遊戯王カードWiki - 《ＲＵＭ－ソウル・シェイブ・フォース》のバックアップ(No.9)

《ＲＵＭ(ランクアップマジック)－ソウル・シェイブ・フォース》 †

通常魔法
(1)：ＬＰを半分払い、自分の墓地の「ＲＲ」Ｘモンスター１体を対象として発動できる。
そのモンスターを特殊召喚し、そのモンスターよりランクが２つ高いＸモンスター１体を、
対象のモンスターの上に重ねてＸ召喚扱いとしてエクストラデッキから特殊召喚する。

　ランクアップ元こそＲＲを指定しているが、ランクアップ先にＲＲの指定はない。
　【ＲＲ】でなくとも、ランク４の《ＲＲ－フォース・ストリクス》を採用する事でランク６のエクシーズモンスターを出す事ができる。
　ライフポイント半分という重いコストを要求しているものの、《サイバー・ドラゴン・インフィニティ》などの強力なランク６エクシーズモンスターの特殊召喚も狙っていける。
　しかし、《ＲＲ－フォース・ストリクス》自体の汎用性は低く、専用デッキでない限りはただエクストラデッキの圧迫を招いてしまうだけになりかねない。
　無理のない範囲で考えれば【ＲＲ】か【ＢＦ】で採用して行く形となるだろう。
　また、蘇生制限を満たしたＲＲエクシーズモンスターが予め墓地に存在しないといけないため、一見強力に見えて意外に扱いにくい。
　特に蘇生からランクアップを行うため、《Ｄ.Ｄ.クロウ》や《エルシャドール・ミドラーシュ》等には細心の注意を払う必要がある。
　《ＲＲ－フォース・ストリクス》で反撃及び展開の布石を作り相手の展開は《ゴッドバードアタック》で妨害、返しのターンでこのカードを発動とするのが理想的である。

　【ＲＲ】では現在のところランク５～８までのエクシーズモンスターを出す事ができる。
　ただし《ＲＲ－デビル・イーグル》は現状非常に出しづらく、このカードでランク５を出すのは難しく実用性に欠けるため、それ以外を狙って行く形となるだろう。
　また、【ＲＲ】は元々ランク４エクシーズモンスターの展開が得意なデッキであるため、わざわざこのカードに頼らずとも打開できる場面も多い。
　また、墓地からの展開には《ＲＵＭ－ラプターズ・フォース》があり、ランクを２つ上げるにも《ＲＵＭ－アストラル・フォース》が使用できる。
　よって、重いコストに見合った動きをするならば、やはりそれらでは出せないＲＲ以外のエクシーズモンスターを活用したいところ。
　しかし、このカードでランク６を出すことを考えるとそれらとは別物であり、寧ろ役割は《ＲＵＭ－七皇の剣》に近いと言える。
　このカードをデッキの中心に据えると動きがもたついてしまう可能性が高くなってしまうのが欠点。
　あくまで決まれば強力な選択肢を増やす程度と割り切るほうが良いだろう。

　通常魔法のＲＵＭであるため《ＳＮｏ.０ホープ・ゼアル》のコストとして使用できる。
　元々ランク４に長けた【ＲＲ】ではこちらの用途では安定して狙うことができ、事故率を軽減できる。
　優勢時は《ＳＮｏ.０ホープ・ゼアル》などのコストに使い、発動できる状態になったら《サイバー・ドラゴン・インフィニティ》や切り返しに強い《ＲＲ－レヴォリューション・ファルコン》等を使い分ければこのカードが腐りづらくなるだろう。

「シェイブ(Shave)」とは「（顔や髭を）剃る、削る」を意味する。
カード名は、自分のソウルを削る事と、墓地に眠るエクシーズモンスターの魂をエクシーズ素材にする事を掛けていると思われる。

原作・アニメにおいて―
アニメARC-Vの「黒咲vsデニス」（２戦目）で黒咲が使用。
手札０の状況でディスティニードローを決め、墓地の《ＲＲ－レヴォリューション・ファルコン》を蘇生して、《ＲＲ－サテライト・キャノン・ファルコン》にランクアップ・エクシーズチェンジさせた。