*《アーマード・サイバーン/Armored Cybern》 [#xbf7b998]
 ユニオンモンスター
 星4/風属性/機械族/攻   0/守2000
 1ターンに1度、自分のメインフェイズ時に装備カード扱いとして
 自分の「サイバー・ドラゴン」及び
 「サイバー・ドラゴン」を融合素材とする融合モンスターに装備、
 または装備を解除して表側攻撃表示で特殊召喚する事ができる。
 この効果で装備カード扱いになっている場合のみ、
 1ターンに1度、装備モンスターの攻撃力を1000ポイントダウンし、
 フィールド上に表側表示で存在するモンスター1体を破壊できる。
 (1体のモンスターが装備できるユニオンは1枚まで。
 装備モンスターが破壊される場合は、代わりにこのカードを破壊する。)

 [[PHANTOM DARKNESS]]で登場した[[風属性]]・[[機械族]]の[[下級モンスター]]。~
 [[《サイバー・ドラゴン》]]とその[[融合]]形態専用の[[ユニオンモンスター>ユニオン]]であり、装備[[モンスター]]の[[攻撃力]]を下げることで、[[フィールド上>フィールド]]の[[モンスター]]1体を[[破壊]]する[[効果]]を持つ。~

 [[破壊]]の肩代わりになるが、これだけを目的にするならば後続に繋がる[[《マシンナーズ・ピースキーパー》]]のほうが使いやすい。~
 ほか[[《オイルメン》]]や[[《強化支援メカ・ヘビーウェポン》]]と比較し、装備対象が限られるため使いにくさが目立つ。~
 [[ステータス]]こそ高めで[[壁]]として機能するものの、[[《サイバー・ドラゴン》]]・[[《キメラテック・オーバー・ドラゴン》]]との相性の問題で1[[ターン]]耐えて装備を狙うといった用途に向かない。~
 [[モンスター]]が存在しない状態から[[《サイバー・ドラゴン》]]を[[特殊召喚]]し、この[[カード]]を[[召喚]]して[[ユニオン]]するのが最も簡単だろう。~
 [[ユニオン]]としてみるならば[[除去]][[効果]]に絞って採用を考慮するべきだろう。

 [[自分]]の[[カード]]を消費せずに[[相手]]の[[モンスター]]を[[除去]]できるが、1[[ターン]]に1度の制約があり、[[表側表示]]である必要がある。~
 維持できれば複数回[[除去]]できるが、そのメリットは小さい。~
 [[攻撃力]]が大幅に下がるため、返しに[[戦闘破壊]]されるか、それが難しい程の高[[攻撃力]]であるならば、[[表側表示]]での展開そのものが控えられるためである。~
 [[戦闘破壊]]を狙われた場合、1度ならば身代わりになるため実際の[[ディスアドバンテージ]]は控えめ。~
 しかし結局のところ[[1:1交換]]に過ぎず、残った[[モンスター]]も[[融合素材]]・[[シンクロ素材]]・[[エクシーズ素材]]などに用いなければ低[[攻撃力]]を晒してしまうなど、条件が限定される割に扱いにくい。~
 [[《サイバー・ドラゴン》]]の[[融合召喚]]先も、その[[攻撃]]性能の高さから[[モンスター]]を[[除去]]する必要性が薄いため、あまりかみ合わせが良いとはいえない。

 [[【サイバー・ドラゴン】]]系統の[[デッキ]]で活用するならば[[《プロト・サイバー・ドラゴン》]]や[[《サイバー・ドラゴン・ツヴァイ》]]との組み合わせを優先させるべきだろう。~
 この場合は[[壁]]としての生存能力から特に工夫せずとも並べやすく、[[《サイバー・ドラゴン・ツヴァイ》]]であれば[[エクシーズ召喚]]も選択肢に入る。~
 ただし、こちらの[[カード名]]変更期間の問題で、装備化は[[エンドフェイズ]]までに限られ[[自壊]]する。~
 しかしこれらの[[モンスター]]との併用における最大の[[メリット]]は[[《機械複製術》]]にあり、[[攻撃力]]が500以下までに下がる事で一気に複数の[[《サイバー・ドラゴン》]]を展開可能となる。~
 [[《機械複製術》]]は自身にも対応するため、[[腐る]]確率も比較的少ない。~

 なお、[[エクシーズモンスター]]の登場によって自身の[[効果]]を完全に無視して、[[機械族]]を中心とした[[デッキ]]で採用できるようになった。~
 ここでも肝となるのは[[《機械複製術》]]の存在であり、一気に3体素材の[[エクシーズ召喚]]を行える事ができる。~
 この点のみであれば[[ガジェット]]との連携から[[《起動兵士デッドリボルバー》]]に軍配があがるが、この[[カード]]の場合は[[風属性]]であるため[[《電光千鳥》]]が[[エクシーズ召喚]]可能という利点がある。~
 また、3体のこの[[カード]]を並べた際、2体で[[《ギアギガント X》]]を[[エクシーズ召喚]]し、[[《A・ジェネクス・バードマン》]]を[[サーチ]]、残る1体と入れ替える事で、[[《機械複製術》]]1枚分の消費で2300と1900を並べる事ができる。

