エクシーズ・効果モンスター ランク5/闇属性/悪魔族/攻 100/守 100 レベル5モンスター×3 1ターンに1度、このカードが攻撃対象に選択された時、 このカードの攻撃力はエンドフェイズ時まで その攻撃モンスターの元々の攻撃力分アップする。 フィールド上のこのカードが破壊される場合、 代わりにこのカードのエクシーズ素材を1つ取り除く事ができる。 エクシーズ素材の無いこのカードがカードの効果によって破壊された時、 墓地のこのカードをエクシーズ素材として、 エクストラデッキから「No.92 偽骸神龍 Heart−eartH Dragon」1体を エクシーズ召喚扱いとして特殊召喚する。
COSMO BLAZERで登場した闇属性・悪魔族のエクシーズモンスター。
攻撃対象になった時に攻撃力を上げる効果、破壊される場合に代わりにエクシーズ素材を1つ取り除く効果、エクシーズ素材がない場合にカードの効果で破壊された時、自身をエクシーズ素材にして《No.92 偽骸神龍 Heart−eartH Dragon》をエクストラデッキから特殊召喚する効果を持つ。
エクシーズ召喚する場合、【悪魔族】では《霊魂の護送船》や《暗黒界の軍神 シルバ》などを使いたい。
聖刻の効果と《簡易融合》を活用すればディスアドバンテージを少なくしてエクシーズ召喚できる。
《太陽の神官》や《バイス・ドラゴン》などを《地獄の暴走召喚》で3体揃えるのも有効な手である。
攻撃対象になった時に 攻撃力を上げる効果は1ターンに1度しか使用できず、2体以上のモンスターに攻撃されると攻撃力を超えられてしまう。
また上昇値は攻撃してきたモンスターの元々の攻撃力分なので、永続効果などで強化されていればやはり攻撃力を超えられることになる。
基本的に攻撃を抑制するか、戦闘ダメージを抑える効果とみなしていいだろう。
守備力は上昇しないので、表示形式を変更されると、場合によっては《レベル・スティーラー》や《ボルト・ヘッジホッグ》などの低攻撃力モンスターの一斉攻撃を受けてエクシーズ素材を一気に失い、戦闘破壊で除去される恐れもある。
破壊される場合、代わりにエクシーズ素材を1つ取り除く効果は自身の破壊を防ぎ、場持ちをよくできる。
しかし、装備魔法などを使わない限り自ら攻撃がしにくく、単体では壁としてしか機能しない。
だが単に壁が欲しいならば、必要なエクシーズ素材が少なく耐性持ちの《始祖の守護者ティラス》や《No.12 機甲忍者クリムゾン・シャドー》という選択肢もあり、これらは攻撃力も高くアタッカーにもなる。
また破壊されそうになる度にエクシーズ素材を消費するので、素材1つで1ターンの間耐性を得られる《No.12 機甲忍者クリムゾン・シャドー》の方が長生きする場合もあるだろう。
押されている状況でこそ生きるカードだが、そもそも劣勢時に素材3体を揃えることは困難であり、仮に用意出来たとしても、やはり他の優秀なランク5のモンスターで反撃した方が無難である。
アタッカーとしての使用ができない分、除外やバウンス等の脅威に晒されることとなり、《No.50 ブラック・コーン号》や《連鎖除外》にも簡単に除去されてしまう。
またランク5であるため、《精神操作》で奪われた挙句《迅雷の騎士ガイアドラグーン》に上書きされる危険性まで孕んでいる。
3体消費してまで受動的な効果を持つこのカードは扱いづらく、他にも《No.61 ヴォルカザウルス》など汎用性の高いモンスターが多いランク5に無暗に投入するのも考えものである。
《No.92 偽骸神龍 Heart−eartH Dragon》を特殊召喚する効果はエクシーズ素材がない場合に、カードの効果で破壊された時、と大幅に状況が限定される。
一応、自分の効果で破壊してもよいので《激流葬》などの全体除去に巻き込んだり、《ヘイト・バスター》で破壊するなどの方法が使える。
しかし、エクシーズ素材がない場合でなければならないため、エクシーズ召喚後すぐに特殊召喚効果を発動出来ないのが難点である。
このカードで時間を稼ぎつつ、準備が整ったらカードの効果で破壊され、特殊召喚を行うのが理想的な流れだが、相手がわざわざ破壊しにきてエクシーズ素材を消費させるとは考え難い。
自分のカードで破壊するにしても、エクシーズ素材を使い切らなければならないため、《亜空間物質転送装置》などで一旦除外するなどの工夫が必要となる。
最悪、ダメージ覚悟で自爆特攻を仕掛けるのも手か。
《リミット・リバース》ならこのカードを蘇生させ、守備表示にして自壊させることで、即座に効果を発動できる。
蘇生制限を満たしたこのカードが墓地にあるなら、何度も使い回すことができる。
《No.92 偽骸神龍 Heart−eartH Dragon》とも相性が良いため、専用デッキを組むのもいいだろう。
ただし、この手の耐性持ちカードの除去は除外かバウンスが基本なので、これらを受けてしまう前に早めに墓地に送りたい。あまり効率的ではないが、リリースしてしまうなどの思い切りも必要だろう。
また、《リミット・リバース》を共有でき、エクシーズ素材に使用できる《太陽の神官》とは、蘇生・自壊させてサーチ効果を発動させたり、《地獄の暴走召喚》に繋げられる点でシナジーしている。
同じく《リミット・リバース》を《スーパイ》らと共有できる点などを踏まえ、【インティ&クイラ】に投入してみるのも面白いだろう。
自ら攻撃する能力がないため、今の所このカードの真価は《No.92 偽骸神龍 Heart−eartH Dragon》を特殊召喚出来ることにあると言っていい。
しかしそれだけに注目すると、エクシーズ素材を能動的に取り除けない受身な効果や多めのエクシーズ素材の数が邪魔に見えることは否めない。
それぞれの効果はどれも優秀なのだが、1つ1つが噛み合っていない所が悔やまれる。
Q:《連鎖破壊》でエクストラデッキのこのカードが破壊された時や《神の警告》で召喚を無効にされた場合、《No.92 偽骸神龍 Heart−eartH Dragon》は特殊召喚されますか?
A:《連鎖破壊》の場合は調整中。
ただし《神の警告》等でエクシーズ召喚を無効にし破壊された場合は特殊召喚できません。(12/11/17)
Q:装備カード状態のこのカードが《サンダー・ブレイク》で破壊された場合、《No.92 偽骸神龍 Heart−eartH Dragon》は特殊召喚されますか?
A:調整中。(12/11/17)
Q:《No.92 偽骸神龍 Heart−eartH Dragon》を特殊召喚する効果処理時に、効果を発動したこのカードが墓地に存在しなくなりエクシーズ素材にできない場合、《No.92 偽骸神龍 Heart−eartH Dragon》は特殊召喚されますか?
A:いいえ、特殊召喚されません。(12/11/17)