*《&ruby(ナンバーズ){No.};93 &ruby(きぼうおう){希望皇};ホープ・カイザー/Number 93: Utopia Kaiser》 [#top]
 エクシーズ・効果モンスター
 ランク12/光属性/戦士族/攻2500/守2000
 X素材を持った同じランクの「No.」Xモンスター×2体以上
 (1):1ターンに1度、自分メインフェイズに発動できる。
 このカードのX素材の種類の数まで、
 エクストラデッキからランク9以下で攻撃力3000以下の
 「No.」モンスターを効果を無効にして特殊召喚する(同じランクは1体まで)。
 その後、このカードのX素材を1つ取り除く。
 このターン、相手が受ける戦闘ダメージは半分になり、
 自分はモンスターを特殊召喚できない。
 (2):自分フィールドに他の「No.」Xモンスターが存在する限り、
 このカードは戦闘・効果では破壊されない。
//英語名:http://www.yugioh-card.com/uk/news/detail.php?id=1257

 [[ザ・ヴァリュアブル・ブック18 付属カード>書籍付属カード#VB18]]で登場した[[光属性]]・[[戦士族]]の[[エクシーズモンスター]]。~
 異なる[[ランク]]の[[No.]][[エクシーズモンスター]]を[[エクストラデッキ]]から[[特殊召喚]]する[[起動効果]]、他に[[No.]][[エクシーズモンスター]]がいる場合に[[適用]]される[[破壊]][[耐性]]の[[永続効果]]を持つ。~

 [[エクシーズ素材]]を持った同[[ランク]]の[[No.]][[エクシーズモンスター]]2体以上を素材に必要とする特殊な[[召喚条件]]を持つ。~
 [[エクシーズ召喚]]自体は特定の[[ランク]]を中心とした[[デッキ]]ならそれほど難しい事ではないが、この[[カード]]の[[効果]]で展開できるのは異なる[[ランク]]に限られている。~
 従って、この[[カード]]の性能を活かすためには他の[[ランク]]の[[No.]]も[[エクストラデッキ]]に用意する必要がある。~
 もっとも素材2体で出された場合には、最初の[[ターン]]に2体を出し、次の[[ターン]]に1体を出す形になるので、中心となる[[ランク]]以外は1つか2つ程度用意しておけば事足りる事は多い。~

 しかし、[[効果]][[発動]]後から[[ターン]]終了時までの[[特殊召喚]]が封じられる点と、[[相手]]に与える[[戦闘ダメージ]]が半減する[[デメリット]]が痛い。~
 [[特殊召喚]]する[[モンスター]]も[[効果]]が[[無効]]化されているので単純な[[アタッカー]]以外には使用しにくいのだが、[[戦闘ダメージ]]の半減により思ったより[[ダメージ]]が与えられない事が多い。~
 また自身の[[耐性]]も[[特殊召喚]]直後では[[適用]]されていないケースが多く、[[破壊]]以外の[[除去]]も多いのであっさりといなくなる可能性もある。~
 当然のことながら[[エクストラデッキ]]の圧迫もかなりのものであり、自力では[[1ターンキル]]に持っていくのが難しい点も踏まえると、採用するべきか否かはよく考慮する必要がある。~

 [[RUM]]を採用する[[デッキ]]では異なる[[ランク]]の[[モンスター]]を[[エクストラデッキ]]に用意できるため、[[エクストラデッキ]]の圧迫に目を瞑れば比較的相性は良い。~
 [[《RUM−クイック・カオス》]]を採用していれば、返しの[[相手]][[ターン]]で一足先に[[CNo.]]に繋げる事も可能。~
 もっとも1[[ターン]]待つ上に、この[[カード]]を使わずとも普通に出した方が手っ取り早い事も多いので、この[[カード]]のためだけに[[RUM]]を採用するべきかはよく考えたい。~

