*《&ruby(ナンバーズ){No.};33 &ruby(オーパーツ){先史遺産};−&ruby(ちょうへいき){超兵器};マシュ=マック/Number 33: Chronomaly Machu Mech》 [#yb4813bd]
 エクシーズ・効果モンスター
 ランク5/光属性/機械族/攻2400/守1500
 レベル5モンスター×2
 1ターンに1度、このカードのエクシーズ素材を1つ取り除き、
 相手フィールド上に表側表示で存在するモンスター1体を選択して発動できる。
 選択したモンスターの攻撃力と、その元々の攻撃力の差分のダメージを相手ライフに与え、
 与えたダメージの数値分だけこのカードの攻撃力をアップする。

 [[RETURN OF THE DUELIST]]で登場した[[光属性]]・[[機械族]]の[[エクシーズモンスター]]。~
 [[相手]][[モンスター]]1体の[[攻撃力]]の変動分[[ダメージ]]を与え、さらにその数値分[[自己強化]]する[[起動効果]]を持つ。~

 [[レベル]]5×2と[[エクシーズ素材]]はやや重く、[[モンスター効果]]を使用できる状況もかなり限定的。~
 大体の状況では、同じ[[ランク]]5の[[《No.61 ヴォルカザウルス》]]で[[除去]]しつつ[[効果]][[ダメージ]]を与え、[[《迅雷の騎士ガイアドラグーン》]]につなげて[[攻撃]]した方が有効である。~
 ただ、[[相手]][[モンスター]]の[[攻撃力]]が大きく変化している状況では容易に[[1ターンキル]]しうる爆発力を秘めた[[カード]]でもあるため、専用[[デッキ]]を組めば大きな活躍が期待できる。~

 [[攻撃力]]の変動は、[[元々の攻撃力]]から変化していればアップ・ダウンのどちらでも構わない。~
 もちろん、[[攻撃力]]をダウンさせて[[戦闘ダメージ]]も増加させたほうが有効であり、できるだけ0に近い数値にできる[[カード]]がよいだろう。~
 [[《ミニマム・ガッツ》]]を[[攻撃力]]1900以上の[[モンスター]]に、または[[《魔界の足枷》]]を[[攻撃力]]2900以上の[[モンスター]]に使用し、この[[カード]]の[[効果]]と[[攻撃]]を決めると[[1ターンキル]]となる。~

 [[【ガガガ】]]では[[《ガガガマジシャン》]]と[[《ガガガガール》]]から[[エクシーズ召喚]]する筆頭候補である。~
 [[《ガガガガール》]]の[[効果]]で[[攻撃力]]を0にした[[モンスター]]の[[元々の攻撃力]]が2800以上なら、[[バーン]]とこの[[カード]]の[[攻撃]]で[[1ターンキル]]となる。~
 [[【先史遺産】]]では[[《先史遺産カブレラの投石機》]]・[[《No.36 先史遺産−超機関フォーク=ヒューク》]]・[[《ゴルゴニック・ガーディアン》]]・[[《輝光子パラディオス》]]と4種類の[[攻撃力]]を0にする[[効果]]を持つ[[モンスター]]と併用でき、容易に[[1ターンキル]]を成立させることができる。~

 特定の[[モンスター]]を[[相手]]にした場合、無類の強さを誇る。~
 [[《力の代行者 マーズ》]]や[[《紅蓮魔獣 ダ・イーザ》]]等の自身の[[効果]]で[[攻撃力]]を増加させる[[モンスター]]にとっては天敵である。~
 比較的採用率の高い[[《冥府の使者ゴーズ》]]によって[[特殊召喚]]される[[冥府の使者カイエントークン]]や[[《トラゴエディア》]]相手にも有効。~

-[[効果]][[ダメージ]]の数値分だけ[[攻撃力]]が上昇するため、[[効果]][[ダメージ]]を与えることができなかった場合は[[攻撃力]]も上昇しない。~

