効果モンスター 星3/光属性/天使族/攻 950/守 700 投げたコインの裏表を当てる。 当たりは1ターンの間このカードの攻撃力が2倍、 ハズレは1ターンの間このカードの攻撃力が半分になる。
50%の確率で、レベル4以下の天使族では最大の攻撃力を得るモンスター。
賭けの報酬が、たかが攻撃力1900のアタッカーでは割に合わないというもの。
しかし「元々ではない」攻撃力すなわち、増強効果も合わせて2倍にするのが最大の強み。
《デーモンの斧》一枚であのカードもびっくりの攻撃力になる可能性を秘めている。
運が悪ければ半分になるわけだが、それよりも問題は相手のターンでこの能力を発動できないこと。
自分のターンで半分になっても次の相手のターンでは元に戻っているので、デメリットは少ないか。
レベル3のためロックを回避しての攻撃が可能なので攻撃力増強タイプの【光属性】に忍ばせておくと活躍することも多い。
同じく装備魔法と相性の良い光属性のモンスター・《マハー・ヴァイロ》とは状況に応じて使い分けると良い。
上記の1ターンキルを視野に入れ、ほかに【ギャンブル】系カードを入れない【きまぐれ1キルビート】デッキについて記述する。ただ、このデッキでは1ターンで致死量のダメージを与えて勝負を決めるラッシュ1キルの意味と考えたほうがいいだろう。
まず《きまぐれの女神》は3積み確定。《クリッター》、《シャインエンジェル》で早く揃えることも必要だろう。あとは下記の1キルを助けるカードと《きまぐれの女神》を守り抜き、ビートするカードを入れていく。スロットは意外と自由にカードを入れれる空きがあるのでここをどうするかがこのデッキのタイプを左右する。
1キルの可能性を高めるため《団結の力》+《スケープ・ゴート》はもちろん入れる。装備魔法と相性がいい《魔導師の力》も確実に入る。この際装備魔法は《デーモンの斧》や《凶暴化の仮面》などできるだけ攻撃力が上がるカードを選択する。
貫通効果を持たせるカードは《H−ヒートハート》を1,2枚入れるのもあり。が、《魔導師の力》が入っているので《ビッグバン・シュート》の方がいい時が多い。また貫通だけでなく、《スケープ・ゴート》+《強制転移》で擬似直接攻撃を狙うもいいだろう。
さらに安定性を高めるためには《サイクロン》、《大嵐》、《ハリケーン》もほぼ必須。苦労して攻撃をしたあと《魔法の筒》などをされてはあまりに悲しい。
もちろん失敗する可能性を4分の1に減らす《セカンド・チャンス》も投入を検討できる。が、こいつを入れるより装備魔法を入れたほうが1キルに必要なカードはそろえやすいだろう。使っても結局4回に1回は外れる可能性があるのだ。
とにかく攻撃力4000〜5000+貫通状態まで上げればあとはまさにこのデッキの勝利の女神である《きまぐれの女神》に祈ってコインを投げ、攻撃するのみ。
そして、1キルできないときはラッシュで1キルすることを頭に置きつつ勝率を高めるために、《神の宣告》、《我が身を盾に》等をいれて相手の《きまぐれの女神》に対する除去をカウンターし、数ターンかけてビートする。除去さえなんとかなれば装備魔法の力もあり普通に殴り勝てる。というか1キルはそう簡単にはできないのでこの方法で勝つときは多いだろう。そして除去に対するカードを入れすぎると1キルの可能性は減るし、入れないと《きまぐれの女神》が装備魔法ともども倒され、圧倒的不利に陥る可能性は増える。
大体勝ち負けが3〜5ターンで明確になるこのデッキ。やはり【ギャンブル】デッキなので確実に勝つのは無理である。が、ぜひこのアンバランスなデッキを自分で改良し、最高のバランスを見つけ出し勝率を高めて欲しい。
Q:《巨大化》を装備した《きまぐれの女神》が自身の攻撃力倍化効果を使った場合、どうなりますか?
A:後から発動した効果に上書きされます。他の「元々の数値が2倍(もしくは半分)になる効果」の場合も、同様です。