 展開する[[No.]]は基本的には[[攻撃力]]の高いものが優先されるが、[[《No.37 希望織竜スパイダー・シャーク》]]や[[《No.18 紋章祖プレイン・コート》]]といった[[破壊]]された時に[[効果]]を[[発動]]する[[カード]]も候補になる。~
 [[ギャラクシーアイズ]]や[[《No.39 希望皇ホープ》]]は次の[[ターン]]まで[[フィールド]]に残った場合、[[エクシーズモンスターに重ねてエクシーズ召喚できるカード>エクシーズ召喚#kasane]]に繋げる事で有効活用できる。~
 低[[ランク]]ながら[[ステータス]]が高い[[《No.30 破滅のアシッド・ゴーレム》]]や[[《No.85 クレイジー・ボックス》]]といった[[モンスター]]も、[[デメリット]]が[[無効]]になるので純粋な[[アタッカー]]として使用できる。~
 とはいえ、[[裏側守備表示]]になるなどで[[デメリット]]が復活する事はあるので、[[デメリット]]のない[[モンスター]]を優先するに越した事はない。~

 [[《CX 冀望皇バリアン》]]は[[特殊召喚]]の過程で2種類以上の[[エクシーズ素材]]が存在しやすく、[[墓地]]に行ったこの[[カード]]や他の[[No.]]の[[効果]]をコピーできる点で相性が良い。~
 [[《CX 冀望皇バリアン》]]に繋げられる[[モンスター]]は[[《CNo.107 超銀河眼の時空龍》]]以外はこの[[カードの効果]]で[[特殊召喚]]可能な高打点[[モンスター]]であるため、[[エクストラデッキ]]を無駄なく使用できる。~
 [[カオスオーバーハンドレッド・ナンバーズ>《RUM−七皇の剣》]]及び[[《CX 冀望皇バリアン》]]を活かしやすい、[[RUM]]採用型の[[【光天使】]]の様な[[デッキ]]に1枚程度投入してみるのも面白いだろう。~

 非常に高い[[ランク]]である点を活かし、[[《エクシーズ・ユニット》]]や[[《エクシーズ・テリトリー》]]、[[《エクシーズ・ソウル》]]等と組み合わせて打点[[強化]]を図るのも1つの手。~
 特に[[《エクシーズ・テリトリー》]]を[[発動]]してこの[[カード]]で呼び出す[[モンスター]]を高[[ランク]]に集中させれば、[[攻撃力]]の上がり幅は相当なものとなる。~
 また、[[《No.39 希望皇ホープ・ルーツ》]]でこの[[カード]]の[[攻撃]]を[[無効]]にすれば一気に[[攻撃力]]を6000も上げられる。~
 [[【金華猫】]]では複数の[[ランク]]1[[No.]]を並べる事も容易であり、この[[カード]]を[[エクシーズ召喚]]する選択肢も十分に考えられる。~

-[[エクシーズモンスター]]2体以上を用いる[[エクシーズ召喚]]のため、「上に重ねる[[エクシーズ召喚]]」とは異なり素材にした[[モンスター]]の[[エクシーズ素材]]は[[墓地へ送られて>墓地へ送る]]しまう。~
[[エクシーズ素材]]を持つ[[No.]]を使用して[[エクシーズ召喚]]しても、[[エクシーズ素材]]の数を水増しする事はできず無駄になってしまう。~

-[[テキスト]]には「[[エクシーズ素材]]の''種類''の数まで」と記されているが、これは''[[同名カード]]は同じ種類と見なされる''という意味である。~
例えば、[[《No.39 希望皇ホープ》]]2体で[[エクシーズ召喚]]を行った場合、保持している[[エクシーズ素材]]の種類は1つと見なされるため、[[特殊召喚]]は1体しか行えない。~
//公式サイトのQ&Aより

-[[《相生の魔術師》]]の[[効果]]で[[エクシーズモンスター]]の[[ランク]]を変更すれば、[[《RUM−アストラル・フォース》]]や[[《RDM−ヌメロン・フォール》]]によってこの[[カード]]を上に重ねる事も可能。~
[[エクシーズ素材]]を4種類以上保持することも可能だが、必要な[[カード]]が増えてしまう。~

-自身の[[効果]]のみで得られる合計[[攻撃力]]の最大数値は、[[攻撃力]]3000の[[No.]]4体を展開した14500である。~
ただし展開した[[ターン]]は[[相手]]に与える[[戦闘ダメージ]]が半減するので、その[[ターン]]では[[1ターンキル]]は行えない。~

-[[OCG]]化された[[カード]]では初の[[ランク]]12の[[エクシーズモンスター]]である。~
また、「39」以外の数字を持つ唯一の[[希望皇ホープ]]であり、[[エクシーズ素材]]の関係上[[希望皇ホープ]]に含まれながら[[ホープ]]に含まれない唯一の[[モンスター]]でもある。~

