遊戯王カードWiki - 《ＶＷＸＹＺ－ドラゴン・カタパルトキャノン》のバックアップ(No.84)

《ＶＷＸＹＺ(ヴィトゥズィ)－ドラゴン・カタパルトキャノン/VWXYZ-Dragon Catapult Cannon》 †

融合・効果モンスター
星８/光属性/機械族/攻3000/守2800
「ＶＷ－タイガー・カタパルト」＋「ＸＹＺ－ドラゴン・キャノン」
自分フィールド上に存在する上記のカードをゲームから除外した場合のみ、
融合デッキから特殊召喚が可能（「融合」魔法カードを必要としない）。
１ターンに１度、相手フィールド上のカード１枚をゲームから除外する。
このカードが攻撃する時、攻撃対象となるモンスターの表示形式を変更する事ができる。  
（この時、リバース効果は発動しない。）

　ELEMENTAL ENERGYで登場した光属性・機械族の融合モンスター。
　ＶＷＸＹＺの最終形態であり、相手フィールド上のカードを除外する効果と相手モンスターの表示形式変更効果を持つ。

　特殊召喚さえできれば、毎ターンコストを払わずに発動できる除外効果と表示形式変更効果を有する、大型モンスターとして運用できる。
　蘇生制限も無いため、１度でもエクストラデッキから特殊召喚に成功すれば、《死者蘇生》・《再融合》等での再利用が可能となる。
　融合素材はいずれも《ギアギガントＸ》・《融合準備》等でサーチがしやすいのも有難い。

　しかし、そのためにはまず３体合体の《ＸＹＺ－ドラゴン・キャノン》と２体合体の《ＶＷ－タイガー・カタパルト》をフィールドに用意する必要がある。
　これだけでもかなりの手間がかかる上、それら２体をさらに合体させてようやく特殊召喚にこぎつけられる。
　つまり合計５体分のモンスターを融合素材とする必要があり、正規の手段で召喚できたとして、アドバンテージに直結するかは疑問。
　蘇生・帰還等を活用しても、そこまでの準備に労力を割くこともあり、現環境ではデュエル中に特殊召喚できるかも怪しいところである。

　融合素材の確保には機械族サポートや《Ｘ－ヘッド・キャノン》・《Ｖ－タイガー・ジェット》の通常モンスターサポート等もフル活用したい。
　《アイアンコール》や《予想ＧＵＹ》等、可能な限り召喚権の確保を意識した展開を行い、融合召喚に繋げたい。
　ユニオンモンスターも多数存在するため、《前線基地》・《ゲットライド！》を採用するのも良い。
　サイバー・ドラゴンのギミックを採用する必要はあるが、《サイバー・ネットワーク》で一気に展開することも考えられるだろう。
　１ターンのタイムラグが発生するが、《同胞の絆》を使うのも悪くない。
　《轟雷帝ザボルグ》でエクストラデッキの《ＸＹＺ－ドラゴン・キャノン》、《ＶＷ－タイガー・カタパルト》を墓地へ落とし、《ファントム・オブ・カオス》を展開してカード名をコピーして出すという動きも可能。

　それ以外では《融合識別》を使い、カードの消費枚数を減らすのも手である。
　この場合手札に《融合識別》を２枚、フィールドには《融合識別》の効果を適用させるモンスター２体を用意することになる。
　その後、その２体をそれぞれを《ＸＹＺ－ドラゴン・キャノン》、《ＶＷ－タイガー・カタパルト》のカード名に変更することで特殊召喚が可能となる。
　消費枚数は４枚と正規の召喚手段とほぼ大差ないため、《レスキューラビット》や《魔界発現世行きデスガイド》等も併用しても良いだろう。

　だが耐性は一切持たないため、特殊召喚後も《神の宣告》等の防御カードが必要となる。
　いずれにせよ、デッキ構築の際はとにかくこのモンスターを出す事自体が目的と割り切る必要があるだろう。

かつては《未来融合－フューチャー・フュージョン》と《オーバーロード・フュージョン》で《キメラテック・オーバー・ドラゴン》を指定する事でデッキの機械族を全て除外し、その後《次元融合》か《異次元からの帰還》で融合素材を帰還させることで、このモンスターを強引に特殊召喚できた。
全盛期の【未来オーバー】では《キメラテック・オーバー・ドラゴン》で事足りたのだが、一応このカードを出すこと自体は難しくは無かったのである。
その後、【未来オーバー】のパーツは次々に禁止・制限カードに指定された事で徐々に実行が困難となり、《未来融合－フューチャー・フュージョン》の禁止によりこの方法は完全に消滅した。

発売当初、除去効果は「除外する」というテキストから強制効果とされていたが、現在の裁定では任意効果になっている。

《Ｚ－メタル・キャタピラー》のパーツで構成される腕部のパーツは《Ｘ－ヘッド・キャノン》が掴んでいるだけであり、本当の腕というわけではない（肘のような関節はあるのだが）。
どちらかといえばＶＷＸＹＺは戦闘ロボットというわけではなく、巨大な移動砲台のようなものなのだろう。

カード名の「ヴィトゥズィ」はおそらく'“ＶｔｏＺ”、つまり「ＶからＺ」を意味しているのだろう。

原作・アニメにおいて―
アニメGXの「十代vs万丈目」（２戦目）において万丈目が初使用。
十代を忌々しく思うクロノス教諭のカード買い占めにより万丈目が入手したカード。
《前線基地》と《リビングデッドの呼び声》により素材を高速で揃え特殊召喚された。
《Ｅ・ＨＥＲＯスパークマン》を除外、《Ｅ・ＨＥＲＯバーストレディ》を攻撃表示にして戦闘破壊し十代を追い詰める。
だが、次ターンの攻撃時に《ハネクリボーＬＶ１０》にあっさりと破壊され、ダメージの元凶となってしまった。
「万丈目vsアモン」戦では久しぶりに登場。
永続魔法《異次元格納庫》を駆使し、１ターン目から特殊召喚される。
その後《暴風雨》によって破壊されたが、貫通効果を付与しつつ蘇生させる専用装備魔法《次元破壊砲－Ｓ(スーパー・)Ｔ(サンダー・)Ｕ(ユニット)》によって蘇生。
しかし《雲魔物－ゴースト・フォッグ》の自爆特攻によってフォッグカウンターを乗せられ、《ダイヤモンドダスト・サイクロン》により破壊された。
攻撃名及び効果名は「ＶＷＸＹＺ－アルティメット・デストラクション」。

アニメではレアで、背景が異なり、このモンスターも引いたアングルで描かれていた。

コナミのゲーム作品において―
WCS2008では文明の世界の石碑に封印されているモンスター。
封印を解くには《ＶＷＸＹＺ－ドラゴン・カタパルトキャノン》を召喚してデュエルに勝利しなければならない。
使用するデッキは【ＶＷＸＹＺ】。
Duel Arenaではステージ３－３に対戦相手として登場。
本人曰く、巨大合体ロボになりたいらしい。

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