速攻魔法 (1):「CNo.」モンスター以外の自分フィールドの「No.」Xモンスター1体を対象として発動できる。 その自分モンスターよりランクが1つ高く、同じ「No.」の数字を持つ「CNo.」モンスター1体を、 対象のモンスターの上に重ねてエクストラデッキからX召喚する。
コレクターズパック−伝説の決闘者編−で登場する速攻魔法。
対象はNo.に限定されるが、エクシーズモンスターは主力になりやすい性質上、サクリファイス・エスケープ、特殊召喚による攻撃の手段の存在意義は高い。
相手の除去を無駄撃ちにし、さらに強化できるため相手にプレッシャーを与えやすい。
また、呼び出すCNo.には攻撃力の高いものや戦闘を有利にするものも多いため、バトルフェイズの追撃にも有効である。
しかし、選択できるのはNo.のみ、呼び出せるのも同じ数字のCNo.のみであるため、汎用性はそこまで高くはない。
汎用性や場面に応じた対応力で見れば、通常魔法であるものの《RUM−リミテッド・バリアンズ・フォース》・《RUM−アージェント・カオス・フォース》が勝る。
こちらは速攻魔法のため一応の使い分けはできるが、対応する数字の組み合わせをエクストラデッキに優先する必要性を考えると、あちらの利点を損なうこともある。
よって、こちらを採用する場合、通常魔法のRUMと併用も意識しつつ、進化前後ともに扱いやすい組み合わせを狙って採用したい。
《CNo.39 希望皇ホープレイ・ヴィクトリー》のように戦闘で大きな威力を発揮するものをバトルフェイズの追撃に使用できるとそのままゲームエンドに持ち込める。
同様に追撃目的ならば《CNo.107 超銀河眼の時空龍》のように単純に攻撃力が高いものも有効である。
また、《CNo.101 S・H・Dark Knight》のように耐性・自己再生を持つものをサクリファイス・エスケープで呼べば場持ちを大きく稼げる。
《CNo.106 溶岩掌ジャイアント・ハンド・レッド》等は呼び出すタイミングこそ選ぶが、相手ターンに呼び出し妨害する動きも可能。
このカードを狙うとなると必然的にCNo.の存在するNo.を中心に展開していくことになるのが最大のネックとなる。
各種RUMを使う場合と比べても、種族縛りのもの以上に場に出る顔ぶれが限られてくるため、狙いを読まれる可能性も出てくる。
もちろん対応しない他のエクシーズモンスターを出してもよいのだが、その場合はこのカードが腐るため、割り切りが必要になってくる。