//モチーフ関連やカード名の和訳、意訳を記述。
//「原作・アニメにおいて」のすぐ上部に

-原作・アニメにおいて―~
漫画ZEXALの「遊馬vsアストラル」戦でアストラルが使用。~
[[魔法カード]]《ナンバーズ・エヴァイユ》の[[効果]]により、[[エクストラデッキ]]の[[《No.10 白輝士イルミネーター》]]・[[《No.14 強欲のサラメーヤ》]]・[[《No.21 氷結のレディ・ジャスティス》]]・[[《No.48 シャドー・リッチ》]]の4体を素材に[[エクシーズ召喚]]された。~
直後に[[《No.40 ギミック・パペット−ヘブンズ・ストリングス》]]・[[《No.66 覇鍵甲虫マスター・キー・ビートル》]]・[[《No.6 先史遺産アトランタル》]]・[[《No.9 天蓋星ダイソン・スフィア》]]を[[特殊召喚]]する。~
この内[[《No.40 ギミック・パペット−ヘブンズ・ストリングス》]]が[[戦闘破壊]]されたため、[[エンドフェイズ]]時に自身の[[効果]]で[[《SNo.39 希望皇ホープ・ザ・ライトニング》]]を[[破壊]]している。~
次の[[ターン]]には[[《No.46 神影龍ドラッグルーオン》]]と[[《No.61 ヴォルカザウルス》]]を[[特殊召喚]]し、遊馬に猛攻を仕掛けている。~
返しの[[ターン]]に[[魔法カード]]《永遠の絆》で強化された[[《No.39 希望皇ホープ》]]に他の[[モンスター]]が次々と[[戦闘破壊]]される中、アストラルの[[魔法カード]]《明日への献身》によって自身の[[攻撃力]]を10500にまで上げて返り討ちを狙った。~
だが、遊馬の[[《九十九スラッシュ》]]により[[《No.39 希望皇ホープ》]]に[[攻撃力]]を上回られ、[[戦闘破壊]]された際の[[ダメージ]]で[[デュエル]]に敗北した。~
そして、この[[カード]]の最後の[[効果]]により[[《No.39 希望皇ホープ》]]を手に加え、目的は果たした。~

--[[エクシーズ召喚]]時の口上は「万界に散りし我が魂の祈りよ! 今こそこの手に集いその姿を現せ! 現れろ![[ナンバーズ>No.]]の真の皇よ!! 《No.93 希望皇ホープ・カイザー》!!!」。~
またアストラルはこの[[カード]]を「[[ナンバーズ>No.]]のキング・オブ・キング」と評している。~

--漫画では[[OCG]]版に見られる[[デメリット]]や誓約は確認されておらず、描写からするとなかった可能性がある。~
また自身の[[耐性]]は「[[相手]]の[[カードの効果]]を受けず、[[戦闘破壊]]もされず、[[相手]]からの全ての[[ダメージ]]を0にする」というものだった。~
加えて漫画版では「[[自分]][[エンドフェイズ]]に、この[[ターン]][[破壊]]された[[自分]]の[[No.]]の数だけ[[相手]][[モンスター]]を[[破壊]]する」「この[[カード]]が[[破壊]]された時に、[[破壊]]した[[モンスター]]の[[コントロール]]を得る。」という[[効果]]も持っていた。~
なお[[魔法カード]]の[[効果]]で[[エクシーズ召喚]]されたため、[[召喚条件]]に関して[[OCG]]版と同様の条件だったかは不明である。~

---VJ版では[[コントロール奪取]]について、「この[[カード]]が[[破壊]]された時に、[[破壊]]された[[モンスター]]の[[コントロール]]を得る」と誤植されていたが、単行本収録時に訂正されている。~
//---[[コントロール奪取]]について、「この[[カード]]が[[破壊]]された時に、[[破壊]]された[[モンスター]]の[[コントロール]]を得る」と表現しているが、日本語的には少々おかしな文章となっている。~
//「この[[デュエル]]中に一度でも[[破壊]]されたことのある[[モンスター]]の[[コントロール]]を奪う」という意味なのか、単純に「[[破壊]]した[[モンスター]]」の誤表記なのかは不明。~
//コミックス版で修正されたためCO~
//単純にCOにするのではなく、誤植が訂正されたことも書いた方がいいですね。

