効果モンスター 星1/光属性/機械族/攻 0/守 0 このカードが破壊され墓地へ送られた場合、 デッキから攻撃力または守備力が0の、 カード名が異なる通常モンスター2体を表側守備表示で特殊召喚できる。 この効果で特殊召喚したモンスターはシンクロ素材にできず、 次の自分のエンドフェイズ時に破壊される。 「おもちゃ箱」の効果は1ターンに1度しか発動できない。
コレクターズパック−ZEXAL編−で登場した光属性・機械族の下級モンスター。
破壊され墓地へ送られた場合に通常モンスター2体をリクルートする誘発効果を持つ。
同じレベルのモンスターを出せばエクシーズ召喚が可能だが、2種類のモンスターをリクルートする必要があるため、それができる組み合わせは限られる。
単純にエクシーズ素材を集めるならば、《レスキューラビット》の方が即効性があり、汎用性が高い。
こちらは上級モンスターもリクルートできるが、該当するモンスターの種類は少ない上に単体では扱いにくく、手札事故の要因となりやすい。
またそのステータスや種族からリクルート手段は豊富だが、自身の効果でリクルートできる通常モンスターとはサポートカードを共有できない。
一方で墓地で発動するが故の長所や、専用サポートカードである《プリンセス・コロン》の存在があるため、《レスキューラビット》とは異なる活用法も見いだせる。
《激流葬》や《ブラック・ホール》などの全体除去とは非常に相性が良く、相手モンスターを一掃した上で2体のモンスターをリクルートしてエクシーズ召喚すれば、直接攻撃で大ダメージを与えられる。
ランク5の《シャーク・フォートレス》なら4800ダメージ、ランク4の《ガガガザムライ》なら3800ダメージとなり、他の展開手段も持ち合わせていれば1ターンキルにも届き得る。
《強制転移》による送りつけとの相性も良く、《ワンダー・エクシーズ》と併用すればバトルフェイズ中によるエクシーズ召喚で追撃も可能になる。
このカードを蘇生できる《プリンセス・コロン》をエクシーズ召喚すれば壁となりさらに相手の攻撃をトリガーに展開を狙える。
フィールド以外の場所から破壊されて墓地へ送られた場合でも効果は発動するため、《神の宣告》や《神の警告》などの召喚を無効にするカードや、《魔のデッキ破壊ウイルス》などの手札破壊にも強い。
デッキ内に特定のカテゴリのカードを入れる必要はあるが、《炎王の孤島》や《天空の虹彩》等の効果で破壊すればディスアドバンテージ無しでリクルートが可能になる。
特に《炎王の孤島》は手札のこのカードも破壊できるため、召喚権を他のモンスターに回すことができるのは大きな利点である。
相手のターンに除去されそうになった《リビングデッドの呼び声》などをチェーンして蘇生し、《千年の盾》や《迷宮壁−ラビリンス・ウォール−》を呼び出せば、壁としての役割も期待できる。
《リミット・リバース》にも対応するステータスなので、相手のエンドフェイズに蘇生して自分のターンで自壊させてやれば、能動的にリクルートが行える。
墓地で発動する効果故に、《デブリ・ドラゴン》や《ジャンク・シンクロン》で蘇生した場合でも効果は有効である。
リクルートしたものが残っている場合は、このカードを蘇生しても《デブリ・ドラゴン》はエクシーズ召喚が行えるため無駄にならない。
《ジェムナイト・サフィア》など《デブリ・ドラゴン》の蘇生対象がリクルート可能な点も好相性である。
同一ターンでの展開こそできないが、《カメンレオン》でも同じ動きがとれる。
シンクロ素材以外の利用に制限はないため、《ラブラドライドラゴン》と《格闘ねずみ チュー助》などの獣族を出せば《ビーストアイズ・ペンデュラム・ドラゴン》を特殊召喚できる。
《ラブラドライドラゴン》と《PSYフレーム・ドライバー》をリクルートすれば《アルティマヤ・ツィオルキン》の特殊召喚も可能になる。
《融合》が手札にある場合は《始祖竜ワイアーム》も融合召喚可能。
これらは墓地に存在する場合でも《龍の鏡》で融合召喚可能なので、デッキ構築としても無理のない採用である。
エクシーズ召喚等で展開したモンスターを含め複数の種族を一度に調達できるため、通常では発動しにくい《貪欲で無欲な壺》を比較的容易に利用できるようになる。
バトルフェイズスキップなどの制約は無視できないが、《レスキューラビット》や同名カードのリクルート先を絶やさず利用できるため悪くはない選択肢である。
発動ターンは《プリンセス・コロン》による布陣構築に徹すれば、攻撃できずともそう不都合はないだろう。
Q:ダメージステップ中に破壊され墓地へ送られた場合にこのカードの効果を発動できますか?
A:はい、発動できます。(13/08/10)