エクシーズ・効果モンスター ランク7/風属性/機械族/攻 0/守3000 レベル7モンスター×2 1ターンに1度、このカードのエクシーズ素材を2つ取り除いて発動できる。 自分フィールド上に「バトル・イーグル・トークン」 (機械族・風・星6・攻2000/守0)を可能な限り特殊召喚する。 この効果を発動したターン、相手プレイヤーが受ける戦闘ダメージは0になる。 また、この効果で特殊召喚したトークンはこのターンのエンドフェイズ時に破壊される。
Vジャンプ(2013年3月号) 付属カードで登場する風属性・機械族のエクシーズモンスター。
エクシーズ素材を2個取り除き、バトル・イーグル・トークンを可能な限り特殊召喚する効果、このターン相手に戦闘ダメージを与えられなくなるデメリットを持つ。
バトル・イーグル・トークンの攻撃力は2000と攻撃可能なモンスタートークンの中では高く、最大4体も出せるが、特殊召喚したターンは戦闘ダメージを与えられない。
そのため、そのままでは相手モンスターを破壊してボード・アドバンテージを稼ぐことしかできず、このカード自体は攻撃力がないため2000以上の相手には何もできない。
しかも、バトル・イーグル・トークンはエンドフェイズに自壊する上、エクシーズ素材を2個使用するため、効果は実質1回しか使えない。
《門前払い》と併用すれば擬似全体除去が可能だが、よほど相手モンスターの除去に手数が必要でないなら、《No.11 ビッグ・アイ》で奪ってボード・アドバンテージを稼いだ方が有効なことが多い。
バトル・イーグル・トークンは利用には制限もかかっていないため、リリースやシンクロ素材として活用が可能。
だが、このカードを出す段階でかなりの手間がかかってしまい、チューナーや特殊召喚モンスターを併用するのは難しい。
しかも、トークンのステータスを問わないなら同ランクの《幻獣機ドラゴサック》がおり、あちらは戦闘ダメージを与えられ除去効果も合わせ持つため汎用性も高い。
生成するトークンの数はこちらが勝るので《トークン復活祭》で多くのカードを破壊できる利点はあるが、そもそも1ターン待てばあちらも同じ数になるため大きなメリットにはなりにくい。
《トークン生誕祭》を使えばレベル6を大量展開できるが、このカードを出すためのレベル7と展開用のレベル6を多く積むことになり、結局は事故率が更に上がることになる。
一応、《マシン・デベロッパー》発動下なら自爆特攻によりジャンクカウンターを高速で乗せられる。
風属性である事を活かそうにも、同じランクの《幻獣機ドラゴサック》が立ちはだかる。
No.やギャラクシーである点も、殆どメリットにはならない。
メインフェイズ2で効果を発動してトークンを利用する手もあるが、《バハムート・シャーク》のように攻撃力があるわけではないため、メインフェイズ2でこのカードをエクシーズ召喚する事になる。
効果ダメージには制限がなく、展開後このカードをリリースし《カタパルト・タートル》をアドバンス召喚すればトークンをすべて射出して4000のダメージを与えられ、《リミッター解除》や《暴走闘君》等で強化すれば1ターンキルも可能。
また《墓守の従者》を召喚し《ユニオン・アタック》を発動すれば8700の効果ダメージを与え1ターンキルができる。
しかし、後者の場合はアドバンス召喚ができないため、何らかの方法でこのカードをどかさなければならず、先に出していた場合は6700となってしまう。
そもそもこのカードを出すためにレベル7を2体揃え、かつそれらのカードが揃い、さらにそれらをフィールドに出せる余裕がなければならないため、中々に難しい。
このどちらのコンボも《ゲール・ドグラ》+《混沌幻魔アーミタイル》+《ファントム・オブ・カオス》で用意する事ができてしまい、除外等がされなければどのターンからも決める事ができる。
手札に《カラクリ小町 弐弐四》とレベル4のカラクリと《緊急テレポート》が有れば《カラクリ将軍 無零》2体をシンクロ召喚し、このカードを出せる。
その際に《カラクリ樽 真九六》をリクルートしトークンとで《カラクリ大将軍 無零怒》をシンクロ召喚すれば、効果で《カラクリ樽 真九六》をリクルートして《カラクリ大将軍 無零怒》を最大3体出せる。
その後に《カラクリ参謀 弐四八》をリクルートして表示形式を変更すれば、3体の《カラクリ大将軍 無零怒》の効果で3枚のドローが可能。
更に《カラクリ大将軍 無零怒》3体から《熱血指導王ジャイアントレーナー》をエクシーズ召喚すれば効果でさらに3枚ドローができ、効果でバトルフェイズが行えないため、デメリットは相殺される。
とはいえ【カラクリ】であっても、このコンボはエクストラデッキの圧迫がきつくなる上、《カラクリ樽 真九六》が手札に来てしまうとこのカードを使わずに別の動きをすることになるため、実用性は低くロマンの枠を出ない。
他、《反転世界》を使うデッキにおいて攻撃力3000のアタッカーとして使う方法もある。
とはいえ《幻獣機ドラゴサック》とは攻撃力が400しか違わない上、素材のモンスターで《反転世界》が相性が良いモンスターは特に存在しないため結局は使いづらいことには変わりない。