*《アリの&ruby(ぞうしょく){増殖};/Multiplication of Ants》 [#e6d4ce33]
 通常魔法
 自分フィールド上の昆虫族モンスター１体を生け贄に捧げて発動する。
 自分フィールド上に「兵隊アリトークン」（昆虫族・地・星４・攻５００／守１２００）
 を２体特殊召喚する。（生け贄召喚のための生け贄にはできない）

　[[暗黒の侵略者]]で登場した[[通常魔法]]。~
　[[昆虫族]]を[[コスト]]に[[兵隊アリトークン]]２体を[[特殊召喚]]する[[効果]]を持つ。~

　[[２：２交換>１：１交換]]なので損失はないが、この[[兵隊アリトークン]]は[[戦闘]]や[[生け贄召喚]]・[[エクシーズ召喚]]などに活用できず、[[特殊召喚]]する意義が薄い。~
　[[生け贄]]にする分の[[昆虫族]]を残し、[[《ジャイアントワーム》]]を[[特殊召喚]]したほうが応用が利く。~
　一応[[《寄生体ダニー》]]の[[攻撃力]]補助には使えるが、あちら単体で条件を満たせる[[《ワーム・ベイト》]]と上昇値が変わらない。~
　[[２：２交換>１：１交換]]なので損失はないが、[[兵隊アリトークン]]は[[生け贄召喚]]・[[エクシーズ召喚]]などに活用できない。~
　そのため基本は[[生け贄召喚]]以外の[[生け贄]]の[[コスト]]や[[シンクロ素材]]として利用したい。~
　また、１度に合計[[レベル]]が８の[[トークン]]を用意できるため、[[儀式召喚]]の[[生け贄]]に[[使用]]できる。~

　[[兵隊アリトークン]]の[[レベル]]が比較的高いため、[[儀式召喚]]や[[レベル]]５〜11の[[シンクロモンスター]]には使えるが、やはり[[《ジャイアントワーム》]]で事足りる。~
　[[レベル]]の低い[[昆虫族]]と混合させる場合には有効とも言えるが、そういった構築で上記の戦術を取ること自体適切とは言い難い。~
　こちらは[[墓地コスト]]を必要としないものの、単体では[[腐る]]点や[[サーチ]]しづらい点も含めると、優先させる理由としてはあまりに弱い。~
　[[生け贄]]には[[《共振虫》]]や[[《応戦するＧ》]]を[[コスト]]にすることで[[昆虫族]]を[[サーチ]]しつつ[[トークン]]を生成できる。~
　他にも[[《インフェルニティ・ビートル》]]や[[《ブロック・スパイダー》]]で余分に[[コスト]]を調達しつつ[[発動]]に繋げるのも良い。~
　前者であれば[[トークン]]とで[[《地底のアラクネー》]]の[[シンクロ素材]]の[[縛り]]もクリアできる。~
　また、[[《ダーク・バグ》]]で[[チューナー]]を[[蘇生]]し、[[《ダーク・バグ》]]を[[コスト]]に[[トークン]]を生成、[[シンクロ召喚]]する手もある。~
　この場合であれば[[レベル]]７だけでなく、[[レベル]]11の[[《星態龍》]]も[[シンクロ召喚]]できるようになる。~

　[[《ナチュラル・チューン》]]を用いるにしても、[[《幻銃士》]]や[[《レスキューラビット》]]で十分である。~
　[[フィールド]]から[[墓地へ送る]]事が明確な利点となる[[昆虫族]][[モンスター]]も存在しないため、特別[[コンボ]]と呼べるものもなく、採用する事は難しいだろう。~
　[[トークン]]を生成した時点で[[召喚]]権を消費している場合、基本[[チューナー]]等は[[特殊召喚]]で用意する必要がある。~
　それができなければ貧弱な[[トークン]]が[[壁]]として残るだけであり、展開手段の応用性としては[[《ジャイアントワーム》]]に見劣りする点は否めない。~
　[[《ナチュラル・チューン》]]や[[植物族]]混合[[デッキ]]で[[《ナチュルの神星樹》]]を活用するなど、この[[カード]]独自の動きを見出したい。~

