*《&ruby(テックジーナス){TG}; ハイパー・ライブラリアン》 [#rc7b8178]
 シンクロ・効果モンスター
 星5/闇属性/魔法使い族/攻2400/守1800
 チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
 このカードがフィールド上に表側表示で存在し、
 自分または相手がシンクロ召喚に成功した時、
 自分のデッキからカードを1枚ドローする。
//英語名未表記カード 英語名を表記したらこの部分は削除

 [[週刊少年ジャンプ(2011年2号) 付属カード>書籍付属カード#ba88fac6]]で登場した[[闇属性]]・[[魔法使い族]]の[[シンクロモンスター]]。~
 ''このカード以外の''[[シンクロモンスター]]が[[シンクロ召喚に成功した]]時に[[ドロー]]する[[誘発効果]]を持つ。

 他の[[モンスター]]が[[シンクロ召喚に成功した]]時に[[ドロー]]する[[効果]]を持つため、[[シンクロ召喚]]を多用する[[デッキ]]と相性が良い。~
 [[ドロー]]によって[[シンクロ召喚]]の消費を[[回復]]でき、更なる[[シンクロ召喚]]への足がかりとすることができる。~
 特に[[《フォーミュラ・シンクロン》]]とは相性が良く、自身の[[シンクロ召喚]]で1枚、自身の[[効果]]で1枚、更なる[[シンクロ召喚]]で1枚と大量[[ドロー]]を行うことが可能である。~
 ただし、[[モンスター効果]]の性質上、[[フィールド]]に[[モンスター]]を並べる必要があるため、[[シンクロ召喚]]を行う前に[[《激流葬》]]で全ての[[モンスター]]を[[除去]]されると大きな[[ディスアドバンテージ]]になるので注意が必要である。~

 [[相手]]の[[シンクロ召喚]]時にも[[適用]]されるが、[[相手]]の[[デッキ]]に依存するため、[[【E・HERO】]]等では[[効果]]を[[発動]]することすらままならない。~
 [[シンクロ召喚]]を行う[[デッキ]]でも、[[ドロー]]されることを知りながら[[相手]]が[[シンクロ召喚]]することはあまりなく、[[シンクロ召喚]]する前に[[《地砕き》]]等で[[除去]]されることが多い。~
 どちらかというと、[[相手]]の[[シンクロ召喚]]を牽制するという眼に見えない[[アドバンテージ]]を得ることになるだろう。~
 [[相手]]が[[シンクロモンスター]]に[[除去]]を頼っている[[デッキ]]ならば、1枚は[[ドロー]]できるかもしれない。~

 [[シンクロ素材]]を指定していない[[シンクロモンスター]]であるが、同じ[[レベル]]5では、[[効果]]が強力な[[《A・O・J カタストル》]]を優先されることが多い。~
 このカードの利点としては、[[《A・O・J カタストル》]]の[[効果]]では[[破壊]]できない[[《カオス・ソーサラー》]]等の[[闇属性]]対策として使用できる点や[[《キメラテック・フォートレス・ドラゴン》]]で[[除去]]されない点がある。~
 同じ[[レベル]]5に同[[攻撃力]]の[[《マジカル・アンドロイド》]]が存在するが、どちらを採用するかは戦略・[[属性]]・[[種族]]から決定すると良いだろう。~


-[[魔法使い族]]の[[シンクロモンスター]]で、[[シンクロ素材]]に縛りがない[[モンスター]]はこの[[カード]]が初である。~
上記の通り[[シンクロ召喚]]は難しくないため、[[《魔法族の里》]]による[[ロック]]が破られやすくなった。~
その代わり下記の通り、[[魔法使い族]]の[[シンクロモンスター]]を必要とする戦略が非常に安定して実行できるようになった。

-[[《ジャンク・シンクロン》]]で[[《シンクロ・フュージョニスト》]]を[[蘇生]]しこの[[カード]]を[[シンクロ召喚]]、[[《シンクロ・フュージョニスト》]]の[[効果]]で[[《ミラクルシンクロフュージョン》]]を加えればそのまま[[《覇魔導士アーカナイト・マジシャン》]]へと繋げることができる。~
この[[カード]]を[[シンクロ召喚]]後[[レベル]]2[[チューナー]]を用いれば[[《アーカナイト・マジシャン》]]を[[シンクロ召喚]]することも可能。~
同じく[[《ジャンク・シンクロン》]]で[[《マジキャット》]]を[[蘇生]]してこの[[カード]]を[[シンクロ召喚]]することもできるので、[[墓地]]の[[魔法カード]]を簡単に使いまわすことができる。~

