*《&ruby(ナンバーズ){No.};1 インフェクション・バアル・ゼブル》 [#top]
 エクシーズ・効果モンスター
 ランク8/闇属性/悪魔族/攻3000/守2500
 レベル8モンスター×2体以上
 このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
 (1):このカードがX召喚した場合に発動できる。
 相手のEXデッキを確認し、その内の1枚を墓地へ送る。
 (2):このカードのX素材を1つ取り除き、相手フィールドのカード1枚を対象として発動できる。
 そのカードを破壊する。
 この効果で表側表示モンスターを破壊した場合、さらにその攻撃力の半分のダメージを相手に与える。
 (3):自分スタンバイフェイズに発動できる。
 相手の墓地のカード1枚をこのカードのX素材とする。
//英語名未表記カード 英語名を表記したらこの部分は削除
//ソース:https://twitter.com/YuGiOh_OCG_INFO/status/1663877990130827264

 [[ANIMATION CHRONICLE 2023]]で登場する[[闇属性]]・[[悪魔族]]の[[エクシーズモンスター]]。~
 [[エクシーズ召喚に成功した]]場合に[[相手]]の[[エクストラデッキ]]を[[確認]]して1枚を[[墓地へ送る]]効果、[[相手]][[フィールドのカード]]1枚を[[破壊]]し、それが[[表側表示]][[モンスター]]ならばその[[攻撃力]]の半分の[[ダメージ]]を与える[[効果]]、[[自分]][[スタンバイフェイズ]]に[[相手]][[墓地]]の[[カード]]1枚を自身の[[エクシーズ素材]]とする[[効果]]を持つ。~

 (1)は[[相手]]の[[エクストラデッキ]]の[[確認]]と[[墓地送り>墓地へ送る]]。~
 [[先攻]]1[[ターン]]目等の序盤に[[デッキ]]の[[キーカード]]を[[墓地へ送る]]事ができればその後の[[デュエル]]を優位にできる。~
 [[墓地]][[効果]]を持つ[[カード]]を選ぶと損失になるが、[[相手]]の[[エクストラデッキ]]の[[カード]]全てがその様な[[カード]]で埋まっている事はそうは無いだろう。~
 [[任意効果]]であるため、[[相手]]の[[エクストラデッキ]]にその様な[[カード]]が積まれている事が事前に判明(予想)できているのならば[[発動]]しない選択肢も考えられる。~

 (2)は[[相手]][[フィールドのカード]]の[[破壊]]と条件付きの[[バーン]]。~
 [[対象を取る>対象をとる(指定する)効果]][[効果破壊]]である以上防がれやすいものの、[[カードの種類]]や表裏を問わない[[除去]]なので[[汎用性]]自体は高い。~
 [[表側表示]][[モンスター]]を[[破壊]]すればそれなりの[[バーン]]も与えられるので、その後の[[攻撃]]も通せれば[[フィニッシャー]]にもしやすい。~
 なお、参照する[[攻撃力]]は[[フィールド]]の数値なので、[[自己強化]]する[[モンスター]]には相性が良い反面、[[弱体化]][[カード]]と併用する際には注意したい。~

 (3)は[[相手]][[墓地]]の[[カード]]の[[エクシーズ素材]]化。~
 [[自分]][[スタンバイフェイズ]]とやや遅いのは欠点だが、[[蘇生]]した場合などでも[[エクシーズ素材]]を確保する事で(2)を利用できるようになるのはありがたい。~
 枚数は少ないが、[[カードの種類]]は問わない点も含めて[[相手]]の[[墓地]]利用の妨害に役に立つ事もあるだろう。~

 3つの[[効果]]はいずれも[[汎用性]]が高く、[[デッキ]]を問わず使用可能なものなので、汎用[[ランク]]8の一角として採用する事も十分に検討できる。~
 特に[[効果の発動]]後等に[[闇属性]][[縛り]]がかかる[[カード]]を使用する場合には有用な選択肢となるだろう。~
 [[種族]]面では、[[【暗黒界】]]・[[【ラビュリンス】]]・[[【破械】]]等が[[ランク]]8を採用できる[[【悪魔族】]]であり、特に[[【ラビュリンス】]]や[[【破械】]]は[[悪魔族]][[縛り]]が生じやすい点でも選択肢として検討できる。~
 逆に[[【暗黒界】]]では[[悪魔族]][[縛り]]が生じにくいため、[[《宵星の機神ディンギルス》]]・[[《No.22 不乱健》]]等より優先して採用できるかはよく考えたい。~
 [[《魔界特派員デスキャスター》]]は[[効果]]で[[手札]]を[[捨て>捨てる]]つつ、[[墓地]]の[[悪魔族]]を[[蘇生]]できるが、[[発動]]後に[[悪魔族]][[縛り]]が生じるため、あちらを採用する場合は採用を検討できるか。~
 その他、[[【デーモン】]]において[[《戦慄の凶皇−ジェネシス・デーモン》]]を使用する際にはあちらの制約下でも出せる[[エクシーズモンスター]]となる。~

