No.(ナンバーズ)42 スターシップ・ギャラクシー・トマホーク》

エクシーズ・効果モンスター
ランク7/風属性/機械族/攻   0/守3000
レベル7モンスター×2
1ターンに1度、このカードのエクシーズ素材を2つ取り除いて発動できる。
自分フィールド上に「バトル・イーグル・トークン」
(機械族・風・星6・攻2000/守0)を可能な限り特殊召喚する。
この効果を発動したターン、相手プレイヤーが受ける戦闘ダメージは0になる。
また、この効果で特殊召喚したトークンはこのターンのエンドフェイズ時に破壊される。

 Vジャンプ(2013年3月号) 付属カードで登場する風属性機械族エクシーズモンスター
 エクシーズ素材を2個取り除き、バトル・イーグル・トークンを可能な限り特殊召喚する効果、このターン相手戦闘ダメージを与えられなくなるデメリットを持つ。

 バトル・イーグル・トークン攻撃力は2000と攻撃可能なモンスタートークンの中では高く、最大4体も出せるが、特殊召喚したターン戦闘ダメージを与えられない。
 そのため、そのままでは相手モンスター破壊してボード・アドバンテージを稼ぐことしかできず、このカード自体は攻撃性能がないため2000以上の相手には何もできない。
 しかも、バトル・イーグル・トークンエンドフェイズ自壊する上、エクシーズ素材を2個使用するため、効果は実質1回しか使えない。
 《門前払い》と併用すれば擬似全体除去が可能だが、よほど相手モンスター除去に手数が必要でないなら、《No.11 ビッグ・アイ》で奪ってボード・アドバンテージを稼いだ方が有効なことが多い。

 バトル・イーグル・トークンは利用には制限もかかっていないため、リリースシンクロ素材として活用が可能。
 だが、このカードを出す段階でかなりの手間がかかってしまい、チューナー特殊召喚モンスターを併用するのは難しい。
 しかも、トークンステータスを問わないなら同ランク《幻獣機ドラゴサック》がおり、あちらは戦闘ダメージを与えられ除去効果も合わせ持つため汎用性も高い。
 生成するトークンの数はこちらが勝るので《トークン復活祭》で多くのカード破壊できる利点はあるが、そもそも1ターン待てばあちらも同じ数になるため大きなメリットにはなりにくい。
 一応、《マシン・デベロッパー》発動下なら自爆特攻によりジャンクカウンターを高速で乗せられる。
 《強制転移》トークン送りつければ自壊するためコントロール奪取になるが、素直に《No.11 ビッグ・アイ》を出した方がいいだろう。

 手札《カラクリ小町 弐弐四》レベル4のカラクリ《緊急テレポート》が有れば《カラクリ将軍 無零》2体をシンクロ召喚し、このカードを出せる。
 その際に《カラクリ樽 真九六》リクルートトークンとで《カラクリ大将軍 無零怒》シンクロ召喚すれば、効果《カラクリ樽 真九六》リクルートして《カラクリ大将軍 無零怒》を最大3体出せる。
 その後に《カラクリ参謀 弐四八》リクルートして表示形式を変更すれば、3体の《カラクリ大将軍 無零怒》効果で3枚のドローが可能。
 更に《血の代償》召喚権を増やして《カラクリ忍者 七七四九》召喚したり、《カラクリ大将軍 無零怒》3体から《熱血指導王ジャイアントレーナー》エクシーズ召喚すれば効果でさらに3枚ドローができ、効果でバトルフェイズが行えないため、デメリットは相殺される。
 とはいえ【カラクリ】であっても、このコンボエクストラデッキの圧迫がきつくなる。
 加えて《カラクリ樽 真九六》手札に来てしまうとこのカードを使わずに別の動きをすることになるため、実用性は低くロマンの枠を出ない。

 風属性である事を活かそうにも、やはり《幻獣機ドラゴサック》が立ちはだかる。
 No.ギャラクシーである点も、殆どメリットにはならない。
 メインフェイズ2で効果発動してトークンを利用する手もあるが、《バハムート・シャーク》のように攻撃力があるわけではないため、メインフェイズ2でこのカードエクシーズ召喚する事になる。

 効果ダメージには制限がなく、展開後このカードリリース《カタパルト・タートル》アドバンス召喚すればトークンをすべて射出して4000のダメージを与えられ、《リミッター解除》《暴走闘君》等で強化すれば1ターンキルも可能。
 また《墓守の従者》召喚《ユニオン・アタック》発動すれば8700の効果ダメージを与え1ターンキルができる。
 しかし、後者の場合はアドバンス召喚ができないため、何らかの方法でこのカードをどかさなければならず、先に出していた場合は6700となってしまう。
 この点は《奇跡の軌跡》を使用することで補える。
 ただ、どちらにせよこのカードを出すためにレベル7を2体揃え、かつそれらのカードが揃い、さらにそれらをフィールドに出せる余裕がなければならないため、中々に難しい。
 このどちらのコンボ《ゲール・ドグラ》《混沌幻魔アーミタイル》《ファントム・オブ・カオス》で用意する事ができてしまい、除外等がされなければどのターンからも決める事ができる。
 こちらはエクシーズモンスターゆえの利点もあるが、やはり出すのが厳しい。
 レベル7のモンスターである程度相手ライフを削っておけば、カードが揃わなくとも1ターンキルできる可能性はあるため、使うならばその点を活かしたい。

 他、現実的な活用方法は《反転世界》を使うデッキにおいて攻撃力3000のアタッカーとして使う事だろうか。
 《幻獣機ドラゴサック》とは攻撃力が400しか違わないが、《反転世界》を使うタイミング次第では差別化が可能。
 《鬼神の連撃》《リミッター解除》を使用すれば差は大きくなり、高いダメージを与えられる。

関連カード

収録パック等