永続魔法 (1):このカードの発動時の効果処理として、 デッキから「Sin World」1枚を発動できる。 この効果で発動したカードがフィールドゾーンに存在する限り、 お互いにフィールドゾーンのカードを効果の対象にできない。 (2):「Sin」モンスターの持つ、 「「Sin」モンスターはフィールドに1体しか表側表示で存在できない」効果は、 「「Sin」モンスターは1種類につきフィールドに1体しか表側表示で存在できない」として適用される。 (3):バトルフェイズの間だけフィールドの「Sin」モンスターの効果は無効化される。
20th ANNIVERSARY LEGEND COLLECTIONで登場した永続魔法。
発動時に《Sin World》をデッキから発動し、そのカードに耐性を付与する効果、Sinモンスター共通のデメリットの内容を変更する効果、バトルフェイズ中Sinモンスターの効果を無効にする効果を持つ。
(1)は発動時に《Sin World》をデッキから発動し、対象耐性を付与する効果。
フィールド魔法が必須の【Sin】においては事故の危険性を下げつつフィールド魔法の維持に貢献してくれる効果である。
サーチではなく直接発動するため《灰流うらら》や《ライオウ》に妨害されないのもメリット。
なお、対象効果への耐性はこのカードがフィールドから離れても発動された《Sin World》が存在する限り有効である。
(2)はSin共通のデメリットを「Sinは1種類につきフィールドで1体しか表側表示で存在できない」という内容に変更する効果。
これにより【Sin】最大の弱点であったモンスターの展開力不足が大幅に改善され、複数のSinを並べる事も容易である。
レベル8または10のSinを並べれば高ランクのエクシーズ召喚も可能である。
レベル10のSinを2体並べて両者の直接攻撃が決まれば1ターンキル、相手ライフが残っても2000以下ならばメインフェイズ2に《超弩級砲塔列車グスタフ・マックス》を出すことでトドメとなる。
(3)はバトルフェイズ中Sinモンスターの効果を無効にする効果。
Sin共通のデメリットである他のモンスターの攻撃制限が無くなるため、(2)で複数のSinを並べた場合でも一斉攻撃が可能となる。
基本的にはメリットだが、《Sin トゥルース・ドラゴン》の除去効果と《Sin スターダスト・ドラゴン》のフィールド魔法を守る効果まで無効になる点は意識しておきたい。
特に後者は(1)の効果で発動したものでないフィールド魔法に対して《サイクロン》等を使われると、バトルフェイズ終了とともに(2)で並べたSinモンスターが全滅する羽目になってしまう。
尤もこのカードを使えば(1)の効果で耐性を付与された《Sin World》を用意できる為、基本的には《Sin トゥルース・ドラゴン》を使う場合のみデメリットとなると覚えておけば良いだろう。
総じて3つの効果全て(特に(2)の効果)が【Sin】の弱点を補ってくれるカードであり、【Sin】では優先的に採用したい。
それ故に特に耐性の無い永続カードであるこのカード自身が除去の的になりやすい点に注意。
(2)で複数のSinモンスターを並べ終わったタイミングでこのカードを除去されると、1体を除いて全て失うため大きなディスアドバンテージとなってしまう。
余りがちな召喚権を《カードガード》等に割り当ててこのカードを守る事も考慮して良い。
―イラスト関連
Q:Sinモンスターが2種類以上存在する状況でこのカードが墓地へ送られました。
この場合、どのSinモンスターがフィールドに残りますか?
A:フィールドに出た順番に関わらず、任意のSinモンスター1体をフィールドに残し、他は破壊されます。(19/02/09)
Q:《Sin スターダスト・ドラゴン》とそれ以外のSinが存在する状況で《Sin スターダスト・ドラゴン》が《禁じられた聖槍》の効果を受けました。
この場合、どのSinモンスターがフィールドに残りますか?
A:フィールドに出た順番に関わらず、《Sin Territory》の効果を受けられなくなった《Sin スターダスト・ドラゴン》のみが破壊されます。(19/02/09)
Q:表側表示のSinモンスター、裏側表示のSinモンスターと《静寂虫》が存在する状況で《砂漠の光》を発動し、《静寂虫》の効果でこのカードの効果が無効になりました。
この場合、どのSinモンスターがフィールドに残りますか?
A:任意のSinモンスター1体をフィールドに残すことができます。(19/02/13)
Tag: 《Sin Territory》 魔法 永続魔法 Sin