 (1)は [[エクシーズ素材]]の消費なしで使え、遅いとはいえ自力で[[エクシーズ素材]]を調達できるため、[[《No.99 希望皇ホープドラグナー》]]で[[特殊召喚]]する候補としても良いか。~
 ただし、その場合はより汎用性の高い[[《No.41 泥睡魔獣バグースカ》]]・[[《No.38 希望魁竜タイタニック・ギャラクシー》]]等がライバルとなる。~

-[[悪魔族]]の[[ランク]]8[[エクシーズモンスター]]では初の、[[エクシーズ素材]]に縛りがない[[エクシーズモンスター]]である。~
この[[カード]]以外の[[悪魔族]]の[[ランク]]8[[エクシーズモンスター]]はいずれも[[エクシーズ素材]]に[[DD]]を指定しており、上記の[[《戦慄の凶皇−ジェネシス・デーモン》]]を[[エクシーズ素材]]として処分することができなかった。~

-[[イラスト]]では、右胸元にあたる場所に、自身の数字である「01」が描かれている。~

-この[[カード]]の[[OCG]]化を以て、アニメ・漫画ZEXALに登場した[[No.]]の未[[OCG]]化は《No.10 黒輝士イルミネーター》を残すのみとなった。~
あちらは既に存在する[[《No.10 白輝士イルミネーター》]]から[[カード名]]と[[属性]](と[[イラスト]])が変わっただけの存在であり、実質的な新規[[カード]]という観点では最後に[[OCG]]化された[[No.]]と言ってよい。~

-アニメでハエが強調されていた点とその[[種族]]から、モチーフは「蠅の王」である[[ベルゼブブ>《魔王龍 ベエルゼ》]](ギリシャ語形では[[ベルゼブル>《インフェルノイド・ベルゼブル》]])だろう。~
「インフェクション」は[[《アモルファージ・インフェクション》]]を、「バアル」は[[《インフェルノイド・ヴァエル》]]をそれぞれ参照。~

-原作・アニメにおいて―~
アニメZEXAL&ruby(セカンド){II};の「カイト(途中で遊馬に引き継ぎ)vs Mr.ハートランド」戦でMr.ハートランドが使用した「偽りの[[No.]]」。~
[[レベル]]8となった《インフェクション・フライ》3体で[[エクシーズ召喚]]される。~
カイトの[[エクストラデッキ]]から[[《No.2 蚊学忍者シャドー・モスキート》]]を[[墓地へ送り>墓地へ送る]]、即座に自身の[[エクシーズ素材]]とした。~
[[攻撃力]]4500となっていた[[《銀河眼の光子竜》]]を[[破壊]]して[[バーン]]による[[1ターンキル]]を狙ったが、[[通常罠]]《プリベント・ドロー》で[[ダメージ]]が半減したため失敗。~
(この際の[[バーン]]の衝撃と体調不良によりカイトが対戦を続行できない状態となり、丁度そのタイミングでアストラル世界から帰還した遊馬が[[デュエル]]を引き継いだ。)~
(この際の[[バーン]]の衝撃と体調不良によりカイトが対戦を続行できない状態となり、丁度そのタイミングでアストラル世界から帰還した遊馬が[[デュエル]]を引き継いだ)~
続く[[直接攻撃]]で[[フィニッシャー]]を狙うも、《プリベント・ドロー》にあった[[ドロー]][[効果]]で[[《虹クリボー》]]を引かれ、あちらの[[効果]]で防がれた。~
返しの[[ターン]]に[[《ダブル・アップ・チャンス》]]で[[攻撃力]]を上げられた[[《No.39 希望皇ホープ》]]に[[攻撃]]され、[[戦闘破壊]]された。~
(なお、この[[カード]]の[[戦闘破壊]]を[[永続罠]]《インフェクション・ミーディアム》の[[トリガー]]とした事で、[[デュエル]]の続行には繋げている。)~
(なお、この[[カード]]の[[戦闘破壊]]を[[永続罠]]《インフェクション・ミーディアム》の[[トリガー]]とした事で、[[デュエル]]の続行には繋げている)~
[[デュエル]]後に用済みとなった彼を巻き込む形で他の「偽りの[[No.]]」と共に燃え上がり消滅した。~

