遊戯王カードWiki - 《ＲＵＭ－アージェント・カオス・フォース》のバックアップ(No.15)

《ＲＵＭ(ランクアップマジック)－アージェント・カオス・フォース》 †

通常魔法
自分フィールド上のランク５以上のエクシーズモンスター１体を選択して発動できる。
選択したモンスターよりランクが１つ高い「ＣＮｏ.」または「ＣＸ」と名のついたモンスター１体を、
選択した自分のモンスターの上に重ねてエクシーズ召喚扱いとしてエクストラデッキから特殊召喚する。
また、このカードが墓地に存在し、
自分フィールド上にランク５以上のエクシーズモンスターが特殊召喚された時、
墓地のこのカードを手札に加える事ができる。
「ＲＵＭ－アージェント・カオス・フォース」のこの効果はデュエル中に１度しか使用できない。

　PREMIUM PACK 16で登場した通常魔法。
　ランク５以上専用のＲＵＭであり、ランク５以上のエクシーズモンスターを特殊召喚した時に自身をサルベージする効果を持つ。

　ランク５以上限定だが、ＲＵＭはエクストラデッキを圧迫し採用するＣＮｏ.やＣＸのランクは１つに限定される事が多く、高ランクモンスターが主力ならば、特に障害となる事はないだろう。
　また、ランクアップ先の種族を問わないため、ランクさえ合致していればあらゆるＣＮｏ.やＣＸへランクアップさせる事が可能。
　効果を使う際の素材指定が緩い《ＣＮｏ.１５ギミック・パペット－シリアルキラー》・《ＣＸ熱血指導神アルティメットレーナー》を使用する際には、大きく展開の幅が広がる。
　攻撃力が高く、特定の素材がなくても強力な効果を使える《ＣＮｏ.１０７超銀河眼の時空龍》も選択肢になり得る。

　また、１度のみではあるが自身を墓地からサルベージする効果を有している。
　サルベージの条件はランク５以上のエクシーズモンスターが特殊召喚された時となっており、自身の発動条件と噛み合っている。
　墓地でも機能するという性質上、序盤にブラフとしてセットしても無駄になりにくい。
　基本的に１枚のディスアドバンテージとなるＲＵＭにとって、ディスアドバンテージを軽減できる点は優秀である。

　高ランクを主軸としたデッキならば、他のＲＵＭよりも優先して採用すべきだろう。
　ただし、サルベージはデュエル中に１度のみであり、ランクアップに際しての追加効果もない。
　デッキによっては《ＲＵＭ－ヌメロン・フォース》の無効効果を優先する事も考えられるので、どちらを使うかはよく検討したい。

指定できるのはランク５以上であるが、ランク６のＣＮｏ.やＣＸは存在しないため、実際にランク５のエクシーズモンスターを指定して使うことはできない。

イラストの紋章は、アニメのトロン一家４人が使用する紋章が合成されたもの。
中央がトロン、左上がＶ(ブイ)、下部がIV(フォー)、右上がIII(スリー)の紋章である。
- ただし、劇中でトロンが使用したエクシーズモンスターは全てランク４であり、このカードではランクアップできない。

紋章の力を用いるという作中の描写から考えて、アージェントは紋章学における「銀色(Argent)」の事だろう。
また、「人類の切り札として急遽開発された」ということから、似た発音の「緊急(Urgent)」とのダブルミーニングとも考えられる。

原作・アニメにおいて―
アニメZEXALII(セカンド)において、トロンの息子たちが使用するＲＵＭ。
対バリアン用の切り札として、トロンの紋章の力を用いてＶが開発したカードである。
他のＲＵＭと同様にランクアップさせることができるが、紋章の力を用いるため使用者に多大な負担がかかる。

アニメでは、エクシーズ素材とするエクシーズモンスターにランクの指定はなかったが、自身をサルベージする効果もなかった。
アニメ版のテキストは、同じくアニメ版の《ＲＵＭ－バリアンズ・フォース》からエクシーズ召喚に関する内容以外がなくなったものである。
サルベージ効果はIVが使用した速攻魔法《バニッシュ・リアクター》やＶの使用した通常魔法《リターン・ランク・アップ》によって、何度も効果を使用したことを再現したものだと思われる。
また、その《リターン・ランク・アップ》のイラストに描かれている。