*《ものマネ&ruby(げんそうし){幻想師};/Copycat》 [#uf60c254]
 効果モンスター
 星1/光属性/魔法使い族/攻   0/守   0
 このカードが召喚・反転召喚・特殊召喚に成功した時、
 このカードの攻撃力・守備力は、相手フィールド上に表側表示で存在する
 モンスター1体の元々の攻撃力・守備力になる。

 [[LIMITED EDITION 3>LIMITED EDITION#ke3b0eac]]で登場した[[光属性]]・[[魔法使い族]]の[[下級モンスター]]。~
 [[召喚・反転召喚・特殊召喚に成功した]]時に[[強制発動]]する[[誘発効果]]を持つ。~
 [[《N・ブラック・パンサー》]]が名前と[[効果]]をコピーするのに対し、こちらは数値をコピーする。~

 どんなに[[攻撃力]]の高い[[モンスター]]が[[相手]]の[[フィールド]]上に存在していても、基本的に相打ちに持ち込むことができる。~
 [[元々の攻撃力]]が?ではないため、[[《シャインエンジェル》]]による[[リクルート]]ができ、さらに[[誘発効果]][[発動]]により([[相手]]に依存するが)高い[[攻撃力]]を持たせることも出来る。~
 さらに[[レベル]]も1と低いため、[[《見習い魔術師》]]での[[リクルート]]や[[《光学迷彩アーマー》]]との[[コンボ]]も可能である。~
 この[[効果]]は[[対象を取る>対象をとる(指定する)効果]][[誘発効果]]なので[[《魂を削る死霊》]]を選択した場合、ステータスをコピーしたあと[[破壊]]する。~
 [[《ニトロユニット》]]との[[コンボ]]で擬似[[《破壊輪》]]のような運用も可能。~

 目立った弱点は、[[相手]]に依存していること。~
 [[相手]][[フィールド]]上に[[モンスター]]がいなければ意味がないため、[[ダイレクトアタック]]しづらい。~
 [[《トーチ・ゴーレム》]]を使って能動的にコピーするのも可能ではあるが、[[通常召喚]]できなくなるため、[[《トーチ・ゴーレム》]]を先に出しておくかこのカードを[[特殊召喚]]する必要があり、使い勝手がいいとは言えない。~
 [[元々の攻撃力]]をコピーするため、強化系の[[デッキ]]である[[【墓守】]]等では相打ちに持ち込めない。~
 [[《お注射天使リリー》]]や[[ガジェット]]等の低[[攻撃力]][[モンスター]]の前ではただのステータスの低い[[モンスター]]になってしまう。~
 無論、[[【ドローゴー】]]や[[【ロックバーン】]]を[[相手]]にした時は[[手札コスト]]と考えて差し支えはない。~

 [[【カオス】]]全盛期は[[《見習い魔術師》]]→《ものマネ幻想師》と連携し[[相手]]の[[モンスター]]と相打ちになることで、迅速かつ[[アドバンテージ]]を失わずに[[光属性]]・[[闇属性]]を[[墓地]]に揃えることができる点が評価されていた。~

-基本的に[[1:1交換]]となるが、[[相手]][[モンスター]]がなんらかの[[効果]]によって[[攻撃力]]が上昇していてもその数値はコピーできないことに注意。~
一方、[[光属性]]であるため、[[《オネスト》]]などでサポートすることで一方的にコピーした相手を殴り倒すことも可能である。~
この場合、相手が高[[攻撃力]]の[[モンスター]]を[[コントロール]]しているだけで、擬似的にそれと同等の高[[攻撃力]][[モンスター]]を[[リリース]]等なしで出せることになる。~

-[[相手]]の場に[[表側表示]][[モンスター]]がいればほぼ相打ち以上の活躍には見込めるため[[レベル]]1の[[モンスター]]の中では扱いやすい部類といえる。~
[[シンクロ召喚]]では[[レベル]]の調整にも一役買えるため、投入してみてもおもしろいだろう。~

