《アイス・ブリザード・マスター/Ice Master》

効果モンスター
星8/水属性/魔法使い族/攻2500/守2000
自分フィールド上に存在する水属性モンスター2体を生け贄に捧げる事で、
このカードを手札から特殊召喚できる。
1ターンに1度だけ、フィールド上に表側表示で存在するモンスター1体に
アイスカウンターを1つ置く事ができる。
このカードを生け贄に捧げる事で、
アイスカウンターが乗ったモンスターを全て破壊する。

 Vジャンプ(2006年5月号開始) 半年間定期購読特典で登場した水属性魔法使い族最上級モンスター
 半特殊召喚モンスター?の一体であり、自身を手札から特殊召喚する召喚ルール効果を持つ。
 また、アイスカウンターを置く起動効果と、アイスカウンターが乗ったモンスターを全て破壊する起動効果も持つ。

 自身を特殊召喚する効果を持ってはいるがアドバンス召喚した場合と同じディスアドバンテージを負うことになる。
 一応、通常召喚した水属性モンスターをそのターンの間にリリースしてこのカードをフィールドに出せるというメリットはあるが。

 また、普通にアドバンス召喚特殊召喚して効果発動するとこちらは3枚分の消費となる。
 アイスカウンターで損をしない取引をするには3度カウンターを乗せなければならない。
 上手く行けば擬似《ライトニング・ボルテックス》と化すが、《地砕き》程度で満足しておいた方が除去としては運用しやすい。
 しかし、そもそも攻撃力2500は一般的な下級モンスター上級モンスターには負けない数値である。
 たった1体のモンスター破壊するために最上級モンスターリリースするのは効率が悪すぎるだろう。

 カウンターを乗せるために、このカードを守るよりはリリースする水属性モンスターを選んだ方が手っ取り早く効率もいい。
 《黄泉ガエル》《雲魔物−羊雲》雲魔物トークンを利用できれば、ディスアドバンテージを多少なりとも軽減できる。
 実用的ではないものの、《スケープ・ゴート》《DNA移植手術》コンボを利用するのも良い。
 また、十分に墓地が肥えた状態ならば、《レクンガ》も活躍してくれるだろう。
 水属性2体除外で1枚損の特殊召喚、4体除外で損得なしの特殊召喚が可能になる。

 似た効果を持つ《邪神イレイザー》とは異なり起動効果であるため相手ターンには発動しない等、このカードを投入する意義はかなり薄い。
 サーチ手段の豊富な1:1交換《ならず者傭兵部隊》や、自身を残しつつ即座に相手モンスター破壊できる《雷帝ザボルグ》と比較して扱いにくい事この上ない。

 魔法使い族であるため《ディメンション・マジック》に対応している点は幸いと言える。
 このカードが登場した当時と比べると水属性魔法使い族はかなり増えたのでデッキも回しやすくなった。
 しかし、同時に最上級モンスターも増えた為、やはりこのカードの出番は見込めない。
 後から登場したサポートモンスター《コールド・エンチャンター》は残念ながら水族である。

関連カード

収録パック等