遊戯王カードWiki - 《ＲＲ－スカル・イーグル》のバックアップ(No.22)

《ＲＲ(レイド・ラプターズ)－スカル・イーグル/Raidraptor - Skull Eagle》 †

効果モンスター
星３/闇属性/鳥獣族/攻1000/守 500
「ＲＲ－スカル・イーグル」の(1)の効果は１ターンに１度しか使用できない。
(1)：Ｘ素材のこのカードがＸモンスターの効果を発動するために取り除かれ墓地へ送られた場合、
墓地のこのカードを除外し、自分の墓地の「ＲＲ」カード１枚を対象として発動できる。
そのカードを手札に加える。
(2)：フィールドのこのカードを素材としてＸ召喚したモンスターは以下の効果を得る。
●このＸ召喚に成功した場合に発動する。
このカードの攻撃力は３００アップする。

　ディメンション・オブ・カオスで登場した闇属性・鳥獣族の下級モンスター。
　エクシーズモンスターの効果を発動するためのコストとしてエクシーズ素材の状態で墓地へ送られた場合にＲＲをサルベージする誘発効果、自身をエクシーズ素材としてエクシーズ召喚されたモンスターに自己強化の効果を与えるルール効果を持つ。

　(1)の効果はエクシーズ素材として取り除かれた場合に発動するＲＲのサルベージ効果。
　サルベージ先はＲＲであれば魔法・罠カードでもよく、同名カードもサルベージ可能と、範囲は比較的広い。
　(2)の強化効果は強化値が300ポイントと心許ないため、使うなら(1)の効果が主目的となる。

　だが、どちらの効果もこのカードをエクシーズ素材とする必要があるにも関わらず、単体では展開力を持たず、加えてレベル４主体の【ＲＲ】とはレベルが合わないという致命的な欠点がある。
　《ＲＲ－コール》や《ＲＲ－ペイン・レイニアス》を使えばエクシーズ召喚自体は可能ではあるが、前者はＲＲ、後者は鳥獣族しかエクシーズ召喚できなくなってしまう。
　エクシーズ召喚先の選択肢は極めて狭く、唯一のランク３ＲＲである《ＲＲ－デビル・イーグル》もその手間に見合うような性能ではない。
　このカードでサルベージを狙うより、《ＲＲ－ミミクリー・レイニアス》で２枚目をサーチする方が楽なのが現状である。

現状では【ＲＲ】の戦術の幅を広げるメリットよりも、手札事故を招く危険の方が多いだろう。
あえて使うなら以下の方法が考えられる。
- 《ＲＲ－ペイン・レイニアス》を併用する。
- 《ＲＲ－コール》で同名カードをリクルートする。
- 墓地のこのカードを《外神ナイアルラ》の効果でエクシーズ素材にし、《ＲＵＭ－レイド・フォース》でＲＲエクシーズモンスターを重ね、その効果の発動コストとする。
- 《クレーンクレーン》と併用してランク３のエクシーズ素材とする。
  効果を発動するエクシーズモンスター自体はＲＲでなくとも良く、《虚空海竜リヴァイエール》ならば《ＲＲ－ミミクリー・レイニアス》などを帰還させられる。
  効果使用後は《ＲＵＭ－レイド・フォース》でランク４を重ねてしまうのもよい。

「スカル(skull)」とは「髑髏」、「頭脳」の意であるが、一見鷲（eagle）との関連は見られない。
「髑髏」を死骸と捉えれば動物の死骸を食べる事を指しているのかもしれない。
またひねった見方をする事になるが、髑髏には毛髪が残らないため禿鷲（ハゲワシ）を意味しているとも考えられる。
しかし、どちらも由来としては説得力に欠けるため、アニメ・OCGで同時に登場した《ＲＲ－デビル・イーグル》と共に、今までに登場した下級ＲＲの命名則とは異なるようである。