*《おジャマ・カントリー/Ojama Country》 [#x8ac776e]
 フィールド魔法
 1ターンに1度、手札から「おジャマ」と名のついたカード1枚を墓地へ送る事で、
 自分の墓地に存在する「おジャマ」と名のついたモンスター1体を特殊召喚する。
 自分フィールド上に「おジャマ」と名のついたモンスターが表側表示で存在する限り、
 フィールド上に表側表示で存在する全てのモンスターの元々の攻撃力・守備力を入れ替える。

 ジャンプフェスタ2009で配布された[[プロモカード]]で登場した[[フィールド魔法]]。~
 [[おジャマ]]を[[蘇生]]する[[効果]]に加え、永続的な[[《右手に盾を左手に剣を》]]を[[内蔵]]した[[カード]]である。

 前半の[[効果]]は[[《ゾンビ・マスター》]]同様の[[おジャマ]]の[[蘇生]]。~
 [[おジャマ]]の[[サポートカード]]としてはなかなかに有用な[[効果]]である。~
 従来の[[おジャマ]]3兄弟は[[《おジャマ・レッド》]]からの[[特殊召喚]]を狙いたいので、[[《おジャマ・ブルー》]]を[[蘇生]]するのが主な利用法となるだろう。~
 [[正規融合]]した[[《おジャマ・キング》]]や[[《おジャマ・ナイト》]]を[[蘇生]]するのもよい。~
 特に[[《おジャマ・ナイト》]]の場合は、[[《簡易融合》]]という強力なサポートが存在するのが幸いしている。~
 [[融合召喚]]扱いの[[《簡易融合》]]によって[[蘇生制限]]をクリアし、あとはさまざまな方法で[[墓地に送って>墓地に送る]][[蘇生]]してしまえば、その[[ターン]]に[[攻撃]]できない[[デメリット]]も解消できる。~
 [[上級モンスター]]を[[召喚]]するために[[リリース]]する、[[《神秘の中華なべ》]]の[[コスト]]にする、[[シンクロ素材]]にするなど、[[墓地に送る]]方法も無数にある。~

 また、[[蘇生]]の際に[[墓地に送る]][[カード]]は[[モンスター]]である必要がない。~
 ダブった《おジャマ・カントリー》や必要ない時の[[《おジャマ・デルタハリケーン!!》]]などを[[モンスター]]に代えられる。~
 特に[[《おジャマジック》]]を能動的に捨てられることで[[効果]]を活用できる事が大きい。~

 後半の攻守逆転の[[効果]]は、[[攻撃力]]0の[[おジャマ]]たちにとってはまさにうってつけと言える。~
 [[《おジャマ・デルタハリケーン!!》]]後に[[おジャマ]]3体の[[ダイレクトアタック]]を決めれば、[[《青眼の白龍》]]にも等しい[[ダメージ]]が[[相手]]に降りかかる。~
 仮に[[《冥府の使者ゴーズ》]]を呼ばれても、付随する[[冥府の使者カイエントークン]]は攻守1000のため、痛打を食らう心配も薄いのは利点か。~

 もちろん、[[効果]]を受けるのは[[おジャマ]]たちだけではない。~
 この[[効果]]は[[フィールド]]の[[モンスター]]すべてに[[適用]]されるため、[[相手]]の[[デッキ]]タイプによっては思わぬ形で痛手を与えることもできる。~
 現[[環境]]の[[アタッカー]]クラスは総じて[[守備力]]が低い場合が多く、この[[カード]]を[[発動]]しているだけで[[おジャマ]]による[[戦闘破壊]]が有効な場面も生まれるだろう。~

-この[[カード]]及び[[おジャマ]]と相性のいい[[カード]]群。

--[[《オネスト》]]~
攻守を逆転させ、1900の[[アタッカー]]役をこなしつつ、[[手札]]にあっては[[おジャマ]]を[[戦闘破壊]]から守ることができる。~
[[《光の召集》]]などのさまざまな[[光属性]][[サポートカード]]を[[おジャマ]]と共有できるのも利点の一つ。~

--[[《デブリ・ドラゴン》]]~
[[おジャマ]]を[[蘇生]]でき、[[攻撃力]]2000の[[アタッカー]]にもなり、かつ[[チューナー]]であるため、状況に応じ[[シンクロモンスター]]を運用するかどうかを選択できる。~
[[蘇生]][[効果]]使用後、《おジャマ・カントリー》の[[効果]]で[[おジャマ]]1体を[[蘇生]]すれば、[[《デブリ・ドラゴン》]]の[[デメリット]]をクリアし[[《スターダスト・ドラゴン》]]を即座に呼べる。~
地味な利点だが覚えておいて損はない。~
また、[[チューナー]]以外の[[モンスター]]に縛りのある[[《ライトエンド・ドラゴン》]]もこの方法で簡単に[[召喚]]可能。~

