*《&ruby(ナンバーズ){No.};84 ペイン・ゲイナー/Number 84: Pain Gainer》 [#top]
 エクシーズ・効果モンスター
 ランク11/闇属性/昆虫族/攻   0/守   0
 レベル11モンスター×2
 このカードは自分フィールドのX素材を2つ以上持った
 ランク8〜10の闇属性Xモンスターの上に重ねてX召喚する事もできる。
 (1):このカードの守備力は、自分フィールドのXモンスターのランクの合計×200アップする。
 (2):X素材を持ったこのカードがモンスターゾーンに存在する限り、
 相手が魔法・罠カードを発動する度に相手に600ダメージを与える。
 (3):1ターンに1度、このカードのX素材を1つ取り除いて発動できる。
 このカードの守備力以下の守備力を持つ相手フィールドのモンスターを全て破壊する。

 [[PREMIUM PACK 18>PREMIUM PACK#PP18]]で登場した[[闇属性]]・[[昆虫族]]の[[エクシーズモンスター]]。~
 特定の条件を兼ね備えた[[エクシーズモンスター]]に重ねて[[エクシーズ召喚]]できる[[効果外テキスト]]、[[守備力]]を上げる[[永続効果]]、[[相手]]に[[ダメージ]]を与える[[永続効果]]、[[モンスター]]を[[破壊]]する[[起動効果]]を持つ。~

 [[レベル]]11の[[モンスター]]は数が非常に少ない上に、その殆どが[[特殊召喚モンスター]]のため正規の[[エクシーズ召喚]]はまず無理である。~
 通常の範囲の構築であり得る場面は、[[【花札衛】]]で[[レベル]]11[[モンスター]]が並んだ時ぐらいだろう。~
 基本的には、[[エクシーズ素材]]を2つ以上持った[[ランク]]8〜10の[[闇属性]][[エクシーズモンスター]]に重ねて出すべきだろう。~
 [[ランク]]8を得意とする[[【ギミック・パペット】]]や[[【ギャラクシー】]]、[[ランク]]10を得意とする[[【列車】]]ならば出しやすい。~
 特に[[【ギミック・パペット】]]は[[《ギミック・パペット−ネクロ・ドール》]]の[[効果]]と[[デメリット]]の関係上、この[[カード]]を出す手段と必要が多い。~
 ただ、[[エクシーズ素材]]2つを持っている必要があるため、[[エクシーズ召喚]]した[[モンスター]]の[[効果]]を使わないようにしておく必要がある。~

 (1)の[[効果]]は自身の[[ランク]]も含めるため基本[[守備力]]は2200であり、(3)の[[効果]]と組み合わせることで[[相手]][[フィールド]]の[[守備力]]2200以下の[[モンスター]]を一掃できる。~
 [[攻撃力]]と比べて[[守備力]]は軽視されがちなので、この数値でも大抵の[[モンスター]]は[[破壊]]できるが、他に[[エクシーズモンスター]]が存在していれば更に[[除去]]できる範囲は広がっていく。~
 [[【ギミック・パペット】]]や[[【ギャラクシー】]]は専用の[[蘇生]][[カード]]もあるため[[エクシーズモンスター]]を並べやすいのも利点。~
 単体では[[壁]]にしかならないので、[[除去]]してもそのままでは[[攻撃]]しても[[ダメージ]]を与えられないが、[[攻撃力]]4000を誇る[[《No.77 ザ・セブン・シンズ》]]に繋げることでその問題も解決する。~

