*《&ruby(イービルヒーロー){E−HERO}; ヘル・ブラット/Evil Hero Infernal Prodigy》 [#n52e0e45]
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 効果モンスター
 星2/闇属性/悪魔族/攻 300/守 600
 自分フィールド上にモンスターが存在していない場合、
 このカードは手札から表側攻撃表示で特殊召喚する事ができる。
 このカードを生け贄にして「HERO」と名のついたカードを生け贄召喚した場合、
 そのターンのエンドフェイズ時に自分のデッキからカードを1枚ドローする。
 (1):自分フィールドにモンスターが存在しない場合、
 このカードは手札から攻撃表示で特殊召喚できる。
 (2):このカードをリリースして「HERO」モンスターがアドバンス召喚に成功したターンのエンドフェイズに発動する。
 自分はデッキから1枚ドローする。

 [[デュエリストパック−十代編3−]]で登場した[[闇属性]]・[[悪魔族]]の[[下級モンスター]]。~
 [[E−HERO]]の一体であり、自身の[[特殊召喚]]を行う[[召喚ルール効果]]と[[ドロー]][[誘発効果]]を持つ。~
 [[自分]][[フィールド]]に[[モンスター]]が存在しない場合に[[手札]]から[[特殊召喚]]できる[[分類されない効果]]、自身を[[リリース]]して[[HERO]]を[[アドバンス召喚に成功した]][[ターン]]の[[エンドフェイズ]]に1枚[[ドロー]]する[[誘発効果]]を持つ。~

 [[《サイバー・ドラゴン》]]・[[《デビルズ・サンクチュアリ》]]等のように、[[生け贄召喚]]を補助することができる。~
 [[《マジック・ストライカー》]]と比較して[[墓地コスト]]がかからない点で勝るが、あちらは[[自分]][[フィールド]]上に[[モンスター]]が存在する場合でも[[特殊召喚]]できる。~
 どちらを選ぶかは[[プレイヤー]]次第といったところか。~
 (1)は、[[自分]][[フィールド]]に[[モンスター]]が存在しない場合に[[特殊召喚]]できる[[効果]]。~
 [[表示形式]]は[[攻撃表示]]限定だが[[相手]][[フィールド]]に左右されないため、[[先攻]]1[[ターン]]目でも[[特殊召喚]]しやすい。~

 [[攻撃力]]は低いが、[[相手]]の[[フィールド]]に影響されない点と限定的な[[ドロー]][[効果]]は[[《サイバー・ドラゴン》]]に勝る。~
 [[悪魔族]][[モンスターカード]]なため、[[《ダーク・ネクロフィア》]]と[[《冥界の魔王 ハ・デス》]]等の[[上級>上級モンスター]][[悪魔族]]を使う[[デッキ]]では[[《デビルズ・サンクチュアリ》]]より優先される。
 (2)はこの[[カード]]を[[リリース]]して[[HERO]]を[[アドバンス召喚]]した場合の[[ドロー]][[効果]]。~
 [[エンドフェイズ]]とタイミングが遅いのがやや難点だが、[[ディスアドバンテージ]]を回復してくれるため有用ではある。~
 [[《E−HERO マリシャス・エッジ》]]と相性が良く、[[相手]][[フィールド]]に[[モンスター]]が存在すれば、即座に[[アドバンス召喚]]して[[ドロー]]に繋げられる。~
 回数制限はないため、[[《地獄の暴走召喚》]]で3体に増やし、2体を[[リリース]]して[[最上級]][[HERO]]を出した場合は2枚[[ドロー]]が可能。~
 しかし、[[HERO]]は[[融合召喚]]を狙いたい場面が多く、[[アドバンス召喚]]したいものは[[《V・HERO ウィッチ・レイド》]]くらいである。~
 前述した[[《E−HERO マリシャス・エッジ》]]にしても、[[《E−HERO シニスター・ネクロム》]]ならば直接[[リクルート]]できる。~

