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 ペンデュラム・効果モンスター
 星1/光属性/魔法使い族/攻 100/守 100
 【Pスケール:青12/赤12】
 (1):自分はEXデッキからしかP召喚できない。
 この効果は無効化されない。
 (2):お互いは自身の魔法&罠ゾーンにセットされているカードの数により以下の効果を適用する。
 ●0枚:自分フィールドのモンスターは攻撃できず、効果を発動できない。
 ●4枚以上:自分フィールドのモンスターの攻撃力は元々の攻撃力の倍になる。
 【モンスター効果】
 (1):このカードが墓地に存在し、自分フィールドに魔法・罠カードがセットされた場合に発動できる。
 墓地のこのカードを自分のPゾーンに置く。
//英語名未表記カード 英語名を表記したらこの部分は削除
//ソース:https://twitter.com/YuGiOh_OCG_INFO/status/857171142502514688

 [[COLLECTORS PACK 2017]]で登場する[[光属性]]・[[魔法使い族]]の下級[[ペンデュラムモンスター]]。~

 [[ペンデュラムスケール]]は12と非常に大きいが、[[エクストラデッキ]]からしか[[ペンデュラム召喚]]できないという[[デメリット]]がある。~
 [[手札]]から[[ペンデュラム召喚]]できないため、2体以上の[[ペンデュラム召喚]]を行うためには[[リンクモンスター]]の併用が必須となる。~
 [[融合・シンクロ・エクシーズのいずれかにも属するペンデュラムモンスター>《覇王黒竜オッドアイズ・リベリオン・ドラゴン》#card]]は[[エクストラデッキ]]からしか[[ペンデュラム召喚]]できないため、それらを出す場合は[[デメリット]]はないも同じ。~
 [[EM]]と[[魔術師]]の[[カテゴリ]]に属するので[[フィールド]]に出すタイミングは選びやすい。~
 [[《法眼の魔術師》]]で[[ペンデュラムスケール]]をコピーするという手もある。~
 (2)の[[効果]]を目当てにそもそも[[ペンデュラム召喚]]しない構築にするのも良い。~

 (2)の[[ペンデュラム効果]]は、[[セット]]された[[魔法・罠カード]]の枚数に応じて[[お互い]]に[[適用]]される[[効果]]。~
 0枚の場合は[[攻撃]]を行えず、[[効果の発動]]ができなくなる[[効果]]。~
 自身が使う場合は[[セット]]する[[手札]]が必要になり、[[攻撃]]前に[[除去]]されると[[ディスアドバンテージ]]が発生してしまう。~
 [[相手]]にも拘束が[[適用]]されるが、[[手札]]から[[通常魔法]]を1枚[[セット]]するだけで解除されてしまう。~
 しかし逆を言えば[[お互い]]に[[攻撃]]前に[[セット]]を強要することになるため[[相手]]の[[攻撃]]時に[[《ツインツイスター》]]などで[[除去]]し、動きを妨害するなど特殊な動きが発生する。~
 [[《ダーク・シムルグ》]]と[[コンボ]]するなどすれば拘束力は上がり、[[《魔封じの芳香》]]も併用できれば[[魔法・罠カード]]および[[モンスター]]の行動を封じれる強固な[[ロック]]となる。~

 4枚以上の場合は全ての[[モンスター]]の[[攻撃力]]が[[元々の攻撃力]]の倍になる[[全体強化]]。~
 [[自分]]が[[ペンデュラム召喚]]を行う場合、[[ペンデュラムモンスター]]で[[魔法&罠ゾーン]]2か所が埋まってしまうので、そのままではこの[[効果]]は[[適用]]できない。~
 [[ペンデュラム召喚]]をそもそも行わないか、[[自壊]]する[[効果]]を持つ[[ペンデュラムモンスター]]を併用する必要がある。~
 [[《黒牙の魔術師》]]や[[《虹彩の魔術師》]]なら[[自壊]]しつつ[[全体強化]]を活かしやすい。~

 この[[効果の適用]]に成功しても、[[攻撃宣言]]時に[[相手]]が[[《サイクロン》]]を1発撃つだけで[[効果の適用]]がなくなり、[[攻撃力]]が元に戻って返り討ちにあってしまう危険性もある。~
 [[相手]]が[[ペンデュラムモンスター]]を利用しない[[デッキ]]だった場合は[[相手]]の[[全体強化]]を補助してしまう。~
 そもそも、いかに大幅な[[全体強化]]とはいえこの[[カード]]を含め5枚の[[魔法・罠カード]]+[[モンスター]]を必要とする以上、[[《くず鉄のかかし》]]等を駆使してさえ見合った[[強化]]手段になり得る状況の方が稀だろう。~
 とはいえ、裏を返せば[[相手]]に[[適用]]された場合の解除が容易ということでもあるため、[[伏せカード]]の[[破壊]]を狙えるようにしておけば[[相手]]が利用しにくくはある。~