-[[自分]]の[[フィールド]]にこの[[カード]]と[[《マジキャット》]]と[[レベル]]3〜5の[[チューナー]]が存在し、[[《シンクロキャンセル》]]が[[手札]]または[[墓地]]に存在する場合、[[無限ループ]]を発生させることが可能。~
<
+[[《マジキャット》]]と[[チューナー]]で[[魔法使い族]]の[[シンクロモンスター]]を[[シンクロ召喚]]する。
+[[フィールド]]に元から存在していた《TG ハイパー・ライブラリアン》の[[効果]]に[[チェーン]]して[[《マジキャット》]]の[[効果]]を[[発動]]する。
+[[《マジキャット》]]の[[効果]]で[[《シンクロキャンセル》]]を[[デッキトップ]]に置く([[手札]]にある場合は省略可)。
+《TG ハイパー・ライブラリアン》の[[効果]]で[[ドロー]]する。
+[[《シンクロキャンセル》]]で、[[シンクロ召喚]]した[[魔法使い族]][[モンスター]]を[[エクストラデッキ]]に戻し、[[シンクロ素材]][[モンスター]]を[[特殊召喚]]する。
+1に戻る。~

--[[シンクロ召喚]]する[[魔法使い族]][[シンクロモンスター]]が[[《アーカナイト・マジシャン》]]なら[[相手]][[フィールド]]を一掃でき、[[《マジックテンペスター》]]なら[[1ターンキル]]が可能。~
[[《王立魔法図書館》]]を組み合わせれば無限[[ドロー]]が可能。~
他にも[[《魔法吸収》]]を組み合わせれば無限に[[ライフを回復>ライフ回復]]。~
[[《コモンメンタルワールド》]]と組み合わせれば無限[[バーン]]で勝利もできる。~
[[チューナー]]に[[《TG ジェット・ファルコン》]]を使用したり[[《コモンメンタルワールド》]]と組み合わせれば無限[[バーン]]で勝利もできる。~

-ごく限定された状況だが、[[相手]]が[[シンクロ召喚]]に長けた[[デッキ]]の場合、強制[[ドロー]]を利用しこちらの[[デッキ切れ]]や[[手札破壊]]を狙われる危険がある。~
また、[[ドロー]]自体は強力だが、完全に自分のペースでの制御はできないため、自分の[[手札]]枚数を[[コントロール]]したい[[デッキ]]や[[カード]]との噛みあわせは難しい。~

-[[ドロー]]は[[誘発効果]]であり[[チェーン]]が組まれるので、[[《天罰》]]等で[[無効]]にできる。~
また、[[効果解決時]]にこの[[カード]]が[[表側表示]]で存在しなければ[[ドロー]]できないため、[[《サンダー・ブレイク》]][[《月の書》]]等で[[不発]]にすることができる。

-「ライブラリアン(librarian)」とは、英語で「司書」や「図書館職員」をさす言葉である。~
TCGでは[[デッキ]]を「ライブラリ(=図書館)」と呼ぶことがある。~
[[ドロー]][[効果]]は、司書の業務である図書館資料の検索・提供からイメージされたのだろうか。~
同様に図書館モチーフである[[《王立魔法図書館》]]も[[ドロー]][[効果]]である。~

-この[[カード]]の情報が初出したジャンプには、「出た!究極の切り札!」というやや大げさな垂れ込みが書かれていた。~
確かに[[ドロー]][[効果]]は強力なのだが、あくまで後続への繋ぎとすべきこの[[カード]]を切り札扱いするのは若干違和感を覚える。~
また、この[[カード]]が封入された袋とじに、「この[[カード]]の使い方は次のページで解説!!」と書かれているが、アニメ情報と新パック情報にスペースを取られているせいか解説されていない。

-アニメで登場する[[カード]]がOCGで先行して登場するのは最近の[[カード]]では珍しい。

-原作・アニメにおいて―~
アニメ5D'sの「遊星vsアンチノミー」(2戦目)においてアンチノミーが使用。~
先攻1[[ターン]]目に[[《TG ジェット・ファルコン》]]と[[《TG カタパルト・ドラゴン &size(10){DR-08};》>《TG カタパルト・ドラゴン》]]を[[シンクロ素材]]として[[シンクロ召喚]]された。~
[[ドロー]][[効果]]は[[《ジャンク・バーサーカー》]]と[[《TG ワンダー・マジシャン &size(10){SCX-1000};》>《TG ワンダー・マジシャン》]]が[[シンクロ召喚]]されたことで2回[[発動]]された。~
さらに[[《TG ワンダー・マジシャン &size(10){SCX-1000};》>《TG ワンダー・マジシャン》]]と共に[[《TG ブレード・ガンナー &size(10){MAXX-10000};》>《TG ブレード・ガンナー》]]の[[アクセルシンクロ召喚>シンクロ召喚]]の[[シンクロ素材]]となった。~
その後、[[《TG レシプロ・ドラゴン・フライ》]]の[[効果]]で[[《TG ワンダー・マジシャン &size(10){SCX-1000};》>《TG ワンダー・マジシャン》]]と共に[[特殊召喚]]され、[[《TG レシプロ・ドラゴン・フライ》]]・[[《TG ワンダー・マジシャン &size(10){SCX-1000};》>《TG ワンダー・マジシャン》]]と共に[[《TG ハルバード・キャノン &size(10){MAXXX-∞};》>《TG ハルバード・キャノン》]]の[[デルタアクセルシンクロ>シンクロ召喚]]の[[シンクロ素材]]となった。~