-[[《勝利の方程式》]]が使える[[環境]]では、このカードを容易に[[特殊召喚]]可能。~
それ自体は他の[[No.]]も同様ではあるが、この[[カード]]の場合は[[特殊召喚]]の過程を省いた分の余裕で[[1ターンキル]]を狙いやすく、特に相性が良い。~
狙ってみても良いし、逆に狙われる事を考えて対策を取る事も必要となるだろう。

-参照するのは「現在の[[攻撃力]]−[[元々の攻撃力]]」の絶対値である。~
[[《進化する人類》]]などにより、[[元々の攻撃力]]そのものを変化しただけの[[モンスター]]は[[効果]]の[[対象]]に選択できない。~

-[[イラスト]]では、下部の柱の前面に自身のナンバーである「33」が書かれている。~

-VJの[[《No.6 先史遺産アトランタル》]]の袋とじでは、この[[カード]]の収録パックが[[GAOV>GALACTIC OVERLORD]]と誤記されている。~

-公式サイトの「かーどビング通信」における[[【先史遺産】]]の[[デッキ]]レシピでは、[[キーカード]]として紹介されている。~
2タイプのレシピが挙げられているのだが、いずれも様々な防御[[カード]]で場を持たせながら、[[《ミニマム・ガッツ》]]や[[《魔界の足枷》]]で[[相手]][[モンスター]]を[[弱体化]]させ、この[[カード]]の[[モンスター効果]]で勝負を決める事を目的としている。~
//公式サイト: ttp://www.yugioh-card.com/japan/topics/?20120613

-空中に浮かぶ巨大な建造物、という点は「マチュ=ピチュ」をモチーフにしているものと思われる。~
インカ文明が残した「空中都市」と呼ばれる遺跡で、山裾から確認できない高所に建造されたことからこの名前で称されている。~

--また、下記の[[攻撃]]名の中にある「ヴリル(Vril)」とは、[[アトランティス>《伝説の都 アトランティス》]]に存在したエネルギーである。~
[[オリハルコン>《オレイカルコス・シュノロス》]]製戦闘用飛行船の動力源でもあり、そのためか、[[イラスト]]の中央部には水色の光が蓄えられている。~
建造物であり[[岩石族]]にも見えるが、[[機械族]]になっているのはそのためだろう。

-[[英語名]]からは「超兵器」の部分が丸々抜け落ちている。~

-原作・アニメにおいて―~
//複数回召喚モンスターの前例にならって初回と印象的な使用のみにまとめます。
アニメZEXALシリーズにて&ruby(スリー){III};が主力として使用する[[ナンバーズ>No.]]。~
「遊馬&カイトvsIII&&ruby(フォー){IV};」戦で初登場。~
[[《先史遺産ゴールデン・シャトル》]]と[[《先史遺産モアイ》]]を[[エクシーズ素材]]として[[エクシーズ召喚]]される。~
[[永続罠]]《&ruby(ストーンヘンジ・シールド){環状列石の結界};》による[[《銀河眼の光子竜》]]の[[弱体化]]と[[《先史遺産−ピラミッド・アイ・タブレット》]]による自身の[[強化]]を[[トリガー]]に[[バーン]]を行う。~
その後も[[《ナンバーズ・ウォール》]]で守られ残り続けていたが、最終的に[[《超銀河眼の光子龍》]]に[[戦闘破壊]]された。~
「遊馬vsIII」戦でも使用され、[[デュエル]]終了後、[[《No.6 先史遺産アトランタル》]]と共にアストラルに回収された。~
ZEXAL&ruby(セカンド){II};では、アストラルから[[No.]]を引き継いだ遊馬が[[《No.6 先史遺産アトランタル》]]と共にIIIに手渡し、「遊馬&IIIvs蝉丸」戦にて使用した。~
[[攻撃]]名は「ヴリルの火」、[[効果]]名は「インフィニティ・キャノン」。~

--アニメでは、[[フィールド]]上の[[モンスター]]の[[攻撃力]]が変化した時、その数値だけ[[相手]]に[[ダメージ]]を与える[[効果]]だった。~
//モンスターアカデミー第14回より
[[自分]][[モンスター]]も[[トリガー]]にできる点、変化時に即座に[[チェーン]]できる点、回数制限が無い点ではOCGより強力だが、永続的な変化に後出しでも対応できる点や、[[攻撃力]]上昇[[効果]]が付与されたことを考えれば、通常使用においては全体的に強化されたといえよう。~