 [[【ギャラクシー】]]では[[《銀河戦士》]]の[[効果]]で[[ランク]]5と8を並べやすく、その場合は[[守備力]]3200以下と殆どの[[モンスター]]を[[破壊]]できる。~
 [[ランク]]5の[[モンスター]]を[[《シャーク・フォートレス》]]にしておけば、この[[カード]]から繋げた[[《No.77 ザ・セブン・シンズ》]]に[[2回攻撃]]を付与することで[[1ターンキル]]が可能になる。~
 [[ギャラクシーアイズ]]との組み合わせに比べて[[守備表示]]の[[モンスター]]が複数並んでいる状況でも[[1ターンキル]]が可能になっているのが違いである。~
 しかし、この[[コンボ]]を行うにはこの[[カード]]の他、[[闇属性]]・[[ランク]]8の[[エクシーズモンスター]]2枚を積む必要がある。~

 (2)の[[効果]]により[[相手]]に[[ダメージ]]を与えることもできるが、[[除去]][[カード]]を使われる可能性も高く、他に[[エクシーズモンスター]]がいなければ[[戦闘破壊]]される可能性もある。~
 [[相手]]の[[ライフ]]が少ない終盤以外では、維持するよりも[[《No.77 ザ・セブン・シンズ》]]に変えて[[攻撃]]した方が良いだろう。~
 ただし[[モンスター]]の[[戦闘]]がメインでない[[特殊勝利]]を狙う様な[[デッキ]][[相手]]には効果的であり、[[魔法・罠カード]]を多用する[[【エクゾディア】]]や[[【終焉のカウントダウン】]]等にとっては厄介な[[ダメージ]]源になる。~

-2体目となる[[ランク]]11であり、2体の[[モンスター]]で[[エクシーズ召喚]]できる[[ランク]]11は初である。~
この[[カード]]及び同時発売された[[《No.77 ザ・セブン・シンズ》]]の登場により、[[ランク]]1〜12の全てに、2体の[[モンスター]]で[[エクシーズ召喚]]可能な[[エクシーズモンスター]]が揃うことになった。~

-[[イラスト]]では、腹部の右側に自身のナンバーである「84」が描かれている。~

//-八雲が使用した[[No.]]には[[七つの大罪>《No.77 ザ・セブン・シンズ》]]が関連することが多いが、この[[カード]]と関連性が考えられる大罪として「envy」がある。~
//この[[カード名]]の「ペイン・ゲイナー」を直訳すると「痛みを得る者」となるが、これは「嫉妬」よりも語源の「envy」に近い「羨望」を意識した言葉なのかもしれない。~
//[[七つの大罪>《No.77 ザ・セブン・シンズ》]]の「envy」は日本語では「嫉妬」と翻訳されることが多いのだが、厳密には「羨望」という意味の方がより近く、心理学的にはこの2つは似て非なるものと考えられている。~
//どちらの言葉も心理学的な感情を意味するのだが、「嫉妬」が他者への愛情を起因としているのに対し、「羨望」はより原始的且つ悪性の攻撃欲動であり、時として対象を破壊する衝動に変貌することも起こり得る。~
//また、アリストテレスは『弁論術』にて「『羨望』とは他者の幸運によって引き起こされる『痛み』である」と定義している。~
//名称に七つの大罪に関連する用語がないのに結びつけるには無理がある。下記にあるような出現した時期のイメージとの関連の方がしっくりくる

-原作・アニメにおいて―~
漫画ZEXALの「遊馬&凌牙&カイトvs八雲」戦で八雲が使用。~
[[魔法カード]]《サクリファイス・ランクアップ》により、[[《No.35 ラベノス・タランチュラ》]]の[[エクシーズ素材]]2つを[[除外]]することで[[特殊召喚]]された。~
自身の[[効果]]で凌牙に合計1200の[[ダメージ]]を与えたが、凌牙の[[速攻魔法]]《強制循環装置》の[[効果]]により一時的に[[除外]]され、[[帰還]]したところを[[魔法カード]]《フラッシュ・ファング》で2体とも[[破壊]]された。~
返しの八雲の[[ターン]]に[[魔法カード]]《リベンジ・プリズン》の[[効果]]で[[蘇生]]され、そのまま[[《No.77 ザ・セブン・シンズ》]]の[[エクシーズ素材]]となった。~
--作中では、[[相手]]が[[魔法カード]]を[[発動]]した時に[[相手]]の[[ライフ]]に300[[ダメージ]]を与える[[効果]]しか明らかになっておらず、それ以外の[[効果]]の有無や詳細は不明。~
[[OCG]]での自前の[[召喚]]方法は[[魔法カード]]《サクリファイス・ランクアップ》を[[内蔵]]させたものだろう。~
---[[元々の攻撃力]]・[[守備力]]が?にも関わらず、作中で自身の[[効果]]に[[ステータス]]に関する部分が明らかにされなかった珍しい[[モンスター]]である。~
因みに上記の[[デュエル]]では[[《No.35 ラベノス・タランチュラ》]]の[[効果]]を受けて、そちらと同じ[[ステータス]]を常に保っていた。~

