遊戯王カードWiki - 《Ｅ－ＨＥＲＯヘル・スナイパー》のバックアップ(No.65)

《Ｅ－ＨＥＲＯ(イービルヒーロー) ヘル・スナイパー/Evil HERO Infernal Sniper》 †

融合・効果モンスター
星６/炎属性/悪魔族/攻2000/守2500
「Ｅ・ＨＥＲＯ クレイマン」＋「Ｅ・ＨＥＲＯ バーストレディ」
このモンスターは「ダーク・フュージョン」による融合召喚でしか特殊召喚できない。
このカードがフィールド上に表側守備表示で存在する場合、
自分のスタンバイフェイズ毎に相手ライフに１０００ポイントダメージを与える。
このカードは魔法の効果によっては破壊されない。

　デュエリストパック－十代編3－で登場した炎属性・悪魔族の融合モンスター。
　Ｅ－ＨＥＲＯの一体であり、《ダーク・フュージョン》による融合召喚でしか特殊召喚できない召喚ルール効果、相手にダメージを与える誘発効果、魔法カードに対する破壊耐性の永続効果を持つ。

　召喚条件こそ厳しいが、魔法カードに対する耐性を持つ。
　そのため、《ブラック・ホール》や《地砕き》、《地割れ》等によって破壊されない。
　守備力も上級モンスターの攻撃力の基準である2400は超えているので、簡単には戦闘破壊されない。

　しかし特殊召喚で高攻撃力・モンスター除去効果を持つ大型モンスターが大量展開される現環境では、やや不安が残る。
　登場時こそ高かった守備力も、今では多くのデッキで召喚されうる《ダーク・リベリオン・エクシーズ・ドラゴン》や《ジェムナイト・パール》等に戦闘破壊されてしまう数値であり、かなり心もとない。
　また、モンスター効果や罠カードには無力であり、壁としては不安が残る。
　自分の《ブラック・ホール》等には巻き込まれないが、このカードが存在する状況で全体除去するのも稀だろう。
　バーン効果も速度に欠けるので、それを活かしきる前に破壊されてしまう事も多いだろう。
　《悪夢の迷宮》や《重力解除》、《進入禁止！ＮｏＥｎｔｒｙ！！》等で自身の攻撃とモンスター効果の発動を並行しつつ、相手の攻撃を防ぎながら戦いたい。

　なお【ロックバーン】向きの効果ではあるが、融合要素を入れるにはデッキスロットが厳しい。
　無理にでも入れる場合は、かなりのアレンジを加える必要があるだろう。

このカードの登場当時、《Ｅ・ＨＥＲＯランパートガンナー》は相手の場にモンスターが存在する場合直接攻撃できないという裁定だった。
このカードの効果は、アニメ登場当初における《Ｅ・ＨＥＲＯランパートガンナー》の「相手の場にモンスターがいても守備表示のまま直接攻撃が可能だが、戦闘ダメージは半分になる」効果を再現したものだと思われる。
その後、《Ｅ・ＨＥＲＯランパートガンナー》は裁定変更でOCG版の方も同様の裁定になった。

当初はエクストラデッキ（融合デッキ）に入る炎属性モンスターで唯一の、元々の攻撃力が元々の守備力を下回るカードであった。
エクシーズモンスターである《発条機雷ゼンマイン》の登場でエクストラデッキに仲間が現れ、融合モンスターの範囲では更に後々、《インフェルノイド・ティエラ》によってようやく唯一の座を降りた。

英語版では同パックで登場した《Ｅ－ＨＥＲＯワイルド・サイクロン》とレアリティが逆転しており、こちらはスーパーレアとなっている。

原作・アニメにおいて―
アニメGXにおける「覇王十代vsオブライエン」戦で覇王十代が使用。
守備表示の壁として融合召喚され、耐性によってオブライエンの《ブレイズ・キャノン－トライデント》を牽制しつつオブライエンに1000ポイントのダメージを与えた。
しかし、次のターンにオブライエンが特殊召喚した《ヴォルカニック・デビル》によって戦闘破壊されている。
効果名は「ヘルショット」。
- アニメではバーン効果は起動効果であり、OCG化に際して発動タイミングが遅れたことで弱体化している。
  またイラストは全体的に異なり、《Ｅ・ＨＥＲＯフレイム・ウィングマン》のアニメ版イラストを反転させたような構図になっている。
  なおアニメではカード画像は確認できず、海外アニメサイトでのみ確認できる。