*《アビスフィアー/Abyss-sphere》 [#j3e0c2e0]
 永続罠
 デッキから「水精鱗」と名のついたモンスター1体を特殊召喚する。
 この効果で特殊召喚したモンスターの効果は無効化される。
 また、このカードがフィールド上に存在する限り、
 自分は魔法カードを発動できない。
 このカードがフィールド上から離れた時、そのモンスターを破壊する。
 このカードは発動後、次の相手のエンドフェイズ時に破壊される。
//英語名http://www.yugioh-card.com/en/products/bp-abyr.html
//ソース:5/21発売のVJより

 [[ABYSS RISING]]で登場した[[永続罠]]。~
 [[デッキ]]から[[水精鱗]]を[[リクルート]]する[[効果]]と[[魔法カード]]の[[発動]]を封じる[[効果]]、[[自壊]]する[[効果]]を持つ。

 [[効果]]が[[無効]]になるものの、[[レベル]]や[[攻撃]]に制限なしで[[デッキ]]から[[リクルート]]できるので、[[アタッカー]]や[[エクシーズ素材]]として活用しやすい。~
 最大[[攻撃力]]は[[《水精鱗−リードアビス》]]の2700であり、[[ダメージ]]の底上げも可能。~
 [[相手]]の[[エンドフェイズ]]に[[自壊]]する[[デメリット]]があるが、[[《水精鱗−アビスリンデ》]]ならば[[破壊]]されても任意の[[水精鱗]]を[[特殊召喚]]できるため、この[[デメリット]]はあまり気にせずに運用できる。~

 また、もう一つの[[デメリット]]として、この[[カード]]が[[フィールド]]に存在する限り、[[魔法カード]]の[[発動]]を封じる[[効果]]がある。~
 [[相手]]の[[エンドフェイズ]]に[[自壊]]して解除されるか、[[自分]]から[[除去]]するかしない限り、[[魔法カード]]によるサポートができなくなるのは非常に痛い。~
 前述の[[デメリット]]も含めると、基本的には[[相手]][[ターン]]に発動して[[《水精鱗−アビスリンデ》]]を呼び出すのが基本となるだろう。~
 [[《水精鱗−アビスリンデ》]]の[[効果]]で[[エンドフェイズ]]に[[《水精鱗−アビスパイク》]]等の[[モンスター]]を呼び出し、[[手札]]の[[《海皇の狙撃兵》]]を捨てる事で疑似的な[[エンドサイク]]が可能となる他、[[罠カード]]を発動される事なく[[《水精鱗−アビスグンデ》]]の[[効果]]による展開を行う事ができる。~
 [[《水精鱗−アビスリンデ》]]の[[効果]]で[[エンドフェイズ]]に[[《水精鱗−アビスパイク》]]等の[[モンスター]]を呼び出し、[[手札]]の[[《海皇の狙撃兵》]]を捨てる事で疑似的な[[エンドサイク]]が可能となる他、[[罠カード]]を[[発動]]される事なく[[《水精鱗−アビスグンデ》]]の[[効果]]による展開を行う事ができる。~

 とにかく[[《水精鱗−アビスリンデ》]]との相性が抜群であり、[[【水精鱗】]]の[[必須カード]]となっている。~
 [[《水精鱗−メガロアビス》]]で[[サーチ]]する機会も多いが、この場合は[[エンドサイク]]や[[《ナイト・ショット》]]で撃ち抜かれやすい。~
 [[《アビスコーン》]]はこれらの[[魔法・罠除去]]で[[破壊]]されると相手に損害を与えられるので、《アビスフィアー》を[[サーチ]]しつつ[[《アビスコーン》]]を伏せたり、あるいはその逆を行う事で相手を撹乱したい。~
 [[《アビスコーン》]]はこれらの[[魔法・罠除去]]で[[破壊]]されると[[相手]]に損害を与えられるので、《アビスフィアー》を[[サーチ]]しつつ[[《アビスコーン》]]を伏せたり、あるいはその逆を行う事で[[相手]]を撹乱したい。~

-[[《リビングデッドの呼び声》]]等とは異なり、[[モンスター]]が離れてもこの[[カード]]自体は残り続ける上、[[《マジック・プランター》]]や[[《ダブル・サイクロン》]]等による能動的な解除も難しい。~
もっとも、特に[[コンボ]]に繋げる気が無いのであれば、[[相手]][[ターン]]に[[《水精鱗−アビスリンデ》]]を呼び出し、[[エンドフェイズ]]の自壊を待てば[[デメリット]]が残る事はないので、特に問題になる事は少ない。~

-[[効果]]自体は[[コスト]]もなく、[[フィールド]]に残りやすいため、[[バウンス]]して再利用しやすい。~
[[《氷結界の虎王ドゥローレン》]]ならば[[魔法カード]]の[[発動]]制限を解除しつつ[[攻撃力]]を上げ、再利用できるため相性が良い。~

-[[《水精鱗−アビスパイク》]]等を[[特殊召喚]]した場合、[[効果]]は[[無効]]になるものの、[[発動]]して[[コスト]]を支払う事自体は可能。~
あまり意味の無い行為にも見えるが、一部の[[海皇]]や[[《水精鱗−アビスグンデ》]]の[[効果]]を好きなタイミングで[[発動]]できるので覚えておいて損はない。~