---[[元々の攻撃力]]・[[守備力]]が?にもかかわらず、作中で自身の[[効果]]に[[ステータス]]に関する部分が明らかにされなかった珍しい[[モンスター]]である。~
ちなみに上記の[[デュエル]]では[[《No.35 ラベノス・タランチュラ》]]の[[効果]]を受けて、そちらと同じ[[ステータス]]を常に保っていた。~

--元々は「e・ラー」が八雲に渡した8枚の白紙の[[No.]]の1枚である。~
この[[カード]]は上記の[[デュエル]]中に、八雲の意志により白紙の状態から開眼して使用されている。~

--カード名を直訳すると「痛みを増幅する者」もしくは「痛みを得る者」となる。~
--[[カード名]]を直訳すると「痛みを増幅する者」もしくは「痛みを得る者」となる。~
漫画版の[[No.]]の説明を踏まえると、八雲の心の痛みを凌牙らに与えたいという思いから生まれたと思われる。~

//-コナミのゲーム作品において―~

**関連カード [#card]
-[[No.]]

-[[《トリックスター・キャンディナ》]]

-[[エクシーズモンスターに重ねてエクシーズ召喚できるカード>エクシーズ召喚#kasane]]


―蜘蛛をモチーフとする[[カード]]の一覧は[[《蜘蛛男》>《蜘蛛男》#card]]を参照。

//―《No.84 ペイン・ゲイナー》の姿が見られる[[カード]]
//他のカードにこのカードのイラストが含まれている場合、そのカードをリンク

**このカードのエクシーズ素材にできるランク8〜10の闇属性エクシーズモンスター [#list]
―[[ランク]]8
#taglist(闇属性^ランク8^エクシーズモンスター-エクシーズ素材にできない)
―[[ランク]]9
#taglist(闇属性^ランク9^エクシーズモンスター-エクシーズ素材にできない)
―[[ランク]]10
#taglist(闇属性^ランク10^エクシーズモンスター-エクシーズ素材にできない)

**このカードを使用する代表的なデッキ [#deck]
-[[【ギミック・パペット】]]
-[[【列車】]]

**収録パック等 [#pack]
-[[PREMIUM PACK 18>PREMIUM PACK#PP18]] PP18-JP010 &size(10){([[Secret]])};

//**FAQ [#faq]
//***(1)の効果について [#faq1]
//Q:~
//A:

//質問だけの投稿は禁止。ここは「質問と、それに対する事務局の回答」の両方を同時に記述する項目です。
//記述する場合、「事務局に電話で回答をもらった日付」「回答メールに記載された日付」「公式データベースに回答が掲載された日付」を(05/01/01)のような形式でA:の最後に追加してください。
//未発売カードに限り、『A:(発売をお待ちください)』とセットでコメントアウトに質問を残すことが可能です。
//ルールやカードの処理等についての質問は、公式サイトの「遊戯王カードデータベース」で調べるか、ルール質問BBSを利用してください。

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&tag(《No.84 ペイン・ゲイナー》,モンスター,エクシーズモンスター,効果モンスター,ランク11/闇属性/昆虫族/攻0/守0,No.);