---[[《ファントム・オブ・カオス》]]などの[[元々の攻撃力]]が0扱いな高打点[[モンスター]]と合わせると強力な[[バーン]]が出来てしまうので、この変更はやむを得ないこととも言える。

---アニメZEXALIIに登場した《CNo.103 神葬零嬢ラグナ・インフィニティ》も同じような[[効果]]を持っている。~
こちらは対象が[[相手]][[モンスター]]1体に限定されている。
//ttp://static4.wikia.nocookie.net/__cb20131124103250/yugioh/images/8/81/NumberC103RagnaInfinity-JP-Anime-ZX.png

--[[効果]]を[[発動]]した際には壁面から無数の大砲が現れ、[[相手]]に対して一斉掃射し[[ダメージ]]を与える。~
また、[[攻撃]]時には天に向かって光線を放ち、そこから発生した巨大な火球を[[相手]]にぶつける。~
「遊馬vsIII」戦ではこの「ヴリルの火」の他に、塔の先端から発した青い光線での[[攻撃]]も行っていた。

--主要キャラが使用する[[No.]]では初めて、変形前の姿が登場していない。~

--アストラルがこの[[カード]]と[[《No.6 先史遺産アトランタル》]]から得た記憶は、「人間界に関する様々な知識の記憶」であった。~

--アニメ5D'sの「遊星vsアンチノミー」戦にて、遊星が類似[[効果]]を持つ、《バランス・シューター》を使用している。~

//-コナミのゲーム作品において―~

**関連カード [#u782eb04]
-[[No.]]
-[[先史遺産]]
-[[オーパーツ]]

-[[《ブラックフェザー・ドラゴン》]]

―《No.33 先史遺産−超兵器マシュ=マック》の姿が見られる[[カード]]

-[[《No.6 先史遺産アトランタル》]]

**このカードを使用する代表的なデッキ [#u86c925b]
-[[【先史遺産】]]
-[[【ガガガ】]]

**収録パック等 [#n9a4422f]
-[[RETURN OF THE DUELIST]] REDU-JP043 &size(10){[[Ultra]],[[Ultimate]]};
-[[コレクターズパック−ZEXAL編−]] CPZ1-JP020 &size(10){[[Rare]]};

**FAQ [#p69c1b23]
Q:[[効果解決時]]に[[相手]][[モンスター]]が[[フィールド]]上に[[表側表示]]で存在しなくなった場合、どうなりますか?~
A:その場合、[[ダメージ]]を与えて[[攻撃力]]がアップする[[効果]]は[[適用]]されません。(12/04/19)

Q:[[ダメージ]]と数値アップは同時に行う扱いですか?~
A:はい、同時に行う扱いです。(12/04/14)

Q:[[攻撃力]]の変化していない[[モンスター]]を[[対象]]に[[効果]]を[[発動]]できますか?~
A:いいえ、できません。(12/04/23)

Q:自身の[[効果]]で[[攻撃力]]3000の[[《ワイトキング》]](変動した数値は[[元々の攻撃力]]扱い)を[[対象]]に[[効果]]を[[発動]]できますか?~
A:いいえ、[[発動]]自体ができません。(12/04/23)

Q:自身の[[効果]]で[[攻撃力]]3000の[[《ワイトキング》]]に[[《収縮》]]を[[発動]]し[[攻撃力]]を1500としました。~
  この場合、[[効果]]を[[発動]]できますか?~
A:はい、[[発動]]でき1500の[[ダメージ]]と強化を行います。(12/04/23)

Q:自身の[[効果]]で[[攻撃力]]2400の[[《トラゴエディア》]](変動した数値は[[元々の攻撃力]]扱いではない)を[[対象]]に[[効果]]を[[発動]]できますか?~
A:はい、[[発動]]でき2400のダメージと強化を行います。(12/04/23)