遊戯王カードWiki - 《ＥＭディスカバー・ヒッポ》のバックアップ(No.45)

《ＥＭ(エンタメイト)ディスカバー・ヒッポ/Performapal Hip Hippo》 †

効果モンスター
星３/地属性/獣族/攻 800/守 800
(1)：このカードが召喚に成功したターン、
自分は通常召喚に加えて１度だけ、自分メインフェイズに、
レベル７以上のモンスター１体を表側攻撃表示でアドバンス召喚できる。

　効果は最上級モンスター限定の《二重召喚》といったところ。
　必要なリリースの数はそのままだが、召喚済のこのカード自身もリリースできるため、実質的にはあと１体リリースすればいいことになる。

　ただ、このカード自身も召喚権を消費するので、実のところ《ジェスター・コンフィ》や《デビルズ・サンクチュアリ》などの特殊召喚でリリースを揃えるのと手間もカード消費もほとんど変わらない。
　このカードは最上級モンスターのアドバンス召喚以外に使い道がないため、上級モンスターのリリースなどにも使える《ジェスター・コンフィ》等に見劣りする。
　《虚無空間》などで特殊召喚を封じられた状況を想定するにしても、もう１体のリリースを特殊召喚によって確保できない状態ではアドバンス召喚は難しい。
　また、《死皇帝の陵墓》や《帝王の烈旋》の方が使いやすい場合も多い。

　特殊召喚に制限の掛かるデッキでなら出番はある。
　【超重武者】では《超重武者ホラガ－Ｅ》が超重武者以外の特殊召喚を制限するため、特殊召喚を行わず《超重武者ビッグベン－Ｋ》のリリースを揃えられるカードとして重宝される。
　地属性か獣族主体のデッキで、これらのサポートを活かすのも良いだろう。

「ディスカバー(Discover)」は「発見する」という意味。
「カバー」の部分に「カバ」がかかるネーミングとなっている。
英語で「ヒッポ(Hippo)」は口語的表現でカバを意味する。

公式サイトの「熱血！デュエル塾」では、遊矢の相棒でアクションカードを見つける名人として紹介されている。
そのためか、防御カードがなくても攻撃表示で召喚され、アクションカードで攻撃を防ぐという戦術を取っている。
「発見する」という意味の「ディスカバー」を名に持つこのカードには相応しい特性といえる。

遊矢がペンデュラム召喚を使いこなすようになってからは、上級モンスターの展開にはそちらが用いられることが多くなり、効果が活用されにくい状況になっている。
また、アクションカードを探すのが得意という設定や移動手段としての個性も活かされず、他のＥＭに出番を譲りがちな傾向が見られる。
その一方で、画面の切り替え演出等、細かな所での出番は依然として多い。