》]]の素材である[[《青眼の究極竜》]]のように[[融合モンスター]]でもない[[カード]])~
もちろん[[禁止カード]]である[[《黒き森のウィッチ》]]や[[融合先>《サウザンド・アイズ・サクリファイス》]]が禁止されている[[《サクリファイス》]]・[[《千眼の邪教神》]]は、大会等においてはこの[[カードの効果]]で[[墓地へ送る]]事はできない。

-《E・HERO プリズマン》とならなかったのは[[《プリズマン》]]が既に存在していたからだろうか。~
勿論[[《プリズマン》]]とこの[[カード]]は共に「プリズム」がモチーフということ以外は特に関係ない。~
「プリズム」に関しては[[《プリズマン》]]を参照。

-優秀な[[カード]]だが再録がまともに行われておらず、非常に入手しにくい。~
[[DUEL TERMINAL −混沌の覇者!!−]]での再録も[[ノーマルレア>N-Rare]]であったため、日本版の入手は困難な状態が続いている。~

--海外版も発売してすぐに入手困難な状態になったが、[[PREMIUM PACK Vol.3]]の登場で、韓国版は比較的入手しやすくなった。~
また英語版は、[[Legendary Collection 2: The Duel Academy Years]]と[[Ra Yellow Mega-Pack]]でなんと[[ノーマル>Normal]]で収録されている。~

-原作・アニメにおいて―~
アニメGXにおける「十代vs[[ユベル>《ユベル》]]」戦で登場。~
アニメでは[[レベル]]5の[[上級モンスター]]であり、[[《N・アクア・ドルフィン》]]を[[生け贄]]に[[生け贄召喚]]された。~
[[《究極宝玉神 レインボー・ドラゴン》]]を[[墓地]]に送り、[[《レインボー・ネオス》]]の[[融合召喚]]に繋げた。~
[[効果]]名は「リフレクト・チェンジ」。

--ただし、この[[コンボ]]はOCGで「不可能」とされているので注意が必要である。([[FAQ>#h274bf01]]参照)~
海外版のルールでは「[[究極宝玉神]]」にあたる部分に「"[[Rainbow Dragon>《究極宝玉神 レインボー・ドラゴン》]]" or "[[Rainbow Dark Dragon>《究極宝玉神 レインボー・ダーク・ドラゴン》]]"」と[[カード名]]が記されているため可能となっていたが、後に日本と同じ裁定に変更された。

--OCGとアニメの[[効果]]を比較すると、アニメでは[[墓地]]送りは[[コスト]]ではなく[[効果]]であり、[[カード名]]を指定しない[[融合素材]]にも使用できたが、代わりに[[レベル]]が5だった。~
[[上級モンスター]]にもかかわらず低い[[ステータス]]と[[アドバンテージ]]に直接結びつかない[[効果]]では、OCGのような活躍は到底望めなかっただろう。~
[[レベル]]が1下がったことで飛躍的に使いやすくなった[[カード]]であり、その点[[《地獄詩人ヘルポエマー》]]と正反対である。~
とはいえ、アニメ版のままOCG化されていた場合、[[属性]]指定の[[融合]][[HERO]]の存在のおかげで毎[[ターン]]発動可能な、生きた[[《おろかな埋葬》]]と言える[[モンスター]]であり、これはこれで恐ろしい[[効果]]と言えるだろう。~


-コナミのゲーム作品において―~
[[DUEL TERMINAL]]では十代が使用する。~
上記の[[効果]]で[[《E・HERO ネオス》]]を[[墓地]]に送っている。~
また、隠し[[デッキ]]「超融合!時空を超えた絆」にこの[[カード]]が収録されており、この[[カード]]をスキャンすれば[[デッキ]]にこの[[カード]]が2体入ることになる。~

//-神話・伝承において―~

**関連カード [#i926e105]
-[[E・HERO]]

-[[《ヒーロー・マスク》]]

-[[《おろかな埋葬》]]

-[[《N・ブラック・パンサー》]]
-[[《ファントム・オブ・カオス》]]

-[[《遠心分離フィールド》]]
-[[《融合破棄》]]

-[[《プリズマン》]]
-[[《ジェムナイト・プリズムオーラ》]]