 [[相手]][[フィールド]]上に[[モンスター]]が存在すれば、即座に[[《E−HERO マリシャス・エッジ》]]を[[生け贄召喚]]できる。~
 [[E−HERO]]の[[生け贄に捧げる]]以外に、[[上級>上級モンスター]]の[[E・HERO]]・[[D−HERO]]の[[生け贄]]としても利用できる。~
 特に[[D−HERO]]とは[[闇属性]]と共通点もあり、優秀な[[上級モンスター]]が多いため相性がいい。~
 そのため、[[シンクロ素材]]・[[エクシーズ素材]]・[[リンク素材]]としての活用も視野に入れるべきだろう。~
 当然、この[[カード]]以外でも同様の動きができる[[特殊召喚]]能力を持つ[[カード]]は存在し、その内のいくつかはこの[[カード]]より小回りが利くものも多い。~
 その場合、[[レベル]]・[[属性]]・[[種族]]の違いだけでなく、やはり[[HERO]][[サポート>サポートカード]]に対応する点で差別化を図りたい。~
 特に[[《E・HERO エアーマン》]]や[[《E・HERO シャドー・ミスト》]]で[[サーチ]]可能な点は無視できない。~
 また、[[HERO]][[リンクモンスター]]は、いずれも[[HERO]][[縛り]]の[[リンク素材]]指定を持っているため、自己[[特殊召喚]][[効果]]を持つこの[[カード]]は活用しやすい。~
 [[《マスク・チェンジ》]]で[[召喚権]]を残したまま、[[《M・HERO ダーク・ロウ》]]などにも繋げられるのも利点となる。~

 [[HERO]]以外にも[[帝]]などの[[上級モンスター]]の[[生け贄]]要員としても使える。~
 [[HERO]][[デッキ]]以外では4枚目以降の[[《デビルズ・サンクチュアリ》]]として機能する他、[[《大寒波》]]に影響されないため、[[《デビルズ・サンクチュアリ》]]を差し置いての投入もありうる。~
 ただし、こうした使い方の場合は[[相手]]の[[フィールド]]に左右されず、[[《増援》]]で[[サーチ]]できる[[《マジック・ストライカー》]]の方が使いやすい。~
 [[種族]]や[[属性]]の違いを活かしていきたいところ。
-(2)の[[ドロー]][[効果]]は重複するため、この[[カード]]2体を[[リリース]]して[[最上級]][[HERO]]を[[アドバンス召喚]]した場合は2枚[[ドロー]]できる。~

 [[シンクロモンスター]]の登場により、[[【ダークモンスター】]]でも採用の目が出てきた。~
 この[[カード]]と適当な[[レベル]]3・[[闇属性]]の[[チューナー]]から[[《A・O・J カタストル》]]の[[シンクロ召喚]]に繋げれば、それだけでほぼ3枚の[[闇属性]][[モンスター]]を[[墓地]]に落とせることになる。~
 また、[[手札]]にこの[[カード]]と[[《ブラック・ボンバー》]]、[[墓地]]に適当な[[レベル]]4・[[闇属性]]・[[機械族]]の[[モンスター]]がある場合は、[[《A・O・J フィールド・マーシャル》]]の[[シンクロ召喚]]も狙うことができる。~
 [[《A・O・J フィールド・マーシャル》]]と[[《ダーク・アームド・ドラゴン》]]を並べ、[[《巨大化》]]又は[[《リミッター解除》]]を[[発動]]して[[直接攻撃]]に成功すれば[[1ターンキル]]も可能なため、狙って[[デッキ]]を構築するのも悪くないかもしれない。~
 
-「ブラット(Brat)」とは「悪ガキ」を意味する。~
また、英語名の「Prodigy」は「天才児」を意味する。~
名前・[[レベル]]・攻守は[[《ヒーロー・キッズ》]]、[[特殊召喚]]・[[ドロー]][[効果]]は[[《E・HERO バブルマン》]]を意識した[[E−HERO]]と言ったところか。~
-[[《D−HERO ドグマガイ》]]と[[《D−HERO Bloo−D》]]は[[特殊召喚]]扱いなので、この[[カード]]を[[リリース]]しても[[ドロー]]はできない。~

-[[《D−HERO ドグマガイ》]]と[[《D−HERO Bloo−D》]]は[[特殊召喚]]なので[[ドロー]]はできない。
-「[[自分]][[フィールド]]に[[モンスター]]が存在しない場合に[[手札]]から[[特殊召喚]]できる[[モンスター]]」はこの[[カード]]が初である。~
当時は[[《サイバー・ドラゴン》]]等の[[相手]]依存の条件を持つ[[モンスター]]は流行していたが、[[相手]]に依存しない[[特殊召喚]]手段を持つ[[カード]]は珍しかった。~
現在は[[《フォトン・スラッシャー》のリスト>《フォトン・スラッシャー》#card]]の様に類似[[効果]]を持つ[[モンスター]]も多数存在するが、[[攻撃表示]]限定なのは未だこの[[カード]]のみである。~