 [[モンスター効果]]は、[[魔法・罠カード]]が[[セット]]された場合に、自身を[[墓地]]から[[ペンデュラムゾーン]]に[[置く]][[効果]]。~
 [[墓地]]から自己[[サルベージ]]できる[[効果]]自体は便利であるが、この[[カード]]は[[ペンデュラムモンスター]]である為、[[手札コスト]]や[[墓地肥やし>墓地を肥やす]]で能動的に[[墓地へ送る]]手段が求められる。~

 [[汎用性]]の高い[[効果]]のため腐りにくく[[発動]]した後に再度[[セット]]される[[《くず鉄のかかし》]]とは相性が良い。~
 [[《プロキシー・ドラゴン》]]や[[《ディフェンスゾーン》]]で守れば[[デメリット]][[適用]]を防ぎやすくなる。~

 [[手札]]から[[ペンデュラム召喚]]できない[[デメリット]]や「4枚以上」の[[効果]]と[[ペンデュラム召喚]]との相性の悪さから、[[【EM】]]や[[【魔術師】]]でも扱いづらさは否めない。~
 唯一の[[レベル]]1[[魔術師]][[ペンデュラムモンスター]]なので、[[《調弦の魔術師》]]で[[レベル]]5の[[シンクロ召喚]]が可能になる点で差別化できるが、[[エクストラデッキ]]の圧迫を考えるとこれだけでは厳しいか。~
 むしろ、[[ペンデュラム召喚]]を行わずに[[魔法・罠カード]]を大量に[[セット]]するような[[デッキ]]の方が相性が良いだろう。~

-[[【フルモンスター】]]にとっては天敵というべき[[カード]]であり、[[手札]]や[[墓地]]の[[モンスター効果]]か[[ペンデュラム効果]]で[[除去]]しない限り身動きがとれなくなる。~
最も現実的な対処法は[[《エキセントリック・デーモン》]]の[[ペンデュラム効果]]で[[破壊]]することであろう。~

-[[EM]]・[[魔術師]]の両方に属するのはこの[[カード]]が初。~
また、元々の[[ペンデュラムスケール]]が12の[[カード]]も初である。~

-原作・アニメにおいて―~
アニメARC-Vの「遊矢vs零児」(3戦目)で遊矢が使用。~
[[《覇王黒竜オッドアイズ・リベリオン・ドラゴン》]]の[[ペンデュラム効果]]により[[デッキ]]から[[ペンデュラムゾーン]]に置かれる。~
[[ペンデュラム召喚]]を行った後に自身の(4)の[[ペンデュラム効果]]を[[発動]]し(後述参照)、[[お互い]]に身動きが取れない状況となり、[[お互い]]が[[アクションカード>魔法カード]]を求める展開に持ち込んだ。~
先に[[アクションカード>魔法カード]]5枚を[[セット]]した遊矢が有利になるが、直後に[[手札]]の《DD魔導賢者アルベルト》の[[効果]]を利用して零児も5枚を揃え、今度は零児が有利となった。~
最終的に《EMイグニッション・イーグル》の[[ペンデュラム効果]]で[[除外]]され、全ての[[モンスター]]の[[攻撃力]]は元に戻った。~

--アニメでの[[テキスト]]は以下の通り。~
 【ペンデュラム効果】
 お互いのプレイヤーはそれぞれ以下の効果を得る。 
 (1):自分がカードをセットした場合に発動する。そのターンを終了する。
 (2):自分がドローフェイズ以外でカードを手札に加えた場合に発動できる。
 そのカードをセットする。
 (3):自分の魔法&罠ゾーンにセットされたカードが4枚以下の場合、自分はドローフェイズをスキップできる。
 スキップしなかった場合、自分はターン終了時まで魔法・罠カードをセットできない。
 (4):自分の魔法&罠ゾーンにセットされたカードが4枚以下の場合、
 自分フィールドのモンスターの攻撃力は0になり、攻撃できず、効果を発動できない。
 (5):自分の魔法&罠ゾーンにセットされたカードが5枚の場合に発動できる。
 このカードの(1)(2)の効果の発動を無効にする。
 その後、自分フィールドの全てのモンスターの元々の攻撃力は倍になる。
 【モンスター効果】
 (1):お互いのプレイヤーはそれぞれ自身のモンスターゾーンにPモンスターが5体存在する場合、以下の効果を得て発動できる。
 ●自分フィールドの全てのモンスターの元々の攻撃力は倍になり、直接攻撃できない。
このままでは流石に拘束力が強すぎて[[デュエル]]が停滞化しかねないので、[[OCG]]では全体的に拘束力が弱まり、[[モンスター効果]]は全く別物になっている。~
また、[[ペンデュラムゾーン]]と[[魔法&罠ゾーン]]が一体化した[[新マスタールール]]に合わせるためか、(5)の[[効果]]に相当する[[効果]]が4枚以上となっている。~