**このカードを使用する代表的なデッキ [#je15a3c0]
-[[【正規融合】]]
-[[【E・HERO】]]
-[[【剣闘獣】]]
-[[【ネオスビート】]]
-[[【混沌幻魔アーミタイル】]]
-[[【コンタクト融合】]]
-[[【ブラック・マジシャン】]]
-[[【真紅眼の黒竜】]]
-[[【青眼の白龍】]]

//-その他、融合を利用するデッキ全般

**収録パック等 [#feb9a3b0]
-[[アカデミーデュエルディスク オシリスレッドバージョン 付属カード>パックパッケージ#j7e5db51]] ADDR-JP001 &size(10){[[Ultra]]};
-[[DUEL TERMINAL −混沌の覇者!!−]] DT05-JP007 &size(10){[[N-Rare]]};

**FAQ [#h274bf01]
Q:[[《禁止令》]]によって[[《剣闘獣ベストロウリィ》]]が[[宣言]]されている場合、[[エクストラデッキ]]の[[《剣闘獣ガイザレス》]]を指定して[[《剣闘獣ベストロウリィ》]]を[[墓地]]に送れますか?~
A:《E・HERO プリズマー》が[[《禁止令》]]の[[発動]]前に[[フィールド]]に存在しているなら[[同名カード]]になれますが、そうでない場合は[[同名カード]]になることはできません。(08/12/11)

Q:[[《レインボー・ネオス》]]を指定して[[《究極宝玉神 レインボー・ドラゴン》]]を[[墓地]]に送れますか?~
A:[[融合素材]][[モンスター]]の名前が明確に記されていない場合は、[[墓地へ送る]]ことはできません。(08/04/15)~
// 注:「日本では」不可能である。海外の複雑な事情については[[《レインボー・ネオス》]]を参照。
//北米版《E・HERO プリズマー》の発売日は未定です。コナミ及びUpperdeckの裁定が出るまでお待ちください。
//一応再確認しておきました。やはり不可能が裁定
//Q:[[《E・HERO ゴッド・ネオス》]]を指定し、[[《N・グラン・モール》]]や[[《E−HERO ヘル・ゲイナー》]]などを[[墓地へ送る]]ことが出来ますか?~
//A:[[融合素材]]として、実際の[[カード名]]が記載されていないため、[[墓地へ送る]]ことはできません。(08/04/15)~
//上記の内容と被るのでコメントアウト。

Q:[[《究極竜騎士》]]を指定して[[《青眼の究極竜》]]を[[エクストラデッキ]]から[[墓地へ送る]]事はできますか?~
A:[[融合素材]][[モンスター]]となっている[[融合モンスター]]を[[墓地へ送る]]事はできません。(08/03/19)

Q:[[エクストラデッキ]]から[[融合モンスター]]1体を[[相手]]に見せて、その[[融合モンスター]]の[[融合素材]][[モンスター]]として[[カード名]]が記されている[[モンスター]]1体を[[自分]]の[[デッキ]]から[[墓地]]へ送るのは[[発動]][[コスト]]になりますか?~
A:はい、[[発動]][[コスト]]になります。(07/11/28)

Q:この[[カード]]が[[効果]]により[[カード名]]が別になっている時、「この[[モンスター]]の[[融合召喚]]は、上記の[[カード]]でしか行えない」と記された[[融合モンスター]]の[[融合素材]]として使用できますか?~
A:はい、その場合でも使用できます。(07/12/08)

Q:自身の[[効果]]で[[融合素材]]と[[同名カード]]扱いとなったこの[[モンスター]]と[[《沼地の魔神王》]]を[[融合]]し、[[融合モンスター]]を[[融合召喚]]できますか。~
A:はい、可能です。(07/12/08)

Q:[[《滅びの爆裂疾風弾》]]を[[発動]]した[[ターン]]の[[バトルフェイズ]]に、《E・HERO プリズマー》で[[攻撃]]しました。~
  この[[ターン]]の[[メインフェイズ]]2に、《E・HERO プリズマー》は[[効果]]を[[発動]]して、[[カード名]]を[[《青眼の白龍》]]にすることはできますか?~
A:はい、可能です。(10/07/09)

//質問だけの投稿はお止めください。
//ルールやカードの処理等についての質問がございましたら遊戯王エキスパートルールHPで調べるか、ルール質問BBSを利用してください。