効果モンスター 星8/風属性/鳥獣族/攻1000/守 800 このカードは通常召喚できない。 自分フィールド上に存在するモンスター2体と 自分の墓地に存在するモンスター1体を ゲームから除外した場合に特殊召喚する事ができる。 1ターンに1度、相手フィールド上に表側表示で存在するモンスターを 装備カード扱いとしてこのカードに1体のみ装備する事ができる。 このカードの攻撃力・守備力は、 このカードの効果で装備したモンスターのそれぞれの数値分アップする。
LIMITED EDITION 17で登場した風属性・鳥獣族の特殊召喚モンスター。
相手モンスターを装備カード化する起動効果と自身を強化する永続効果、フィールドに加え墓地のコストを要する召喚条件を持つ。
特殊召喚時のボード・アドバンテージの損失は2枚であり、最上級モンスターのアドバンス召喚と変わらないが、召喚権を消費しない分いくらか扱いやすい。
コストは除外であるため、《異次元の生還者》や《異次元の偵察機》などを用いることでディスアドバンテージを軽減できる。
また、トークンも利用でき、《精神操作》等のリリース制限も無視できるので、相性の良いカードは多数存在する。
吸収効果は表側表示に限定されているものの、大半のモンスターを除去できるのは強力。
下級アタッカーを吸収するだけでも最上級モンスタークラスの攻撃力になり、上級モンスター以上を吸収できれば戦闘破壊される可能性はほぼなくなる。
《トーチ・ゴーレム》とは特に相性が良く、トークンで召喚条件を満たすことができ、《トーチ・ゴーレム》を吸収すれば攻撃力が4000にも達する。
類似カードの大半にも言えることだが、装備カードの処理手段がなければ1回限りの効果になるのは難点。
相手フィールドに低攻撃力モンスターしかいなければこのカードの攻撃力も高くはならないので、次のターンに出てきたモンスターに戦闘破壊されてしまう。
蘇生制限を満たした後は蘇生・帰還が可能なので、ある程度使いまわせるようにするのも手か。
このように性能自体は一定の魅力があるのだが、特殊な条件を要求しながらも自身のサーチが困難であるため、安定して扱えないという欠点を抱えている。
モンスター2体を必須とする以上当然ながら重いので、複数積んだ場合は手札事故のリスクが跳ね上がる。
前述の《異次元の生還者》・《異次元の偵察機》にしても、素直に《マクロコスモス》等と併用したほうが無難であり、墓地にもモンスターを要求する性質上、そこにさらにこのカードを加える事は危険である。
サポートカードによりディスアドバンテージを軽減でき、かつ素早い展開が可能な《サクリファイス》と比較すると、裏側表示への対応や戦闘破壊耐性といった面で差を付けられている。
デッキスペースを取らない点は強みと言えるが、下準備が必要なカードを「引ければいい」感覚で使用するメリットは薄く、あえて採用する必要のあるデッキが少ないのが現実である。
一応《嵐征竜−テンペスト》を扱う【風属性】や【征竜】ならば、互いをコストにでき、《幻獣機ドラゴサック》で生成したモンスタートークンも利用できるので共存はさせやすい。
Q:効果分類は何ですか?
A:特殊召喚は特に分類のない召喚ルール効果、相手モンスターを装備カード化する効果は起動効果、攻撃力が上昇するのは永続効果です。(09/12/28)
Q:正規手順で特殊召喚後に、墓地から特殊召喚できますか?
A:可能です。(09/12/28)
Q:モンスタートークンを除外してこのカードを特殊召喚できますか?
A:できます。(09/12/28)
Q:アップするのは相手モンスターの「その時点の攻撃力分」ですか?「元々の攻撃力分」ですか?
A:カードに記載された攻撃力分(元々の攻撃力)です。(09/12/28)