遊戯王カードWiki - 《Ｘ－セイバーウルベルム》のバックアップ(No.78)

《Ｘ(エックス)－セイバーウルベルム/X-Saber Urbellum》 †

シンクロ・効果モンスター
星７/地属性/戦士族/攻2200/守1300
チューナー＋チューナー以外のモンスター１体以上
相手の手札が４枚以上の場合、このカードが相手ライフに戦闘ダメージを与えた時、
相手の手札をランダムに１枚選んで持ち主のデッキの一番上に戻す。

　手札をデッキトップに戻すため、実質ドローロックと同じになる。
　相手が手札にあるカードで対処できない場合、このカードの攻撃が通り続け、【八汰ロック】と同じ状況になる。

　しかし、相手の手札が４枚以上という状況はあまり多くなく、仮に攻撃を通せたとしても相手が手札をセットするなどして４枚未満にされれば次の攻撃が通ってもドローロックにならない。
　加えて自身の攻撃力もレベル７の割に高くなく、直接攻撃できるようにするか、《月鏡の盾》で攻撃力を補う、貫通を利用するなどの手段が必要になる。
　同じレベル７のシンクロモンスターには《ブラック・ローズ・ドラゴン》や《ＰＳＹフレームロード・Ζ》、《クリアウィング・シンクロ・ドラゴン》といったモンスターが存在しており、エクシーズモンスターやリンクモンスターの登場も相まって枠が厳しいのもある。

　使うのであれば汎用性の高い《強制脱出装置》などのバウンスを組み込むと良い。
　相手の手札を増やしつつ攻撃を通せるようになり、効果の発動条件を満たし易い。
　【アロマシムルグ】のギミックで、手札を減らす手段を封じるのも良い。
　《一族の結束》を採用できる【不死武士】ならば打点も補う事ができるため、採用も見込めるだろう。
　【Ｘ－セイバー】では《Ｘ－セイバーソウザ》が存在するものの、Ｘ－セイバーサポートを活かせるため１枚は採用しておきたい。

海外ではDUEL TERMINALの稼働開始が遅かったため、Starter Deck 2009が初出となった。
確認しにくく、非常に珍しいケースだが、イラストの右下が透けている。

DTマスターガイドによると、《Ｘ－セイバーソウザ》失踪後は副指令となり、ワームと戦ったと書かれている。
冷静かつ戦術理論に長けており、ソウザと同じ流派二刀剣術を操るという記述もある。

名前の「Bellum」については《Ｘ－セイバーエアベルン》を参照。
名前に共通点があるのは、後述のモデルゆえだろうか。
しかし何故か同じカテゴリの同じ単語であるにもかかわらず、こちらは「ベルム」、あちらは「ベルン」である。

他のＸ－セイバーを考えると、スペルは大きく離れているがモデルはアーサー王伝説に登場する「双剣の騎士」と呼ばれた「ベイリン(Balin)」だろうか。
特に邪悪な心を持っている訳ではないのだが、行動がことごとく罪となってしまう不幸な人物である。
またベイランという弟が存在し、最後にはお互いの素性に気付かないまま相打ちとなってしまった。
名前に関しては、登場弾や効果・イラストの類似を考えると、ウルズとエアベルンを組み合わせたものと考えられる。

Ｑ：このカードの効果発動時に相手の手札は４枚でしたが、効果処理時には３枚になっていました。
　　この場合の処理はどうなりますか？
Ａ：その場合でも効果を処理します。(10/03/31)