--[[シンクロ召喚]]の口上は「リミッター解放、レベル5!レギュレーターオープン!スラスターウォームアップ、オーケー!アップリンク、オールクリアー!GO![[シンクロ召喚]]!カモン!《TG ハイパー・ライブラリアン》!」。~
//字幕より。~

--アニメでの[[カード名]]は《TG ハイパー・ライブラリアン &size(10){SCX-1100};》であった。~
//アニメでレプシロ・ドラゴン・フライの効果で墓地から特殊召喚する場面より。

--自身は純粋な[[戦闘]]を行っていないが、[[シンクロ素材]]となった[[《TG ジェット・ファルコン》]]の[[効果]]により掌から本に似た波動を放ち遊星の[[ライフ]]を削っている。~

//-コナミのゲーム作品において―~

//-神話・伝承において―~

**関連カード [#j58b265b]
-[[TG]]

-[[《王立魔法図書館》]]

-[[《生還の宝札》]]

//―《TG ハイパー・ライブラリアン》の姿が見られる[[カード]]
//他のカードにこのカードのイラストが含まれている場合、そのカードをリンク

//**このカードを使用する代表的なデッキ
//-[[【】]]

**収録パック等 [#b9b222d9]
-[[週刊少年ジャンプ(2011年2号) 付属カード>書籍付属カード#ba88fac6]] WJMP-JP016 &size(10){[[Ultra]]};

**FAQ [#t93a7258]
Q:[[効果]]分類は何ですか?~
A:[[誘発効果]]です。(10/12/13)

Q:この[[カード]]自身が[[シンクロ召喚に成功した]]時、この[[カード]]の[[ドロー]]する[[効果]]は[[発動]]しますか?~
A:いいえ、[[発動]]しません。(10/12/13)

Q:[[ドロー]]する[[効果解決時]]にこの[[カード]]が[[フィールド]]上に[[表側表示]]で存在しなくなった場合、[[ドロー]]する[[効果]]は[[適用]]されますか?~
A:いいえ、[[適用]]されません。(10/12/13)

Q:この[[カード]]が存在する時に、[[《氷結界の龍 ブリューナク》]]を[[シンクロ召喚]]しました。この[[カード]]の[[効果]]が[[発動]]しますが、[[《氷結界の龍 ブリューナク》]]は[[優先権]]を行使して[[効果]]を[[発動]]できますか?~
A:不可能です。[[《つまずき》]]等と同様に、[[優先権]]を行使しての[[効果]][[発動]]をすることはできません。(10/12/13)

Q:[[《緊急同調》]]や[[《フォーミュラ・シンクロン》]]等の[[効果]]に[[チェーン]]をして[[《リビングデッドの呼び声》]]等を[[発動]]し、このカードを[[特殊召喚]]しその後[[シンクロモンスター]]が[[シンクロ召喚]]された場合、チェーン処理終了後に[[ドロー]]する効果は発動しますか?~
A:はい、[[《緊急同調》]]等の[[効果解決時]]にこの[[カード]]が[[表側表示]]で存在していれば、[[チェーン]]処理終了後に[[ドロー]]する[[効果]]は[[発動]]します。(10/12/16)

Q:この[[カード]]が[[表側表示]]で存在する時に同一チェーン上で[[《緊急同調》]]を2枚[[発動]]し、同一[[チェーン]]上で[[シンクロ召喚]]が2回行われた場合、[[チェーン]]処理終了後に[[ドロー]]する[[効果]]は2回[[発動]]しますか?~
A:はい、その場合[[ドロー]]する[[効果]]は2回[[発動]]します。(10/12/16)

//質問だけの投稿は禁止。ここは「質問と、それに対する事務局の回答」の両方を同時に記述する項目です。
//記述する場合、事務局に質問した日付を(05/01/01)のような形式でA:の最後に追加してください。
//未発売カードに限り、『A:(発売をお待ちください)』とセットでコメントアウトに質問を残すことが可能です。
//ルールやカードの処理等についての質問は遊戯王エキスパートルールHPで調べるか、ルール質問BBSを利用してください。