-「ブラット(Brat)」とは「悪ガキ」を意味し、[[英語名]]の「[[Prodigy>《幻奏の音姫プロディジー・モーツァルト》]]」は「神童」を意味する。~
[[カード名]]や[[ステータス]]からして、モチーフは[[《ヒーロー・キッズ》]]だろう。~
悪魔然とした風貌であり全体的な印象は似ても似つかないが、両肩から生えている羽根状のパーツや膝の部分の玉など、[[イラスト]]にも彷彿とさせる要素は見られる。~
一方で、[[効果]]の性質は2つとも[[《E・HERO バブルマン》]]に近い。

-原作・アニメにおいて―~
「オブライエンvs覇王十代」戦で覇王十代が使用。~
[[フィールド]]に[[モンスター]]がいない状況で[[ドロー]]され、そのまま[[特殊召喚]]された。~
その後すぐに[[《E−HERO マリシャス・エッジ》]][[召喚]]のための[[生け贄]]となっている。~
~
アニメでは[[ドロー]][[効果]]は以下の様になっていた。
アニメGXの「覇王十代vsオブライエン」戦で覇王十代が使用。~
自身の[[効果]]で[[特殊召喚]]し、そのまま[[《E−HERO マリシャス・エッジ》]]を[[生け贄召喚]]するための[[生け贄]]となった。~
さらに[[ドロー]][[効果]]によって[[《超融合》]]を[[ドロー]]した。~

--アニメでは(2)の[[ドロー]][[効果]]は以下の通りだった。~
 このカードがフィールド上から墓地に送られたとき、
 デッキからカードを1枚ドローする。
 この効果でドローしたカードは、
 このターンのエンドフェイズまで効果を無効とする。
覇王十代がこの[[効果]]で[[ドロー]]したのは[[《超融合》]]だったが、[[デメリット]][[効果]]により同[[ターン]]は[[発動]]せずに[[セット]]している。~
また、[[イラスト]]は直立しており、両脇には白い光のオーラのようなものが昇っていた。~

//-コナミのゲーム作品において―~

//-神話・伝承において―~
**関連カード [#card]
-[[HERO]]
-[[E−HERO]]

**関連カード [#f5513445]
-[[《デビルズ・サンクチュアリ》]]
-[[自分フィールドにモンスターが存在しない場合に条件による特殊召喚が可能なモンスター>条件による特殊召喚#no_my_monster]]~

-[[《サイバー・ドラゴン》]]
**[[ドロー]][[効果]]を[[適用]]できる[[HERO]] [#list]
―[[上級モンスター]]
#taglist({星5~~6}^HERO^通常モンスター)
#taglist({星5~~6}^HERO^効果モンスター-儀式モンスター-融合モンスター-シンクロモンスター-特殊召喚モンスター)

-[[《ヒーロー・キッズ》]]
―[[最上級モンスター]]
#taglist({星7~~12}^HERO^通常モンスター)
#taglist({星7~~12}^HERO^効果モンスター-儀式モンスター-融合モンスター-シンクロモンスター-特殊召喚モンスター)

-[[《マジック・ストライカー》]]
//**このカードを使用する代表的なデッキ [#deck]
//-[[【】]]

-[[《レベル・ウォリアー》]]
**収録パック等 [#pack]
-[[デュエリストパック−十代編3−]] DP06-JP009 &size(10){[[Super]]};
-[[デュエリストパック−レジェンドデュエリスト編5−]] DP22-JP019

―[[ドロー]][[効果]]を適用できるカード
-[[《E・HERO ネクロダークマン》]]
**FAQ [#faq]
Q:(2)の[[効果]]はいつ[[チェーンブロック]]を作りますか?~
A:[[エンドフェイズ]]です。(08/06/09)

-[[《E・HERO エッジマン》]]
-[[《E・HERO ネオス》]]
Q:[[裏側表示]]のこの[[カード]]を[[リリース]]して[[HERO]][[モンスター]]を[[アドバンス召喚]]した場合、(2)の[[効果]]は[[発動]]しますか?~
A:はい、その場合でも[[発動]]します。(10/02/28)