--アニメ版の[[テキスト]]は以下の通り。~
 レベル8モンスター×3
 このカードがエクシーズ召喚に成功した時、
 相手のエクストラデッキからモンスター1体を選択して墓地へ送る事ができる。
 このカードは「No.」と名のつくモンスター以外との戦闘では破壊されない。
 1ターンに1度、相手の墓地に存在する「No.」と名のつくモンスター1体を
 このカードの下に重ねてエクシーズ素材とする事ができる。
 1ターンに1度、このカードのエクシーズ素材1つを取り除いて発動する事ができる。
 相手フィールド上に存在するカード1枚を選択して破壊する。
 破壊したカードがモンスターカードだった場合、そのモンスターの攻撃力分のダメージを相手ライフに与える。
[[OCG]]化の際に[[エクシーズ素材]]が「3体以上」から「2体以上」へと緩和された事で、出しやすさの点では強化された。~
[[効果]]を比べると[[バーン]]数値は半減し、[[エクシーズ素材]]化は選べる[[カード]]の選択肢は大きく広がった代わりに[[発動]]タイミングは遅くなった。~
---[[バーン]]の半減はカードパワーの調整と、上記の《プリベント・ドロー》による作中の再現の両立を兼ねたものだろう。~
---また、[[イラスト]]は[[OCG]]化の際に構図と背景が描き直されており、アニメでは黄緑と虹色のような背景に棒立ちしている[[イラスト]]であった。~

--[[エクシーズ召喚]]時の口上は「現れろNo.1!ダークな羽音がファンタスティックに木霊するアメージングなハエの王!インフェクション・バアル・ゼブル!」

--[[相手]][[墓地]]から[[《No.2 蚊学忍者シャドー・モスキート》]]を[[エクシーズ素材]]とする際、カイトの肉体に多大なダメージを与えている。~
「偽りの[[No.]]」は所持者の肉体に根を張り、それが引き抜かれることで大きなダメージを発生させる作用があり、この[[カード]]の[[効果]]で2度にわたって[[《No.2 蚊学忍者シャドー・モスキート》]]が移動させられたことで(バリアン化した世界による負荷も込みだが)ダメージはより大きなものになっていた。~
また、これを利用してMr.ハートランドは「偽りの[[No.]]」を手元に回収する事にも利用しており、言わば[[デュエル]]外での盤外戦術も兼ねた[[効果]]であった。~

--Mr.ハートランドはこのカードを「全ての[[ナンバーズ>No.]]の1番!ナンバーワンだ!」「1こそ全ての始まり」「出席番号1!」と讃え、その番号を大いに気に入っていた。~
もっとも、実際には[[本物のNo.1>《No.1 ゲート・オブ・ヌメロン−エーカム》]]は別に存在していたのだが。~
---因みに、Mr.ハートランドは他の仲間が使用していた[[No.2>《No.2 蚊学忍者シャドー・モスキート》]]・[[3>《No.3 地獄蝉王ローカスト・キング》]]・[[4>《No.4 猛毒刺胞ステルス・クラーゲン》]]が偽物であることを把握していた。~
---なお、Mr.ハートランドは他の仲間が使用していた[[No.2>《No.2 蚊学忍者シャドー・モスキート》]]・[[3>《No.3 地獄蝉王ローカスト・キング》]]・[[4>《No.4 猛毒刺胞ステルス・クラーゲン》]]が偽物であることを把握していた。~
自分の使用する物のみが本物の[[No.]]と認識していたのだが、実際には上記の通り他の[[カード]]と同様に偽物であった。~
--アニメにおける偽の[[No.]]においては[[ランク]]とナンバーズの数値が一致していたが、このカードのみ一致していない。
--アニメにおける他の偽[[No.]]は[[ランク]]とナンバーズの数値が一致していたが、このカードは一致していない。

//-コナミのゲーム作品において―~

**関連カード [#card]
-[[No.]]

-[[《No.1 ゲート・オブ・ヌメロン−エーカム》]]

//―《No.1 インフェクション・バアル・ゼブル》の姿が見られる[[カード]]
//他のカードにこのカードのイラストが含まれている場合、そのカードをリンク

//**このカードを使用する代表的なデッキ [#deck]
//-[[【】]]

**収録パック等 [#pack]
-[[ANIMATION CHRONICLE 2023]] AC03-JP013 &size(10){[[Super]],[[Secret]],[[Collectors]]};

//**FAQ [#faq]
//***(1)の効果について [#faq1]
//Q:~
//A:

//質問だけの投稿は禁止。ここは「質問と、それに対する事務局の回答」の両方を同時に記述する項目です。
//記述する場合、「事務局に電話で回答をもらった日付」「回答メールに記載された日付」「公式データベースに回答が掲載された日付」のいずれかを(05/01/01)のような形式でA:の最後に追加してください。
//未発売カードに限り、『A:(発売をお待ちください)』とセットでコメントアウトに質問を残すことが可能です。
//ルールやカードの処理等についての質問は、公式サイトの「遊戯王カードデータベース」で調べるか、ルール質問BBSを利用してください。
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