--[[《王虎ワンフー》]]~
「[[攻撃力]]や[[能力>効果]]は高いが[[守備力]]が低い」といった[[モンスター]]を一網打尽にできる。~
[[【メタビート】]]の主力[[《ライオウ》]]、大半の[[剣闘獣]]、[[《神獣王バルバロス》]]といった[[モンスター]]はまさにカモ。~
[[《強者の苦痛》]]を併用すれば、展開できる[[モンスター]]も非常に限られるだろう。~
ただし、自身の[[効果]]で[[おジャマ]]の展開を阻害してしまったり、自身の[[攻撃力]]も1000まで落ちてしまうため注意が必要。~
このカードを使用する場合、[[《エンペラー・オーダー》]]は必須と言えよう。

--[[ホルスの黒炎竜]]~
[[魔法カード]]の[[効果を受けない]][[《ホルスの黒炎竜 LV6》]]なら、《おジャマ・カントリー》下でも[[攻撃力]]の下がらない[[アタッカー]]となりうる。~
[[LV8>《ホルスの黒炎竜 LV8》]]を併用し防御を固めてもいいが、[[LV6>《ホルスの黒炎竜 LV6》]]と違い《おジャマ・カントリー》の干渉を受ける点を考慮して出したい。~

--[[守備力]]2000以上の[[モンスター]]~
高い[[守備力]]をもった[[モンスター]]たちが即座に[[アタッカー]]と化す。~
[[《大木炭18》]]や[[《ガード・オブ・フレムベル》]]などは、[[レベル]]1にして驚異の[[攻撃力]]を有し、[[《ビッグ・シールド・ガードナー》]]や[[《D−HERO ディフェンドガイ》]]は[[上級モンスター]]の基準値2400をたやすく葬る[[アタッカー]]と化す。~
[[《機動砦のギア・ゴーレム》]]と併用した場合、[[《ウェポンチェンジ》]]と比べ[[発動]]後の1ターンのタイムラグを待たずに[[攻撃力]]2200の[[ダイレクトアタッカー]]として運用できるのが利点。~
[[《トラックロイド》]]も攻撃力が2000に跳ね上がり、相手モンスターを装備しやすくなるので飛躍的に攻撃力を高めることもできる。
また、[[守備力]]2000ラインには[[通常モンスター]]や[[下級モンスター]]が数多く存在するため、さらに[[【ローレベル】]]のギミックを組み込み、[[《サウザンドエナジー》]]や[[《トライアングルパワー》]]も併用してやればそれこそ[[オーバーキル]]ともいえる状況を作り出せるだろう。~
[[《下克上の首飾り》]]を装備すれば、[[《おジャマ・イエロー》]]でも[[《オベリスクの巨神兵》]]との[[戦闘]]で1000以上の[[ダメージ]]を与えられる。

-この[[カード]]の存在は、昨今の[[守備力]]軽視の[[環境]]に一石を投じうる。~
[[おジャマ]]を守り抜かねばならない[[デメリット]]も伴うが、それを補って余りある[[効果]]を秘めた[[カード]]でもある。~

-[[手札]]から[[墓地へ送る>墓地に送る]][[カード]]は「[[おジャマ]]」と名のついた[[魔法カード]]、[[罠カード]]でも良いはずだが、英語版のテキストでは[[《おジャマッスル》]]に関する補足はされていない。~

-[[イラスト]]には[[《おジャマトリオ》]]、[[《おジャマ・レッド》]]、[[《おジャマ・ブルー》]]以外の[[おジャマ]]達の姿も見られる。

-なかなか面白い効果を持つ[[カード]]だが、ジャンプフェスタでしか配布されておらず入手困難になっていた。~
[[トーナメントパック2009 Vol.1]]に収録されたものの、その後は入手が困難なままである。~
一応、海外版の[[Raging Battle]]では比較的低レアリティで手に入る。
しかし、一般店舗で配布されるプロモーションパックの登場により、ようやく入手難易度は低くなったと言える。

//-原作・アニメにおいて―~

//-コナミのゲーム作品において―~

//-神話・伝承において―~

**関連カード [#o2ed1078]
-[[おジャマ]]

-[[《ゾンビ・マスター》]]
-[[《ライトロード・サモナー ルミナス》]]

-[[《ウェポンチェンジ》]]
-[[《右手に盾を左手に剣を》]]
-[[《反転世界》]]

―[[イラスト]]関連
-[[《おジャマ・グリーン》]]
-[[《おジャマ・イエロー》]]
-[[《おジャマ・ブラック》]]
-[[《おジャマ・レッド》]]
-[[《おジャマ・ブルー》]]

