ペンデュラム・効果モンスター 星5/風属性/機械族/攻2200/守2000 【Pスケール:青3/赤3】 (1):1ターンに1度、手札及び自分フィールドの表側表示モンスターの中から、 「スピードロイド」チューナー1体を墓地へ送って発動できる。 ターン終了時まで、墓地へ送ったそのモンスターの元々のレベル分だけ このカードのPスケールを上げる、または下げる(最小1まで)。 【モンスター効果】 「SRパッシングライダー」の(1)の方法による特殊召喚は1ターンに1度しかできない。 (1):お互いのフィールドにモンスターが存在しない場合、 このカードは手札から特殊召喚できる。 (2):このカードがアドバンス召喚に成功した時、 自分の墓地のレベル4以下の「スピードロイド」モンスター1体を対象として発動できる。 そのモンスターを特殊召喚する。 (3):このカードがモンスターゾーンに存在する限り、 相手は他の「スピードロイド」モンスターを攻撃対象に選択できない。
Vジャンプ(2016年12月号) 付属カードで登場する風属性・機械族の上級ペンデュラムモンスター。
ペンデュラム効果はスケール変更するもの。
スピードロイドチューナーは現状レベルが1か3しかいないため、変更できるスケールは最小で1、最大で6である。
手札コストが必要だが、スピードロイドチューナーは手札から特殊召喚する手段が少なく、墓地から特殊召喚する手段が多いため、手札を墓地に送る?手段としての採用も考えられる。
縛りのない機械族ペンデュラムモンスターの中では最小に並ぶスケールを持ち、効果で更に下げることができるので、機械族中心のデッキでは採用しやすい。
ただし、スピードロイドモンスターには自身の効果で特殊召喚できるモンスターや召喚に成功した時に発動する効果を持つモンスターが多く、また、有用なスピードロイドモンスターはレベル3以下に多いため、現状スピードロイドデッキではこのカードによるペンデュラム召喚に頼る必要はあまりない。
(1)の効果は自身を特殊召喚するもの。
《SRベイゴマックス》を除けば、非チューナーを特殊召喚するのになんらかの条件が必要なスピードロイドでは先行1ターン目にシンクロ召喚に繋げやすいという点で有用である。
ただし、自分フィールドだけでなく相手フィールドにも依存するのため先行1ターン目以外では使いづらく、また、特殊召喚効果の条件が《SRベイゴマックス》が被っているため同じターンに場に出すことは難しい。
(2)の効果はアドバンス召喚成功時、墓地のスピードロイド1体を特殊召喚するもの。
単に釣り上げたいならば、下級モンスターで断然使いやすい《SRダブルヨーヨー》の方が良い場合が多い。
あちらに対してこちらが勝っている点は、レベル5なのでレベル3のスピードロイドチューナーを蘇生すればそのままレベル8のシンクロ召喚が可能になるということと、レベル4のスピードロイドも蘇生できることである。
前者は3枚消費してレベル8のシンクロ召喚することになるので、適当なモンスターを特殊召喚してから《SRダブルヨーヨー》を召喚し、《SR赤目のダイス》を蘇生してレベルを操作すれば大抵は事足りる。
スピードロイドはエクシーズモンスターも使うので、エクシーズ素材を使いきったエクシーズモンスターを処理するには悪くないか。
後者は《SRパチンゴーカート》や《SRシェイブー・メラン》が蘇生できるので、それらの効果を使いそのまま戦闘をこなすことが考えられる。
だが大量展開に絡み難いそれらがスピードロイドで使われることは少なく、他のレベル4モンスターは特殊召喚すると効果が使えないのであまりメリットとはならない。
(3)は他のスピードロイドモンスターを攻撃対象にできなくするもの。
このカード自体はそこまでステータスが高いわけでもないため、簡単に突破されやすく、あくまでオマケと思った方が良い。
現状、スピードロイドにはこのカード以外のペンデュラムモンスターが存在せず、上述のようにスピードロイドはペンデュラム召喚する利点が少ないため、純構築の【スピードロイド】では採用しづらい。
ペンデュラムモンスターであるため墓地に送られないのも、墓地活用が重要な【スピードロイド】では難点である。
他のペンデュラムモンスターを採用したデッキにスピードロイドを出張させる場合には、有効に扱えるかもしれない。
また、現状唯一のメインデッキに入る上級のスピードロイドモンスターなので、《SRベイゴマックス》を採用している【帝王】であれば採用できるかもしれない。