-これほどの能力を持ちながら長らく[[絶版]]だったが、[[STARTER DECK(2008)]]で再録された。~

-[[デュエルCGI]]等では、[[《収縮》]]で[[攻撃力]]が変化しないバグがよくある。

-英語名は「Copycat」、そのまま読めば《コピーキャット》である。~
《コピーキャット》といえば原作でペガサスの使用した全く別のカードだが、「Copycat」という英単語には「人まね屋」という意味がある。~
単語の意味としては間違っていない。

-原作・アニメにおいて―~
「決闘王国編」における「遊戯&城之内vs迷宮兄弟」戦において城之内が使用。~
原作においては、[[モンスター]]のみならず[[魔法・罠カード]]にも変化可能という「幻想カード」の一種であった。~
そのメタモルフォーゼ能力は、実物のものと比べてかなり強力であると言えよう。~
しかしながら、[[モンスターカード]]をコピーするには《操り人形》なるカードが必要であった。~
劇中においては、迷宮兄弟の使用した[[《フォース》]]をコピーし、[[《ブラック・デーモンズ・ドラゴン》]]の[[攻撃力]]を上昇させた。~
また、同「決闘王国編」のアニメ版における「遊戯vs城之内」戦では、[[《墓荒らし》]]との[[コンボ]]で[[《ブラック・デーモンズ・ドラゴン》]]の[[融合召喚]]に成功している。

--アニメでは[[モンスターカード]]になっていたが、そのステータスは「[[闇属性]]・[[魔法使い族]]・星5・[[攻撃力]]0・[[守備力]]100」と現実のものとかなり異なる。~
[[モンスター]]を[[召喚]]した[[ターン]]にも使用していたことから、[[《D.D.クロウ》]]の様な[[手札]]から[[発動]]できる[[効果]]だったものと推測される。~

--アニメGXでは「万丈目準vs長作」にて、準が[[《苦渋の選択》]]で[[墓地]]に送っているのが確認できる。~
この時の万丈目の[[デッキ]]は井戸に捨てられていた[[攻撃力]]0の[[モンスター]]で組んだもの。~
[[おジャマ]]兄弟ならまだしも、有用なこのカードが捨てられていたのは罰当たりとしか言いようが無い。


-コナミのゲーム作品において―~
GBAソフト「[[遊戯王デュエルモンスターズエキスパート2006>http://www.konami.jp/gs/game/yugioh_ex2006/index.html]]」ではチャレンジを95%以上クリアすると出現する隠しキャラクター。~
[[自分]]の作った[[デッキ]]の中からひとつ選び、それと対戦できるという過去の作品にはなかった画期的な[[相手]]である。~
[[自分]]が作った[[デッキ]]のチェックができるのはもちろんだが、2008では、39枚以下(もちろん1枚でも2枚でも)の[[デッキ]]をレシピに乗せ、その[[デッキ]]を選べば、DPも稼げる。~
ただし[[《おろかな埋葬》]]で[[《黄泉ガエル》]]ではなく「[[帝]]」を[[墓地]]に送ったりと、意味不明な行動を取る。~
「WC2007」「WC2008」でも同様に隠しキャラクターである。~

**関連カード [#yf3ccced]
-[[《クローン複製》]]

-[[《N・ブラック・パンサー》]]

-[[《ファントム・オブ・カオス》]]

**収録パック等 [#f5918a25]
-[[STRUCTURE DECK−城之内編−]] JY-12
-[[LIMITED EDITION 3>LIMITED EDITION#ke3b0eac]] L3-05 &size(10){[[Ultra]]};
-[[STARTER DECK(2008)]] YSD3-JP015

**FAQ [#hde56a14]
Q:[[対象をとる効果>対象をとる(指定する)効果]]ですか?~
A:はい。[[対象をとる効果>対象をとる(指定する)効果]]です。~

Q:相手モンスターから得た[[攻撃力]]・[[守備力]]は元々の数値として扱いますか?~
A:いいえ、元々の数値としては扱いません。

Q:コピー後に[[《収縮》]]や[[《巨大化》]]の[[効果]]を受けた場合、[[攻撃力]]はどうなりますか?~
A:[[攻撃力]]は0になります。→[[元々の攻撃力(守備力)]]参照。~