//―《おジャマ・カントリー》の姿が見られる[[カード]]

**このカードを使用する代表的なデッキ [#y210b62d]
-[[【おジャマ】]]

**収録パック等 [#yaa1aca7]
-[[プロモカード]] JF09-JP010 &size(10){[[N-Parallel]]};
-[[プロモカード]] JF10-JP005
-[[トーナメントパック2009 Vol.1]] TP09-JP009
-[[プロモーションパック>プロモカード]] PR01-JP005

**FAQ [#odf69275]
Q:[[墓地に送る]]のは[[コスト]]ですか?~
A:はい、[[コスト]]です。(09/01/01)

Q:[[墓地]]の[[おジャマ]]を[[対象にする効果>対象をとる(指定する)効果]]ですか?~
A:はい、[[対象を取る効果>対象をとる(指定する)効果]]です。(09/01/01)

Q:[[蘇生]]させる[[おジャマ]]が[[墓地]]に存在しない場合、[[蘇生]][[効果]]を[[発動]]できますか?~
A:いいえ、[[墓地]]に[[おジャマ]]がいない場合は[[蘇生]][[効果]]の[[発動]]はできません。(08/12/20)

Q:[[墓地]]に[[おジャマ]]が存在する場合に、[[手札]]から[[《おジャマ・イエロー》]]を[[墓地に送って>墓地に送る]]、その[[《おジャマ・イエロー》]]を[[蘇生]]できますか?~
A:はい、可能です。(08/12/20)

Q:[[カード]]自体の[[発動]]と同時に[[特殊召喚]][[効果]]を使用することはできますか?~
A:いいえ、使用できません。(10/07/04)

Q:入れ替えた後の数値は、[[元々の数値>元々の攻撃力(守備力)]]として扱いますか?~
A:はい、[[元々の数値>元々の攻撃力(守備力)]]として扱います。(09/01/24)

Q:[[《デーモンの斧》]]を装備した[[《ライオウ》]]が1体存在し、[[自分]][[フィールド]]上に《おジャマ・カントリー》が[[発動]]しています。この時[[手札]]から[[《おジャマ・イエロー》]]を[[召喚]]しました。攻守はどうなりますか?~
A:《おジャマ・カントリー》の[[効果]][[適用]]後に[[装備魔法]]の[[効果]]を改めて[[適用]]します。従って[[《ライオウ》]]の[[攻撃力]]は1800、[[守備力]]は1900です。(08/12/20)

Q:この[[カードの効果]][[適用]]中に[[剣闘獣]]と名のついた[[モンスター]]の[[効果]]により[[《剣闘獣ラクエル》]](または[[《剣闘獣ホプロムス》]])を[[特殊召喚]]しました。~
この場合、[[攻撃力]]と[[守備力]]の値はどのようになりますか?~
A:[[《剣闘獣ラクエル》]]の[[攻撃力]]は400、[[《剣闘獣ホプロムス》]]の[[攻撃力]]は2400となります。(09/01/01)

Q:この[[カードの効果]][[適用]]中に[[《あまのじゃくの呪い》]]を[[発動]]しました。~
この場合[[フィールド]]上の[[モンスター]]の[[攻撃力]]はいくつになりますか?~
A:[[攻撃力]]・[[守備力]]をアップ、またはダウンする[[効果]]ではないため、[[《あまのじゃくの呪い》]]の[[効果]]が適用された場合でも、[[攻撃力]]・[[守備力]]は変化しません。(09/01/01)

Q:この[[カードの効果]]は[[相手]][[プレイヤー]]も[[使用]]する事が可能ですか?~
A:[[おジャマ]]と名のついた[[モンスター]]を[[特殊召喚]]する[[効果]]は、《おジャマ・カントリー》の[[コントローラー]]のみが[[発動]]できる[[効果]]になります。~
また、[[モンスター]]の元々の[[攻撃力]]・[[守備力]]を入れ替える[[効果]]は、[[お互い]]に適用される[[効果]]になります。(08/12/21)

Q:この[[カード]]の[[カードの発動]]を[[《王宮の弾圧》]]で[[無効]]にすることはできますか?~
A:カードの発動は無効にできません。特殊召喚効果を発動した際、[[《王宮の弾圧》]]で無効に出来ます。(09/07/06)


//質問だけの投稿はお止めください。ここは「質問と、それに対する事務局の回答」の両方を同時に記述する項目です。
//質問と回答を記述する場合、事務局に質問した日付を(05/01/01)のような形式でA:の最後に追加してください。
//未発売カードに限り、『A:(発売をお待ちください)』とセットでコメントアウトに質問を残すことが可能です。
//ルールやカードの処理等についての質問がございましたら遊戯王エキスパートルールHPで調べるか、ルール質問BBSを利用してください。