-[[《D−HERO ダッシュガイ》]]
-[[《D−HERO ダブルガイ》]]
-[[《D−HERO ディアボリックガイ》]]
Q:この[[カード]]を[[リリース]]して[[HERO]][[モンスター]]を[[セット]]した場合、(2)の[[効果]]は[[発動]]しますか?~
A:いいえ、[[発動]]しません。(08/06/09)

-[[《D−HERO ドレッドガイ》]]

-[[《E−HERO マリシャス・エッジ》]]
//上級と最上級は分けてあります。

**収録パック等 [#gf457880]
-[[デュエリストパック−十代編3−]] DP06-JP009 &size(10){[[Super]]};

**FAQ [#j4ed2f48]
Q:[[ドロー]]する[[効果]]はいつ[[チェーンブロック]]を作りますか?~
A:この[[誘発効果]]は[[エンドフェイズ]]に作ります。(08/06/09)

Q:[[裏側表示]]のこの[[カード]]を[[生け贄]]にした場合は[[ドロー]][[効果]]は[[発動]]しますか?~
A:[[調整中]](09/01/20)

Q:このカードを[[生け贄]]にして「[[HERO]]」と名のついたカードを[[生け贄召喚]]した後に[[墓地]]に存在するこのカードがゲームから[[除外]]された場合でも[[エンドフェイズ]]に[[ドロー]]する[[効果]]は[[発動]]しますか?~
Q:この[[カード]]を[[リリース]]して[[HERO]][[モンスター]]を[[アドバンス召喚]]した後に[[墓地]]のこの[[カード]]が[[除外]]された場合、(2)の[[効果]]は[[発動]]しますか?~
A:はい、その場合でも[[発動]]します。(07/10/23)

Q:このカードを[[生け贄]]にして「[[HERO]]」と名のついたカードを[[生け贄召喚]]した後に[[墓地]]に存在するこのカードが[[手札]]や[[デッキ]]に戻った場合でも[[エンドフェイズ]]に[[ドロー]]する[[効果]]は[[発動]]しますか?~
Q:この[[カード]]を[[リリース]]して[[HERO]][[モンスター]]を[[アドバンス召喚]]した後に[[墓地]]のこの[[カード]]が[[手札]]や[[デッキ]]に[[戻った>戻す]]場合、(2)の[[効果]]は[[発動]]しますか?~
A:いいえ、[[発動]]しません。(07/10/23)

Q:[[《暗闇を吸い込むマジック・ミラー》]]が存在する時に「[[HERO]]」の[[生け贄召喚]]によって[[除外]]された場合は[[ドロー]][[効果]]は適用されますか?~
Q:[[《暗闇を吸い込むマジック・ミラー》]]が存在する時に[[HERO]][[モンスター]]の[[アドバンス召喚]]によって[[除外]]された場合、(2)の[[効果]]は[[適用]]されますか?~
A:はい、[[除外]]された場合は[[墓地]]で[[発動]]しないため[[無効]]化されません。(09/01/20)

Q:この[[カード]]を[[生け贄]]とした「[[HERO]]」の[[召喚]]を[[《神の宣告》]]で[[無効]]にした場合は[[ドロー]][[効果]]は[[発動]]しますか?~
Q:この[[カード]]を[[リリース]]した[[HERO]][[モンスター]]の[[召喚]]を[[《神の宣告》]]で[[無効]]にした場合、(2)の[[効果]]は[[発動]]しますか?~
A:いいえ、[[発動]]しません。(09/01/20)

Q:このカードを[[生け贄]]にして「[[HERO]]」と名のついたカードを[[セット]]した場合[[ドロー]]する[[効果]]は[[発動]]しますか?~
A:いいえ、[[発動]]しません。(08/06/09)
//質問だけの投稿は禁止。ここは「質問と、それに対する事務局の回答」の両方を同時に記述する項目です。
//記述する場合、事務局に質問した日付を(05/01/01)のような形式でA:の最後に追加してください。
//未発売カードに限り、『A:(発売をお待ちください)』とセットでコメントアウトに質問を残すことが可能です。
//ルールやカードの処理等についての質問は、公式サイトの「遊戯王カードデータベース」で調べるか、ルール質問BBSを利用してください。

//質問だけの投稿はお止めください。
//ルールやカードの処理等についての質問がございましたら遊戯王エキスパートルールHPで調べるか、ルール質問BBSを利用してください。~
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