遊戯王カードWiki - 《ＴＧハルバード・キャノン》のバックアップ(No.30)

《ＴＧ(テックジーナス) ハルバード・キャノン/T.G. Halberd Cannon》 †

シンクロ・効果モンスター
星１２/地属性/機械族/攻4000/守4000
シンクロモンスターのチューナー１体＋チューナー以外のシンクロモンスター２体以上
このカードはシンクロ召喚でしか特殊召喚できない。
このカードがフィールド上に表側表示で存在する場合、
１ターンに１度だけモンスターの召喚・反転召喚・特殊召喚を無効にし破壊する事ができる。
このカードがフィールド上から墓地へ送られた時、
自分の墓地に存在する「ＴＧ」と名のついた
モンスター１体を選択して特殊召喚する事ができる。

　EXTREME VICTORYで登場した地属性・機械族のシンクロモンスター。
　シンクロ召喚でしか特殊召喚できない効果、召喚・反転召喚・特殊召喚を無効にする効果、墓地に送られた?時、ＴＧを蘇生する効果を持つ。

　シンクロ素材として３体ものシンクロモンスターを要し、既存のシンクロモンスターの中では最もシンクロ召喚が困難なカードと言える。
　よって、このカードをシンクロ召喚するには専用デッキの構築が望ましい。
　ただし、無理にこのカードを召喚せずとも、素材となるモンスターで総攻撃した方がダメージが大きくなる場合がほとんどである。

　高いステータスに加え、毎ターンノーコストの《昇天の角笛》を内蔵している。
　《神の警告》等と異なりチェーンブロックを作る特殊召喚には対応しないものの、それでも制圧力は高い。
　強力な効果を持つモンスターも、フィールドに出させない事で相手の戦力を大きく制限できる。
　このカードの蘇生効果を封じる《Ｎ・グラン・モール》等の除去モンスターも召喚を無効にする事で対処できる。

　しかし、効果自体は強力なもののセットにまでは対応していない。
　また、１ターンに１度だけであるため、特殊召喚を多用するデッキ相手には完全な抑止力としては働かない。

　そして、シンクロ召喚の困難さの割に耐性は一切持たない。
　墓地に送られるとＴＧを蘇生できるものの、バウンスや除外による除去では蘇生効果を発動できない。
　任意効果のためタイミングを逃す場合も多く、発動できないと多大なディスアドバンテージを負ってしまう。
　セットゆえに自身の効果で無効にできず、タイミングを逃して蘇生もできなくなる《ライトロード・ハンターライコウ》は天敵。

　維持し続けることがアドバンテージ獲得の前提となる大型モンスターなので、耐性のなさは致命的である。
　ＴＧとしてのデッキ構築を活かし、《ＴＧ１－ＥＭ１》で相手裏側守備表示モンスターを奪う等して上手く危険を取り除きたい。
　その際、《ＴＧサイバー・マジシャン》等を送り付けられればこのカードの高攻撃力も最大限に活かせるであろう。

同じ素材でシンクロ召喚可能な《シューティング・クェーサー・ドラゴン》の登場でこのカードの立場が危うい。
あちらの方が与えるダメージが多く、優秀な耐性を持ち、除外やバウンスでも後続が出せるため、基本的にはまずあちらの方が優先される。
このカードを使用する場合は、ＴＧのサポートカードや種族・属性などを活かすして差別化させたい。

自身の効果の性質上、機械族共通の天敵である《キメラテック・フォートレス・ドラゴン》にもある程度耐性がある。
《サイバー・ドラゴン》を特殊召喚されても、このカードの効果で無効にしてしまえる。
しかし、２体目の《サイバー・ドラゴン》・《プロト・サイバー・ドラゴン》・《サイバー・ドラゴン・ツヴァイ》を出されると無力である。

原作・アニメにおいて―
アニメ5D'sの「遊星vsアンチノミー」戦でアンチノミーが使用したデルタアクセルシンクロモンスター。
《ＴＧレシプロ・ドラゴン・フライ》と《ＴＧハイパー・ライブラリアン SCX-1100》と《ＴＧワンダー・マジシャン SCX-1000》を素材にデルタアクセルシンクロ召喚された。
アニメのみの効果により《シューティング・スター・ドラゴン》の除外を封じて攻撃力を下げ、更なるモンスターの展開も封じ、遊星を苦しめた。
しかし、複数のコンボにより戦闘破壊には至れず、《シューティング・スター・ドラゴン》の自爆特攻によるバーンコンボの標的とされライフを０にされた。
この時、演出上の関係で戦闘破壊されたかのような描写がなされた。
効果名は「クローズサモン」。

シンクロ召喚の際の台詞は「リミッター解放、レベルマックス！レギュレーターオープン、オールクリアー！無限の力よ、時空を突き破り、未知なる世界を開け！ＧＯ、デルタアクセル！カモン、《ＴＧハルバード・キャノン》！」。

アニメでのカード名は《ＴＧハルバード・キャノン MAXXX-∞》だった。
攻撃時には武器が変形する演出が、フィールドを離れさせない効果の際には、１度除外された相手と同じ空間に入り込み、引きずり出す演出がなされた。
また、通常の攻撃は名前どおりハルバードとキャノンを複合した武器を変形させて照準により狙撃しているが、効果破壊時は胸からのビームを放っている。

アニメでのテキストは以下の通り。

デルタアクセルシンクロ・効果モンスター
星１２/地属性/機械族/攻4000/守4000
シンクロチューナー＋チューナー以外のシンクロモンスター２体以上
このカードがフィールド上に表側表示で存在する場合、
モンスターの召喚・反転召喚・特殊召喚を無効にして破壊することができる。
この効果はこのカードのシンクロ召喚の素材としたモンスターの数だけ行うことができる。
このカードがフィールドを離れた時、エクストラデッキの
「ＴＧ ブレード・ガンナー ＭＡＸＸ－１００００」１体を自分フィールドに特殊召喚することができる。
相手フィールド上に存在するモンスターが、カード効果によってフィールドを離れる場合
その効果を無効にしてそのモンスターの攻撃力を８００ポイントダウンさせる事ができる。

OCG化に際し、蘇生・帰還が一切不可能になった。
１つ目の効果は１ターン内での発動回数が１回限りとなったが、シンクロ素材の数による合計回数制限はなくなった。
２つ目の効果は特殊召喚できる対象が増えたが、墓地に送られた時に限定され、３つ目の効果は完全になくなった。
また、《ワイルド・ハート》を特殊召喚する効果を持つ罠カード《リベンジ・リターン》も無効にしたことから、チェーンブロックを作る特殊召喚も無効にできたようだ。
この時は演出上の都合からか《ワイルド・ハート》を特殊召喚されてから無効にしていたが、OCGのルール上ではこのようなことはできない。
総合的にアニメ版より大幅に弱体化している。