RUM(ランクアップマジック)千死蛮巧(アドマイヤー・デス・サウザンド)

通常魔法
「RUM−千死蛮巧」は1ターンに1枚しか発動できず、
このカードを発動するターン、
自分はこのカードの効果以外ではモンスターを特殊召喚できない。
(1):自分及び相手の墓地の同じランクのXモンスターを
それぞれ1体以上対象として発動できる。
そのモンスターよりランクが1つ高い、
「CNo.」モンスターまたは「CX」モンスター1体を
エクストラデッキから特殊召喚し、
対象のモンスターを下に重ねてX素材とする。

 コレクターズパック−伝説の決闘者編−で登場する通常魔法
 お互い墓地からランクの同じエクシーズモンスターエクシーズ素材としてランクが1つ上のエクシーズモンスター特殊召喚する効果を持つ。

 墓地エクシーズモンスターエクシーズ素材とするためカード消費はこの1枚で済み、特定のエクシーズモンスターエクシーズ素材とした場合に得られる効果の適用もさせやすい。
 更に相手のエクシーズモンスター墓地から素材にするため再利用も防げ、相手も何らかの墓地利用を狙っているなら影響力はより大きくなる。

 しかし、自分相手墓地に同じランクエクシーズモンスターが存在しなければ発動自体できず、相手のデッキによっては発動条件が揃わない場合もある。
 【ガガガ】のように複数のランクを使い分けるデッキなら相手に合わせられるが、狙って動けない上にエクストラデッキが圧迫されるため現実的ではない。
 ランク4は遭遇する確率が高いので、自分はランクデッキを使い、ランク5のCNo.を用意しておけばある程度は発動しやすくなる。
 ただし、相手を墓地以外へ送る処理をすると使えないため、自分は《鳥銃士カステル》などを使用せず相手にも使用させない動きが要求されてくるのも難点。

 また、特殊召喚制限も厳しく、出したモンスターを即座に除去されると、このターンの行動は大きく制限される。
 よって、耐性を持つものや、他にモンスターを並べられなくても単独で制圧しやすい性能のものが優先される。
 同じく相手依存かつ2つ以上のエクシーズ素材を持たせられる点から、ランクさえ噛み合えば《CNo.6 先史遺産カオス・アトランタル》のような普通は使いづらい効果へいきなり繋ぐ道も開ける。
 ただし、そのような大味なものは決まればデメリットの範囲内でも大きく切り込めるものの、そうでない場合が腐るため、やはり使いづらいこのカードで狙うには適しづらい。

 手札1枚で特殊召喚できるRUMには他に《RUM−七皇の剣》が存在する。
 あちらも特殊な発動制限を持ち通常ドロー以外では使えない運頼みのカードであるが、こちらと違い条件が全て自分の側になっている。
 こちらも相手が条件を満たせるデッキかは運頼みのようなものであり、墓地には送りつけも使えず、デメリットもあることからあちらより扱いづらい。
 こちらを使うならば、サイドデッキに入れ、相手デッキを把握したうえでマッチ2戦目以降に投入するといった役割になるだろう。
 当然ながら、墓地メタのためだけにエクストラデッキを割くのは割に合わず、最初からCNo.を用いるデッキであることが基本となる。

関連カード

収録パック等