--アストラルがこの[[カードの効果]]で[[特殊召喚]]した[[No.]]は全て[[ランク]]9以下且つ[[攻撃力]]3000以下の[[モンスター]]である。~
加えて同一[[ターン]]では全て異なる[[ランク]]の[[モンスター]]を呼び出しており、[[OCG]]化の際にそれらを再現した上でカードパワーの調整を施している。~

--最後の[[コントロール奪取]][[効果]]により[[《No.39 希望皇ホープ》]]を手に入れることが、この[[デュエル]]におけるアストラルの真の目的だと作中で描写されている。~
なお、この[[効果]]は[[デュエル]]に敗れた直後に[[発動]]しているが、当然のことながら[[OCG]]のルールでは[[発動]]されない。~

--アストラルはこの[[デュエル]]で[[エクストラデッキ]]の[[カード]]を15枚使用している。~
しかし、自身の最後の[[ターン]]では[[No.]]を出そうとした際に遊馬によって[[モンスターゾーン]]を1つ潰されたために2体に留まっている描写があり、それを考慮すると少なくとも16枚はあった可能性がある。~
アニメ・漫画では[[エクストラデッキ]]の枚数制限がないと思われるシーンが以前から度々見られたが、それが顕著に示されていると言えよう。~

--余談だが、この[[カード]]の[[エクシーズ素材]]になった[[No.]]は全て漫画版で初登場したのに対し、この[[カードの効果]]で[[特殊召喚]]された[[No.]]は全てアニメ版で初登場したものである。~
(ただし[[《No.10 白輝士イルミネーター》]]のみ漫画版に少し遅れる形でアニメ版でも登場している。)~

//-コナミのゲーム作品において―~

**関連カード [#card]
-[[No.]]
-[[希望皇ホープ]]

//―《No.93 希望皇ホープ・カイザー》の姿が見られる[[カード]]

**ランク9以下・攻撃力3000以下のNo. [#list]
−ランク9
#taglist(No.^ランク9^{攻0~~3000}-正規の方法以外での特殊召喚不可)
−ランク8
#taglist(No.^ランク8^{攻0~~3000}-正規の方法以外での特殊召喚不可)
−ランク7
#taglist(No.^ランク7^{攻0~~3000}-正規の方法以外での特殊召喚不可)
−ランク6
#taglist(No.^ランク6^{攻0~~3000}-正規の方法以外での特殊召喚不可)
−ランク5
#taglist(No.^ランク5^{攻0~~3000}-正規の方法以外での特殊召喚不可)
−ランク4
#taglist(No.^ランク4^{攻0~~3000}-正規の方法以外での特殊召喚不可)
−ランク3
#taglist(No.^ランク3^{攻0~~3000}-正規の方法以外での特殊召喚不可)
−ランク2
#taglist(No.^ランク2^{攻0~~3000}-正規の方法以外での特殊召喚不可)
−ランク1
#taglist(No.^ランク1^{攻0~~3000}-正規の方法以外での特殊召喚不可)

//**このカードを使用する代表的なデッキ [#deck]
//-[[【】]]

**収録パック等 [#pack]
-[[ザ・ヴァリュアブル・ブック18 付属カード>書籍付属カード#VB18]] VB18-JP002 &size(10){[[Ultra]]};

//**FAQ [#faq]
//***(1)の効果について [#faq1]
//Q:~
//A:

//質問だけの投稿は禁止。ここは「質問と、それに対する事務局の回答」の両方を同時に記述する項目です。
//記述する場合、「事務局に電話で回答をもらった日付」「回答メールに記載された日付」「公式データベースに回答が掲載された日付」を(05/01/01)のような形式でA:の最後に追加してください。
//未発売カードに限り、『A:(発売をお待ちください)』とセットでコメントアウトに質問を残すことが可能です。
//ルールやカードの処理等についての質問は、公式サイトの「遊戯王カードデータベース」で調べるか、ルール質問BBSを利用してください。

----
&tag(《No.93 希望皇ホープ・カイザー》,モンスター,エクシーズモンスター,効果モンスター,ランク12/光属性/戦士族/攻2500/守2000,No.,希望皇ホープ,);