Sin(シン) 青眼の白龍(ブルーアイズ・ホワイト・ドラゴン)/Malefic Blue-Eyes White Dragon》

効果モンスター
星8/闇属性/ドラゴン族/攻3000/守2500
このカードは通常召喚できない。
自分のデッキから「青眼の白龍」1体をゲームから除外した場合に特殊召喚できる。
「Sin」と名のついたモンスターはフィールド上に1体しか表側表示で存在できない。
このカードが表側表示で存在する限り、自分の他のモンスターは攻撃宣言できない。
フィールド魔法カードが表側表示で存在しない場合このカードを破壊する。

 週刊少年ジャンプ(2010年2号) 付属カードで登場した闇属性ドラゴン族特殊召喚モンスター
 Sin共通の3種のデメリット効果と、デッキ《青眼の白龍》除外する事で特殊召喚できる召喚条件を持つ。

 召喚条件デッキからの除外であるため、フィールド魔法さえあれば手札がこのカードのみであっても特殊召喚は十分に可能。
 特に準備する必要も無く即座に攻撃力3000を特殊召喚することができるのは脅威。
 《青眼の白龍》デッキになくなってしまった場合は特殊召喚できないので、《トレード・イン》コストにしてしまうとよい。
 《青眼の白龍》はなるべく2〜3枚は採用し《ゴブリンのやりくり上手》等のデッキに戻す手段も用意したい。

 このモンスターだけならば、1つ目と2つ目の制約は実質無視できるので、劣勢の切り返しや序盤の制圧力としてはそれなりに有効だろう。
 ちなみに、他のモンスター攻撃宣言できない制約はあくまでこのカードが表側表示で存在する場合なので、このカードが攻撃した後に《月の書》などでこのカードを裏側守備表示にしてしまえば、他のモンスターも続けて攻撃することができる。

 現状、このカードと特に相性のいいフィールド魔法はこれといって存在しないため、3つ目の地縛神に似た制約は少々厳しい。
 また、デッキ構築の段階で中核としやすい《青眼の白龍》を、再利用手段の限られる除外状態へ送るのもなかなか辛い。
 このあたりに重点を置き「帰還カードを多めに搭載する」「《ダークゾーン》を採用する」等したデッキを構築するのが良いだろう。
 《歯車街》ならばフィールド破壊されても、入れ替わりに同攻撃力《古代の機械巨竜》を出せるので安定感は増す。
 ドラゴン族墓地利用を促してくれる《竜の渓谷》を採用するという手段もある。
 このとき《正統なる血統》などの蘇生カードを入れることで《青眼の白龍》を展開することもできるが、このカード自体が出せなくなると元も子もないので気をつけて運用する必要がある。

 逆にそのデメリットを利用しフィールド魔法が存在しない時にこのカード特殊召喚破壊され墓地へ送られることで、能動的に《デーモンとの駆け引き》発動条件を満たす事ができるので後続につなぐ上でのコンボカードとしても機能する。
 また蘇生制限は満たせるので、《鳳翼の爆風》などにより、デッキトップが固定されてデッキシャッフルしたい時など、場合によってはこのカードをフィールド魔法のない時に特殊召喚する手も考えられなくはない。

 割りきって《偉大魔獣 ガーゼット》リリース要員として運用する手段もある。
 通常召喚の権利を温存しつつ攻撃力3000のモンスターが出せるため手軽に攻撃力6000を誇るモンスターを出せる。
 一撃必殺とはいかないまでもこのカードデメリットを手軽にカバーできるので十分実用範囲だろうが、そのままでは相手のライフポイントは削り切れない為アフターケアは考えておく必要がある。
 その他にも、容易に特殊召喚できる高レベルドラゴン族であるため、《トライデント・ドラギオン》シンクロ素材としての運用も検討できるが手札事故には気をつけよう。