---[[ペンデュラム効果]]の[[テキスト]]は349文字であり、アニメ内で確認できた[[ペンデュラム効果]]の中では最多の文字数となる。~
[[ペンデュラム効果]]を記す場所は[[モンスター効果]]に比べて範囲が狭いこともあり、公式サイトで確認できるこの[[カード]]の[[ペンデュラム効果]]の文字は非常に細かく、読解が難しいレベルである。~

---[[テキスト]]を見る限りは、(4)の[[ペンデュラム効果]]はこの[[カード]]が[[ペンデュラムゾーン]]に置かれた瞬間から[[適用]]される[[効果]]のはずである。~
しかし作中では[[ペンデュラムゾーン]]に置かれた後に[[お互い]]が《DDD超死偉王ホワイテスト・ヘル・アーマゲドン》・《EMイグニッション・イーグル》の[[モンスター効果]]を[[発動]]している。~
その後に遊矢が「[[ペンデュラム効果]]を[[発動]]」と述べてから[[ペンデュラム効果]]が[[適用]]されており、[[テキスト]]と実際の[[効果]]が矛盾している。~

---この[[カード]]が[[ペンデュラムゾーン]]に置かれる前に[[永続魔法]]・[[永続罠]]を使用していた場合、その[[プレイヤー]]は永続的に[[ロック]]がかかることになる。~
零児は作中で行った[[デュエル]]でこの[[デュエル]]のみ[[永続魔法]]・[[永続罠]]の[[契約書]]を使用していないのだが、この[[効果]]との辻褄合わせもあったのだろう。~

--(4)の[[ペンデュラム効果]]を[[発動]]した後は、[[お互い]]が「[[ドローフェイズ]]を[[スキップ]]して[[アクションカード>魔法カード]]を拾う⇒[[セット]]⇒[[ターン]]エンド」という流れを9[[ターン]]にも渡って続けることになった。~
[[カードの効果]]の都合上仕方ないが、[[ドローフェイズ]]で新たな[[カード]]を[[ドロー]]して[[デュエル]]を進めるといった遊戯王シリーズでは、「[[ドロー]][[セット]]ゴー」がここまで続くというのは異例の状況である。~

---この間[[お互い]]が縦横無尽に動き回って[[アクションカード>魔法カード]]を拾い続けたが、作中では「(遊矢は)自分が得意とする展開に零児を巻き込んだ」と評されている。~
実際の[[デュエル]]でも[[自分]]の[[モンスター]]とローラースケートの補助もあって遊矢の方が先に[[アクションカード>魔法カード]]5枚を集めているので、戦術としては成立している。~


//-コナミのゲーム作品において―~

**関連カード [#card]
-[[EM]]
-[[魔術師]]

//―《EM五虹の魔術師》の姿が見られる[[カード]]
//他のカードにこのカードのイラストが含まれている場合、そのカードをリンク

//**このカードを使用する代表的なデッキ [#deck]
//-[[【】]]

**収録パック等 [#pack]
-[[COLLECTORS PACK 2017]] CP17-JP005  &size(10){[[Ultra]],[[Collectors]]};

//**FAQ [#faq]
//***(1)の効果について [#faq1]
//Q:~
//A:

//質問だけの投稿は禁止。ここは「質問と、それに対する事務局の回答」の両方を同時に記述する項目です。
//記述する場合、「事務局に電話で回答をもらった日付」「回答メールに記載された日付」「公式データベースに回答が掲載された日付」を(05/01/01)のような形式でA:の最後に追加してください。
//未発売カードに限り、『A:(発売をお待ちください)』とセットでコメントアウトに質問を残すことが可能です。
//ルールやカードの処理等についての質問は、公式サイトの「遊戯王カードデータベース」で調べるか、ルール質問BBSを利用してください。

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