《アマゾネスの鎖使(くさりつか)い/Amazoness Chain Master》

効果モンスター
星4/地属性/戦士族/攻1500/守1300
このカードが戦闘で破壊され墓地へ置かれた時、
1500ライフを払う事で相手の手札からモンスターカードを1枚選択する。
選択したカードを自分の手札に加え、そのデュエル中使用する事ができる。
(墓地へ送られる場合は元々の持ち主の墓地へ送られる)

 週刊少年ジャンプ(2001年35号) 付属カードで登場した地属性戦士族下級モンスター
 アマゾネスの1体であり、戦闘破壊された時、相手手札を奪う誘発効果を持つ。

 手札破壊手札増強を1枚でこなし、相手手札まで確認できるため、成功すればかなり強力な効果である。
 手札消費自体は1:2交換(《アマゾネスの鎖使い》で自分−1、相手手札−1、自分手札+1)となる。
 (《アマゾネスの里》を使用した場合は1:3交換。《アマゾネスの鎖使い》で自分−1、リクルートにより+1、相手手札−1、自分手札+1)
 例え自分デッキに合わないモンスターを奪っても、相手手札からモンスターを奪う事自体は無駄にならない。
 リクルーター同様自爆特攻する事で、容易に発動条件を満たす事ができる。

 しかし、戦闘で破壊されるのが条件なので、相手に正体が知れてしまうと途端に発動が難しくなる。
 除去相手手札モンスターを処理する事で対処されてしまう。
 また、リクルーターとは違い、確実に自分フィールドモンスターは減るので、防御が極端に薄くなる。

 加えて、自分のライフ・相手手札が少ない終盤においては、《押収》と同様にほとんど機能しない。
 《お注射天使リリー》《我が身を盾に》など、ライフコスト発動条件とするカードを複数枚投入しているデッキに採用するのは難しい。
 このような扱いが難しい効果であるため、玄人好みなカードだろう。

 それでも、相手手札から強力なモンスターを奪えるのは強力。
 【アマゾネス】ではアタッカー兼秘策として挿してみるといいだろう。
 これを喰らった相手はまず驚くはずだ。

 戦闘破壊による損失を補える《アマゾネスの里》が登場した時の環境においては、シンクロ召喚の浸透によって手札にチューナーモンスターがいる可能性が高くなった。
 こちらもシンクロ召喚を採用しているならば、チューナーモンスターを奪うことで「敵シンクロ召喚の機会剥奪」と「自軍シンクロ召喚の布石」が同時に行える。
 たとえこちらにレベルの合うモンスターがいなくとも、こちら側の手札チューナーが存在する限りは相手が利用することはほぼ不可能となる。

関連カード

収録パック等