 フィールド魔法代わりに《スキルドレイン》デメリットを消す手もある。
 《青眼の白龍》やそのサポートカードである《正義の味方 カイバーマン》《白竜の聖騎士》《スキルドレイン》の影響を受けないため、シナジーが大きい。
 《レッドアイズ・ダークネスメタルドラゴン》が使用できないのは少々痛いが、《スキルドレイン》軸の【青眼の白龍】では戦力として期待できる。
 ただし、《青眼の白龍》自体を戦力として積極的に使うデッキなので、あまり多くの枚数投入するのは薦められない。

関連カード

収録パック等

FAQ

Q:効果分類は何ですか?
A:1体しか存在できないのは分類のない効果です。(→ルール効果)
  「他のモンスター攻撃できない」と「自身を破壊する」のは永続効果です。(09/12/14)

Q:正規手順の特殊召喚後に、《リビングデッドの呼び声》などで特殊召喚できますか?
A:はい、できます。(09/12/14)

Q:表側表示の《Sin 青眼の白龍》が攻撃した後に、《月の書》でこのカード裏側守備表示に、又は《亜空間物質転送装置》でこのカードを除外しました。この場合、このターン自分の他のモンスター攻撃することができますか?
A:はい、できます。攻撃できない制約は永続効果なので、《Sin 青眼の白龍》がフィールド上に表側表示でなくなった時点で、他のモンスター攻撃することが可能です。(09/12/14)

Q:1体目の《Sin 青眼の白龍》を《亜空間物質転送装置》除外し、そのターンに2体目の《Sin 青眼の白龍》を特殊召喚表側表示で存在する場合、エンドフェイズ時に1体目の《Sin 青眼の白龍》はフィールド上に戻れますか?
A:いいえ、フィールドに戻れず墓地へ送られます。(10/01/14)

Q:このカードが表側表示で存在するときに《スキルドレイン》無効にできないのは、どの効果ですか?
A:《スキルドレイン》が存在しても別の「Sin」と名のついたモンスターを出すことはできません。
  また、他の効果永続効果ですので無効になり、他のモンスター攻撃ができ、フィールド魔法がない時でも破壊されません。(09/12/14)
  参考:類例《神禽王アレクトール》の裁定によれば、「表側表示で存在するこのカード効果無効になるが、手札に存在する2体目のこのカードの『2体以上存在できない効果』は無効にならない」が理由との事。

Q:《スキルドレイン》が存在し、表側表示の《Sin 青眼の白龍》と裏側表示の《Sin 青眼の白龍》が存在する時に、裏側表示の《Sin 青眼の白龍》が攻撃を受けたりなどしてリバースした場合、そのリバースした《Sin 青眼の白龍》は自身の1体しか存在できない効果墓地へ送られますか?
A:いいえ、その場合はリバースした《Sin 青眼の白龍》方の1体しか存在できない効果無効にされますので、墓地へ送られず両方共フィールド上に残ります。(09/12/14)

Q:自分モンスター相手攻撃宣言しましたが、相手《ミス・リバイブ》発動し、自分フィールド上に《Sin 青眼の白龍》を特殊召喚しました。この場合、自分攻撃宣言したモンスターは引き続き攻撃を行うことは可能ですか?
A:はい、できます。(09/12/28)

Q:《青眼の白龍》デッキにない状態で、このカード特殊召喚しようとし、相手デッキ《青眼の白龍》がないことを確認させ、デッキシャッフルすることはできますか?
A:空撃ちになるのでできません。(09/12/28)

Q:自分フィールド上に表側表示のこのカードと表側表示フィールド魔法が存在している時、自分が新たにフィールド魔法発動した場合、このカード自壊しますか?
A:自分フィールド魔法発動中に、自分フィールド魔法発動する時、古いほうを破壊してから新しいほうを発動するため、古いほうが破壊された時点で自壊します。(10/01/14)

Q:上の例と同様の状況から、自分ではなく相手が新たにフィールド魔法発動した場合、このカード自壊しますか?
A:自分フィールド魔法発動中に相手フィールド魔法発動したとき、その効果の適用自分のものは破壊され、フィールド魔法フィールド上に残り続けるため、自壊しません。(10/01/14)