*《アヌビスの&ruby(さば){裁};き/Judgement of Anubis》 [#x8b7427b]
 カウンター罠
 手札を１枚捨てる。
 相手がコントロールする「フィールド上の魔法・罠カードを破壊する」効果を持つ
 魔法カードの発動と効果を無効にし破壊する。
 その後、相手フィールド上の表側表示モンスター１体を破壊し、
 そのモンスターの攻撃力分のダメージを相手プレイヤーに与える事ができる。

　[[闇魔界の脅威]]で登場した、[[魔法カード]]の[[発動]]を[[無効]]にする[[カウンター罠]]。~
　[[魔法・罠カード]][[破壊]]にしか対応できなくなった代償として追加[[効果]]が付与された[[《マジック・ジャマー》]]。~
　[[相手]][[モンスター]]を[[破壊]]することで[[１：１交換]]をし、更に[[相手]][[プレイヤー]]に[[ダメージ]]を与えることもできる。~

　[[罠カード]]や[[モンスター]]の[[効果]]には対応できず、対象となる内でほぼ確実に[[デッキ]]に入るであろうカードは[[《サイクロン》]]と[[《大嵐》]]の２枚のみ。~
　[[《砂塵の大竜巻》]]や[[《氷帝メビウス》]]等に対応できないことは大きな穴となっている。~

　しかし、[[ロック]][[デッキ]]での使い所は[[《マジック・ジャマー》]]と大差ない。~
　[[モンスター]][[破壊]]のおまけ付きなので、[[《大嵐》]]対策として採用する位は考えても良いだろう。~
　互いの[[手札]]が腐りやすい特性上、[[コスト]]もそう大したことはない。~
　[[《溶岩魔神ラヴァ・ゴーレム》]]を使用する場合、このおまけが有効活用できる。~
　[[相手]]の場に[[特殊召喚]]した、[[《溶岩魔神ラヴァ・ゴーレム》]]を[[破壊]]することで3000もの[[ダメージ]]を叩き出せるのだ。

　今は[[《サイクロン》]]が[[制限カード]]になったことで、その有用性は激減し普通の[[バーン]]では微妙なものとなる。~
　[[相手]][[フィールド]]上に[[表側表示]][[モンスター]]がいない場合、[[除去]][[効果]]は[[不発]]となり、一方的にこちらが１枚損をすることになる。~
　複数の[[効果]]を備えていても、[[発動]]条件が重いので投入は難しいだろう。~
　確実性も[[汎用性]]も低いこのカードが採用される機会はあまりない。~
　[[カウンター罠]]ならば、[[汎用性]]の高い[[《神の宣告》]]と[[《魔宮の賄賂》]]を優先するべきだろう。~
　[[モンスター除去]]の方も他にいくらでも有効なカードが存在する。~

//　ただ、大抵の場合は[[《神の宣告》]]で対策としては十分である。~

-使用率は決して高くはないカードだが、なぜか[[ストラクチャーデッキ]]再録を除き[[レアリティ]]が高く設定されるカードである。~
韓国語版では[[EXPANSION PACK Vol.3]]にてなんと[[ゴールドレア>Gold]]で収録されているほどである。~
--公式には[[カウンター罠]]が[[バーン]][[効果]]を持っている点が評価されているのだろうか。~

-原作・アニメにおいて―~
｢バトルシティ編｣本戦における｢城之内vsリシド｣戦において登場。~
基本的に罠が中心であるリシドの[[デッキ]]にとって重要なカードであり、（彼の出自も含め）このカードはぴったりといえる。~
なお、この戦いで用いられた際は、以下のようなテキストであった。~
 相手が魔法カードを使用した時に発動！
 その効力を無効にし場上のモンスターを全滅させる
 そのすべての攻撃力の半分が
 プレイヤーのダメージとなる！
ノーコストの[[《マジック・ジャマー》]][[効果]]、加えて[[《ブラック・ホール》]]、[[バーン]][[効果]]を兼ね揃えた超強力カード。~
こちらのゲームバランスと明らかに釣り合わないのでこのような弱体化は当然である。~
この時は、一気に勝負を決めようとした城之内の出鼻を見事に挫いている。~
--なお、テキストに「！（エクスクラメーションマーク）」が使用されているのは、原作では恒例である。

--アニメGXではOCG版が初の[[タッグデュエル]]｢十代・翔vs迷宮兄弟｣戦において登場。~
[[《ゲート・ガーディアン》]]防衛のためにというよりは、その[[モンスター]]の[[攻撃]]を通すための布石として投入されていた。~

-神話・伝承において―~
[[《エンド・オブ・アヌビス》]]参照。

**関連カード [#h70617d8]
-[[《アヌビスの呪い》]]
-[[《エンド・オブ・アヌビス》]]

-[[《王家の呪い》]]
-[[《マジック・ジャマー》]]
-[[《神の宣告》]]

-[[《破壊輪》]]

**収録パック等 [#g67b84e7]
-[[EXPERT EDITION Volume.1]] EE1-JP267 &size(10){[[Ultra]]};
-[[闇魔界の脅威]] 305-052 &size(10){[[Secret]]};
-[[ストラクチャーデッキ−巨竜の復活−]] SD13-JP035

**FAQ [#l9706c09]
Ｑ：[[相手]][[フィールド]]上の[[表側表示]]の[[モンスター]]１体を[[破壊]]する[[効果]]は[[対象をとる効果>対象をとる（指定する）効果]]ですか？~
Ａ：[[相手]]の[[モンスター]]を[[破壊]]する[[効果]]の対象は、この[[効果]]の解決時に選択するので｢対象を取らない[[効果]]｣として扱います。~
　　そのため、[[《タイラント・ドラゴン》]]も[[破壊]]できます。

Ｑ：[[《旋風剣》]][[《ハーピィの狩場》]]のような｢[[発動]]＝即座に[[破壊]]｣ではない[[魔法カード]]の[[発動]]に対し使用できますか？~
Ａ：「[[発動]]｣にも｢[[効果]]｣にも使用できません。(09/01/03)