*《アヌビスの裁き/Judgement of Anubis》 [#x8b7427b]
 カウンター罠
 手札を１枚捨てる。
 相手がコントロールする「フィールド上の魔法・罠カードを破壊する」効果をもつ
 魔法カードの発動と効果を無効にし破壊する。
 その後、相手フィールド上の表側表示のモンスター１体を破壊し、
 そのモンスターの攻撃力分のダメージを相手プレイヤーに与える事ができる。

　手札コストが必要な魔法カウンター罠。~
　《マジック・ジャマー》・《王家の呪い》・《破壊輪》を足して３で割ったようなカード。~
　上手く行けば２：２交換をした上で相手に大ダメージを与える可能性を秘めている。~

　汎用性が低く優秀とは到底呼べないのが現実だが、《大嵐》を無効化できるのが大きな利点。~
　ただ、罠には対応できず、現行で打ち消し対象となる確実にデッキに入っているであろうカードは《サイクロン》と《大嵐》の２枚のみ。~

　そしてそれゆえに、今一つ汎用性に欠ける点は頂けない。~
　《サイクロン》の制限化に伴いその有用性は激減し今はバーンですら微妙なものとなる。~
　相手フィールド上に表側表示のモンスターがいない場合、[[除去]]効果は不発となり、一方的にこちらが１枚損をすることになる。~
　複数の効果を備えていても、発動するタイミングが厳しい（来ないかも知れない）のでは投入は難しいだろう。~
　確実性が低く、汎用性もしかりであるこのカードが採用される機会はあまりない。~
　様々な状況に対応出来るカウンター罠ならば、最大級の汎用性を誇る《神の宣告》を。~
　モンスター除去ならば、他に幾等でも有効なカードが存在するだろう。~

　しかし、ロックデッキにおいては絶対に止めなくてはならないカードが魔法・罠を破壊するカードであるため、《マジック・ジャマー》とこのカードは使いどころが大して変わらない。~
　モンスター破壊のおまけもあるし、《大嵐》対策として採用する位は考えても良いだろう。~
　互いの手札が腐りやすい特性上、コスト問題もそう大したことはない。~

　ただ、大抵の場合は《神の宣告》で対策としては十分である。~

-原作・アニメにおいて―~
「バトルシティ編」本戦における「城之内ＶＳリシド」戦において登場。~
基本的に罠が中心であるリシドのデッキにとって重要なカードであり、（彼の出自も含め）このカードはぴったりといえる。~
なお、この戦いで用いられた際は、『手札コストが不要であり、《ハリケーン》等の魔法・罠カードに干渉するだけのカードでも発動可能、更には相手フィールド上のモンスターを全て破壊する』…と、完全に制限・禁止指定確実の壊れカード。~
この時は、一気に勝負を決めようとした城之内の出鼻を見事に挫いている。~
その後は実物のものに調整され、ＧＸにおける初のタッグ決闘「十代・翔ＶＳ迷宮兄弟」戦において再び登場。~
《ゲート・ガーディアン》防衛のために…というよりは、そのモンスターの攻撃を通すための布石として投入されていたようだ。~

-神話・伝承において―~
《エンド・オブ・アヌビス》参照。

**関連カード [#h70617d8]
-[[《王家の呪い》]]
-[[《マジック・ジャマー》]]
-[[《神の宣告》]]

-[[《破壊輪》]]

**収録パック等 [#g67b84e7]
-[[EXPERT EDITION Volume.1]] EE1-JP267
-[[闇魔界の脅威]] 305-052

**FAQ [#l9706c09]
Ｑ：相手フィールド上の表側表示のモンスター１体を破壊する効果は[[対象をとる効果>対象をとる（指定する）効果]]ですか？~
Ａ：
Ａ：相手のモンスターを破壊する効果の対象は、この効果の解決時に選択するので｢対象を取らない効果｣として扱います。~
そのため、[[《タイラント・ドラゴン》]]も破壊できます。