 また[[《デブリ・ドラゴン》]]からも[[《電光千鳥》]]が狙える数少ない[[カード]]でもある。~
 [[《デブリ・ドラゴン》]]は上記の[[《A・ジェネクス・バードマン》]]や、[[《機械複製術》]]を共有できる[[《カードガンナー》]]との相性も良いため、無理なく連携を図れる。~
 ただし[[《カードガンナー》]]で[[墓地肥やし>墓地を肥やす]]を行う際に、[[墓地]]に落ちて[[《機械複製術》]]の威力まで削ぐ可能性があるので注意。


-「『[[サイバー・ドラゴン>《サイバー・ドラゴン》]]』を[[融合素材]]とする[[融合モンスター]]」とは、「[[融合素材]]の欄に『[[サイバー・ドラゴン>《サイバー・ドラゴン》]]』と明確に記載された[[融合モンスター]]」である。~
このため、[[《サイバー・ドラゴン》]]を[[融合素材]]としていても[[《起爆獣ヴァルカノン》]]には装備できない。~
逆に、[[融合素材代用モンスター]]で[[融合召喚]]した[[《キメラテック・オーバー・ドラゴン》]]等には装備できる。

-「サイバーン」とは「サイバー」と「[[ワイバーン>《ワイバーン》]]」をかけた造語である。~
またアニメでの[[効果]]名、「ジャッジメント・キャノン」の「ジャッジメント」は「裁判」という意味。~
非常に洒落の利いた[[カード]]と言えるだろう。

-原作・アニメにおいて―~
アニメGXの「十代vs丸藤亮」(3戦目)で亮が使用。~
アニメでは装備対象は「サイバー」と名の付く[[機械族]][[モンスター]]、1[[ターン]]に何度でも[[破壊]][[効果]]を[[発動]]可能で[[セット]]、[[魔法&罠カードゾーン]]の[[カード]]も対象にとれるという非常に強力な[[モンスター]]であった。~
[[《パワー・ボンド》]]により[[攻撃力]]8000となった[[《サイバー・エンド・ドラゴン》]]に装備され、十代の[[フィールド]]上の4枚の[[カード]]を一掃し、[[直接攻撃]]する。~
[[効果]]名は「ジャッジメント・キャノン」。

--OCG化の際にアニメ[[効果]]から変更されたのは、日本語版では「サイバー」が付かず、英語版では「Cyber」の名の付く[[機械族]][[モンスター]]が存在するからであろうか。~
→[[デーモン/Archfiend>デーモン]]・[[ガーディアン/Guardian>《ウェポンサモナー》]]・[[ネオス/Neos>ネオス]]・[[《ネオスペース・コンダクター/Neo Space Pathfinder》>《ネオスペース・コンダクター》]]~

//-コナミのゲーム作品において―~

**関連カード [#r19c3681]
-[[ユニオン]]

-[[《サイバー・ドラゴン》]]

-[[《プロト・サイバー・ドラゴン》]]

-[[《サイバー・エンド・ドラゴン》]]
-[[《サイバー・ツイン・ドラゴン》]]
-[[《キメラテック・オーバー・ドラゴン》]]
-[[《キメラテック・フォートレス・ドラゴン》]]

-[[《強化支援メカ・ヘビーウェポン》]]

//**このカードを使用する代表的なデッキ
//-[[【】]]

**収録パック等 [#kb572dde]
-[[PHANTOM DARKNESS]] PTDN-JP009 &size(10){[[Rare]]};
-[[ストラクチャーデッキ−マシンナーズ・コマンド−]] SD18-JP018

**FAQ [#l9fae39b]
Q:[[装備モンスター]]の[[攻撃力]]を下げるのは[[コスト]]ですか、[[効果]]ですか?~
A:[[効果]]になります。(07/12/07)

Q:このカードの装備が外れた時に、この[[カードの効果]]で下げた[[装備モンスター]]の[[攻撃力]]はどうなりますか?~
A:装備が外れた時点でこの[[カードの効果]]が適用されなくなりますので、[[攻撃力]]は元に戻ります。(12/08/19)

Q:[[《次元の裂け目》]]が[[発動]]中、[[装備カード]]状態の《アーマード・サイバーン》が[[破壊]]された場合、[[墓地]]に送られますか?それとも、[[除外]]されますか?~
A:[[墓地]]に送られます。(09/03/10)

Q:[[《サイバー・ドラゴン》]]に《アーマード・サイバーン》が装備されています。~
  [[《サイバー・ドラゴン》]]の[[コントロール]]が[[相手]]に移った場合、《アーマード・サイバーン》は[[破壊]]されますか?~
A:[[破壊]]されません。(09/03/11)

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//記述する場合、事務局に質問した日付を(05/01/01)のような形式でA:の最後に追加してください。
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