儀式・効果モンスター 星１１/光属性/魔法使い族/攻3600/守3400 「影霊衣」儀式魔法カードにより降臨。 それぞれ種族の異なる自分フィールドのモンスター３体を使用した 手札からの儀式召喚でしか特殊召喚できない。 (1)：自分・相手のメインフェイズ１に 手札からこのカードと「影霊衣」魔法カード１枚を捨てて発動できる。 そのフェイズの間、相手はエクストラデッキからモンスターを特殊召喚できない。 (2)：このカードが儀式召喚に成功した時に発動できる。 このカード以外のお互いのフィールド・墓地のカードを全て除外する。 この効果を発動するターン、自分は他のモンスターを通常召喚・特殊召喚できない。
クロスオーバー・ソウルズで登場する光属性・魔法使い族の儀式モンスター。
自分または相手のメインフェイズ１の間相手のエクストラデッキからの特殊召喚を封じる効果、儀式召喚に成功した時に自身以外のフィールド・墓地のカードを除外する効果を持つ。
手札誘発の効果は影霊衣魔法カードも必要になるが、影霊衣魔法カードは墓地から除外しサーチを行う効果を持ち合わせるため、消費自体は減らせる。
メインフェイズ１限定だが、エクストラデッキからの展開を防げるため、儀式召喚できない場合の防衛として使える。
エクストラデッキのメタとしては《ユニコールの影霊衣》も存在するが、あちらは制限カードなので２枚目以降のメタ要員としての採用は考えられる。
しかしメインフェイズ２に特殊召喚される可能性が高いため展開そのものは防げず、そもそも特殊召喚を防ぎたいのならば【影霊衣】では《儀式魔人リリーサー》を使えば済むことである。
一応１ターン目に使えばそのターンの展開を防ぐことは出来るものの、こちらの効果だけのためにこのカードを採用するのは現実的ではないので、やはり儀式召喚することも考慮に入れたデッキに採用したい。
その儀式召喚のためには、フィールドに３種族のモンスターをレベル合計が11になるように揃える必要があるので、難易度が高い上に消耗が激しい。
影霊衣はドラゴン族・戦士族・魔法使い族の３種族に分かれており、さらに儀式召喚をサポートする《マンジュ・ゴッド》・《リチュア・チェイン》・《ソニックバード》なども採用できるため、種族面の縛りはクリアしやすいので、後はレベル調整をどうするかの問題になる。
下級モンスターを使う場合は、レベル４のモンスター２体とレベル３のモンスターを使う組み合わせとなる。
だが儀式召喚に成功した時の効果を使う場合、他のモンスターの召喚制限がかかるためにリリース素材を用意することが更に難しくなる。
儀式召喚のリリースを前のターンから維持するため、《威嚇する咆哮》や《ヴァルキュルスの影霊衣》など相手ターンをやり過ごすためのカードも必要となる。
苦労した見返りとしての効果は強力であり、自身以外のフィールド・墓地のカードをリセットできる。
ただし、《創星神 ｓｏｐｈｉａ》と違いチェーンを防ぐ効果はない上に、手札は残ってしまうので注意が必要である。
《エフェクト・ヴェーラー》などで無効にされた場合は、儀式召喚に要したカードの消費を考えると大きなディスアドバンテージを負うことになる。
儀式召喚のためのカード消費に加え、こちらも墓地アドバンテージを失っている関係上、相手の手札のカードで攻略されるとその後のこちらの立ち回りが非常に苦しくなる。
また、その制約から、【影霊衣】では必要ないであろうモンスターをフィールドに出したり、エクシーズ召喚を放棄する必要が生じるため、必然的に狙いがバレやすく、《エフェクト・ヴェーラー》などの妨害を受けやすい。
総じて、リターンは大きいものの発動までの障害や事故のリスクが高く、通常の【影霊衣】で採用しても邪魔になる可能性が高い。
従ってこのカードを使うならば、それなりの専用構築が必要になるだろう。