-[[自壊]]するタイミングについて。
--[[自分]]の[[ターン]]に[[発動]]すれば、次の[[相手]]の[[ターン]]に[[自壊]]する。~
--[[相手]]の[[ターン]]に発動した場合。~
--[[相手]]の[[ターン]]に[[発動]]した場合。~
[[相手]]の[[エンドフェイズ]]以外で[[発動]]した場合、その[[ターン]]の[[エンドフェイズ]]に[[自壊]]する。
--''[[相手]]の[[エンドフェイズ]]に[[発動]]した場合''、[[《紅蓮の指名者》]]と同様、''次の[[エンドフェイズ]]に自壊が発生する''。~
--''[[相手]]の[[エンドフェイズ]]に[[発動]]した場合''、[[《紅蓮の指名者》]]と同様、''次の[[エンドフェイズ]]に[[自壊]]が発生する''。~
つまり次の[[自分]]の[[ターン]]からその次の[[相手]]の[[ターン]]の[[エンドフェイズ]]まで、[[フィールド]]に残り続け存在する限り[[魔法カード]]を[[発動]]できないことになる。~
この[[カードの効果]]で[[《水精鱗−アビスリンデ》]]を[[フィールド]]に出し、[[エンドフェイズ]]に[[自壊]]させて[[リクルート]]したい場合は、[[相手]]が[[エンドフェイズ]]に入る前にこの[[カード]]を[[発動]]しなければならない。~
//↓厳密に言うと、メインフェイズ終了宣言の後でバトルかエンドか選ぶ事ができる。優先権の話に深入りしそうだからはぶいていいんじゃない?
//[[相手]][[ターン]]の[[エンドフェイズ]]突入直前に[[発動]]する事が基本となるという、類を見ない運用が必要となる。~
//実際にこれを行う場合は、[[相手]]の[[エンドフェイズ]]移行[[宣言]]に対して、[[エンドフェイズ]]に入る前であることを明言した上でこの[[カード]]を[[発動]]すればよい。~
//ただしその場合、この[[カード]]の[[効果]]処理が終了した後も[[エンドフェイズ]]に入らず[[相手]]の[[メインフェイズ]]が続行される([[《フォーミュラ・シンクロン》]]のFAQ参照)。~
そのため、この[[カード]]で[[特殊召喚]]した[[《水精鱗−アビスリンデ》]]が[[破壊]]以外の方法で[[除去]]される可能性が出てくる点は注意。~
//特に多くの[[デッキ]]から出てくる可能性がある[[ランク]]4である[[《No.50 ブラック・コーン号》]]は天敵とさえ言える。

-その性能が評価されたのか、海外版ではなんと[[ウルトラレア>Ultra]]にまで格上げされている。


-[[イラスト]]には、水中に浮かぶ球体の中で窒息したかのように喉を押さえて口から泡を吐き出す[[《水精鱗−アビスリンデ》]]が描かれている。~

--さすがにこの表現はマズかったのか、[[海外版ではイラストが修正>海外版イラスト変更カード]]された。~
口は閉じられ、口から出ていた気泡は削除、手の位置は喉から顔の脇に移っている。~
また、[[《水精鱗−アビスリンデ》]]の腹部も海外版の[[イラスト]]修正に従って描かれている。~

-[[カード名]]は[[イラスト]]に水の球体が描かれていることから「[[アビス]]」と球体を意味する「スフィア(sphere)」を組み合わせた語であると思われるが、恐怖を表す「フィアー(fear)」も掛かっていると考えられる。~
-[[イラスト]]には水の球体が描かれており、[[英語名]]から「[[アビス]]」と球体を意味する「スフィア(sphere)」を組み合わせた語であることが分かる。~
恐怖を表す「フィアー(fear)」も掛かっているのもしれない。~

//-原作・アニメにおいて―~

//-コナミのゲーム作品において―~

//-神話・伝承において―~

**関連カード [#y03d2137]
-[[アビス]]
-[[水精鱗]]

―[[イラスト]]関連
-[[《水精鱗−アビスリンデ》]]

**このカードを使用する代表的なデッキ [#lc4550d7]
-[[【水精鱗】]]

**収録パック等 [#l456b97a]
-[[ABYSS RISING]] ABYR-JP072

**FAQ [#wef6a827]
Q:[[自壊]]する[[効果]]は[[チェーンブロック]]が作られますか?~
A:いいえ、作られません。(12/07/28)

Q:[[フィールド]]上に[[《宮廷のしきたり》]]が存在する場合[[自壊]]しますか?~
A:しません。(12/07/25)

Q:[[フィールド]]上に[[《王宮のお触れ》]]が存在する場合[[自壊]]しますか?~
A:はい、[[破壊]]する処理は[[カードの効果]]として扱わずその場合でも[[自壊]]します。(12/11/15)

Q:この[[カード]]を[[相手]]の[[ターン]]に[[発動]]した場合[[自壊]]するのはタイミングはいつになりますか?~
A:その場合、[[発動]]した[[ターン]]の[[エンドフェイズ]]時に[[破壊]]されます。また、[[相手]]の[[ターン]]の[[エンドフェイズ]]時に[[発動]]した場合は、次の[[相手]]の[[ターン]]の[[エンドフェイズ]]時に[[破壊]]されます。(12/08/02)


//質問だけの投稿は禁止。ここは「質問と、それに対する事務局の回答」の両方を同時に記述する項目です。
//記述する場合、事務局に質問した日付を(05/01/01)のような形式でA:の最後に追加してください。
//未発売カードに限り、『A:(発売をお待ちください)』とセットでコメントアウトに質問を残すことが可能です。
//ルールやカードの処理等についての質問は遊戯王エキスパートルールHPで調べるか、ルール質問BBSを利用してください。