《アドバンスド・ダーク》

フィールド魔法
お互いのフィールド上・墓地に存在する、
「宝玉獣」と名のついたモンスターは闇属性として扱う。
また、「究極宝玉神」と名のついたモンスターが攻撃する場合、
バトルフェイズの間だけ攻撃対象モンスターの効果は無効化される。
自分フィールド上の「宝玉獣」と名のついた
モンスターが戦闘を行うダメージ計算時、
自分のデッキから「宝玉獣」と名のついた
モンスター1体を墓地へ送る事で、
その戦闘によって発生する自分への戦闘ダメージを0にする。

 DUELIST EDITION Volume 2で登場したフィールド魔法

 一つ目の効果はお互いの宝玉獣属性闇属性に変更する効果
 相手にも影響が及ぶものの、宝玉獣のミラー戦は稀な上、宝玉獣属性面でのサポートカードが存在しないため影響は薄い。
 自身に対しては闇属性になることで豊富なサポートが使えるようにはなるが、宝玉獣には元々闇属性が存在しない。
 《Sin スターダスト・ドラゴン》等の闇属性モンスターをある程度入れておかなければそれらの闇属性サポートも腐りやすくなってしまう。
 三つ目の効果ともシナジーしており、墓地に多くの闇属性モンスターが必要なダークモンスターなどのサポートにもできる。
 しかしやはり腐る危険が高く、最初から《終末の騎士》などを採用した【闇属性】を組んだほうが安定するだろう。

 《究極宝玉神 レインボー・ダーク・ドラゴン》《虹の引力》とこのカードの二つ目の効果に対応する。
 《虹の引力》特殊召喚した直後でこのカードが存在するなら、攻撃力を7500にまで引き上げられるので相性自体は悪くはない。

 二つ目の効果究極宝玉神《レインボー・ヴェール》を付与するもの。
 強力な攻撃力モンスター戦闘を補助できるのは優秀だが、攻撃時のみであり、対応範囲も狭いのが難点となる。

 三つ目の効果デッキから宝玉獣墓地に送って戦闘ダメージを0にする効果
 攻撃力が低いものが多い宝玉獣戦闘ダメージ軽減は有難いが、メインとなるのはデッキから宝玉獣墓地へ送る効果のほうだろう。
 こちらから攻撃を行う事でも発動できる上に回数制限などの制約がないので、宝玉獣を複数並べて自爆特攻をする事で凄まじい勢いで墓地を肥やすことができる。

 しかし、宝玉獣墓地に置いたところで、それを直接利用できるのは汎用蘇生カードや、《宝玉の恵み》《カウンター・ジェム》程度である。
 一方で、《究極宝玉神 レインボー・ドラゴン》の正規召喚、《虹の引力》の条件を高速で揃えるにはこの効果は大きな意義を持つ。
 《宝玉獣 ルビー・カーバンクル》宝玉獣を大量展開した後に次々と自爆特攻させることで、他のカードより容易に7種の宝玉獣を揃えられる。
 ただ、戦闘破壊された宝玉獣永続魔法になってもモンスターを失っていることに変わりはないため、フォローがなければ直接攻撃を受け易くなる。

 宝玉獣フィールド魔法にはすでに《虹の古代都市−レインボー・ルイン》が存在し、あちらには破壊耐性がある。
 維持が簡単ではないこのカードは強力な墓地肥やし効果を活かしたい場面で発動し、他の効果はあくまで副次的なものと考えたほうが扱いやすい。
 《テラ・フォーミング》を採用し、両者のうちその時必要な側をサーチするということも考えられる。
 属性変更効果を無理に活かそうとすると一般的な【宝玉獣】には無縁のカードと併用を求められるため、ファンデッキ以外では無いものと考えるのが無難といえる。

関連カード

イラスト関連

収録パック等

FAQ

Q:攻撃対象モンスター効果無効にする効果チェーンブロックが作られますか?
A:いいえ、作られません。(12/05/13)

Q:自分への戦闘ダメージを0にする効果チェーンブロックが作られますか?
A:はい、作られます。(12/05/13)

Q:このカードが存在する時に《DNA移植手術》発動して闇属性以外の属性宣言しました。
  フィールド上の宝玉獣属性はどうなりますか?
A:《DNA移植手術》宣言した属性になります。(11/05/14)

Q:相手はこのカードの効果を使用できますか?
A:相手究極宝玉神攻撃する場合は無効効果適用されます。また相手戦闘ダメージを0にする効果使用できません。(12/05/18)

Q:このカードの効果によって戦闘ダメージを0にした場合、戦闘破壊は起こりますか?
A:戦闘破壊されます。(12/05/15)

Q:《和睦の使者》効果適用されたり、自分宝玉獣戦闘を行い相手モンスター破壊する等して自分戦闘ダメージを受けない時にデッキ宝玉獣墓地へ送ってこのカード効果発動する事自体できますか?
A:いいえ、できません。(12/05/17)