No(ナンバーズ).11 ビッグ・アイ》

エクシーズ・効果モンスター
ランク7/闇属性/魔法使い族/攻2600/守2000
レベル7モンスター×2
1ターンに1度、このカードのエクシーズ素材を1つ取り除き、
相手フィールド上のモンスター1体を選択して発動できる。
選択したモンスターのコントロールを得る。
この効果を発動するターン、このカードは攻撃できない。

 ザ・ヴァリュアブル・ブック14 付属カードで登場した闇属性魔法使い族エクシーズモンスター

 効果は非常に強力で、禁止カード《心変わり》をさらに永続的なコントロール奪取としたものである。
 そのターン、このカード攻撃できなくなるものの、コントロール奪取したモンスターには一切のデメリットがない。
 相手モンスター表示形式に関係なく、しかもノーコストでコントロール奪取できる能力は、大幅なアドバンテージになることが多い。
 コントロール奪取効果を持つカードは、デメリット付きや対象に制限あるものでも禁止・制限カードが多く、このリターンは非常に大きなものである。

 しかし、その強力な効果に見合って、召喚条件も厳しい。
 最上級モンスター、それも《トレード・イン》を使用できないレベル7を2体並べるのは難しい。
 同じ魔法使い族レベル操作の可能な《ガガガマジシャン》は検討に値するが、それでももう1体はレベル7のモンスターが必要となる。

 妥協召喚を行える《霧の王》《可変機獣 ガンナードラゴン》魔力カウンターを使い切った《アーカナイト・マジシャン》等が、まず候補に上がるだろう。
 《デブリ・ドラゴン》《ブラック・ボンバー》も、消費1枚でレベル7のシンクロモンスターになれる。
 特殊召喚の容易さに着目すれば、《冥府の使者ゴーズ》《Sin 真紅眼の黒竜》等も良い。
 特に後者は、特殊召喚後に《闇次元の解放》発動する事でこのカードを即座にエクシーズ召喚可能。
 エクシーズ素材にすると自身の効果は活かせなくなるが、《マシンナーズ・フォートレス》《ダーク・シムルグ》等も墓地蘇生が容易。
 《光神化》からの《地獄の暴走召喚》や、レベル7の《アテナ》を軸とする天使族でもいいだろう。
 通常モンスターならば、サポートカードが多い《E・HERO ネオス》《ブラック・マジシャン》も良い。
 植物族でも、リクルート蘇生カードに対応する《スプリット・D・ローズ》特殊召喚効果を持つ《魔天使ローズ・ソーサラー》《コピー・プラント》等を使用すれば無理なく出せる。
 また《召喚僧サモンプリースト》を利用し、《ガガガマジシャン》特殊召喚してから《共振装置》を使用すれば出せる。

 そのままでも強力な場合が多いレベルモンスターエクシーズ素材にする都合上、大変重いモンスターである。
 エクシーズ召喚するタイミングを見計らい、できる限り強力なモンスターコントロール奪取し、アドバンテージを稼ぎたい。
 そのためにも、《神の警告》《奈落の落とし穴》等の召喚妨害系カードだけは阻止しておきたい。

関連カード

収録パック等