-自身の[[効果]]で[[コスト]]を調達できる[[《インフェルニティ・ビートル》]]との相性は良い。~
[[効果]]を[[発動]]した後に片方を[[コスト]]にして、予め伏せておいたこの[[カード]]を使用すれば即座に[[シンクロ召喚]]でき、[[《地底のアラクネー》]]の[[縛り]]もクリアできる。~
もっとも、[[《ジャイアントワーム》]]を[[特殊召喚]]しておけば[[レベル]]８までの[[シンクロ召喚]]が狙えるので、ここでも[[墓地]]に[[昆虫族]]が存在しないことが優位性を保つ前提条件となる。~
[[《ダーク・バグ》]]で[[チューナー]]を[[蘇生]]し、[[《ダーク・バグ》]]を[[コスト]]にこの[[カード]]を使い[[シンクロ召喚]]する手もある。~
一応、[[レベル]]11の[[《星態龍》]]も[[シンクロ召喚]]可能。~

-原作・アニメにおいて―~
「バトルシティ編」における「城之内vsインセクター羽蛾」戦において羽蛾が使用。~
《兵隊アリ》専用[[カード]]で、[[《インセクト女王》]]の[[攻撃力]]を最大限にまで上げるために使用した。~
原作の[[テキスト]]は以下の通り。~
 攻撃表示の兵隊アリを増殖させ、１０匹の軍隊アリにする。
 軍隊アリは攻撃には参加できない。
 ターン終了後すべてのアリは墓地に行く。

--アニメGXにおける「翔vs胡蝶蘭」戦では胡蝶蘭が使用。~
この時には実物の効果に修正されており、[[《代打バッター》]]との[[コンボ]]による[[《インセクト・プリンセス》]]の[[特殊召喚]]への布石となった。~

--この[[コンボ]]は[[OCG]]では使用できない。~
この[[カード]]で[[昆虫族]]を[[生け贄に捧げる]]のは[[コスト]]であるため、[[時の任意効果>「時」と「場合」]]の[[《代打バッター》]]は[[タイミングを逃し>タイミングを逃す]]てしまうからである。~

-コナミのゲーム作品において―~
[[めざせデュエルキング>ゲーム付属カード#GX1]]の詰め[[デュエル]]に、上記のルール間違いの[[コンボ]]を使用しなければ解けない問題がある。~

--その３ヶ月前に発売された[[NIGHTMARE TROUBADOUR>ゲーム付属カード#NT]]では、[[《代打バッター》]]の[[任意効果]]は正しく実装されていた。~
ただし、同作のインセクター羽蛾は[[《代打バッター》]]を[[コスト]]にこの[[カード]]を[[発動]]することがある。~

--《兵隊アリ》は[[OCG]]においては[[トークン]]としてのみ存在しているが、DM4,7,8では単体の[[モンスターカード]]として収録されている。~
「蟻が突然変異して凶暴化した　硬い体をしている」という[[フレイバー・テキスト]]が書かれている。

**関連カード [#h70617d8]
-[[兵隊アリトークン]]

-[[《ワーム・ベイト》]]

//―名前関連
//-[[《増殖》]]
//-[[《スライム増殖炉》]]
//-[[《増殖するＧ》]]

**収録パック等 [#wb57b392]
-[[暗黒の侵略者]] 307-043
-[[EXPERT EDITION Volume.2]] EE2-JP099

**FAQ [#dd9881f4]
Ｑ：[[裏側表示]]の[[昆虫族]]を[[リリース]]する事はできますか？~
//Ａ：いいえ、[[裏側表示]]の[[モンスター]]は[[昆虫族]]であるかどうか不確定ですので[[リリース]]する事はできません。(10/01/16)~
Ａ：はい、できます。(10/01/29)

//質問だけの投稿は禁止。ここは「質問と、それに対する事務局の回答」の両方を同時に記述する項目です。
//記述する場合、事務局に質問した日付を(05/01/01)のような形式でＡ：の最後に追加してください。
//未発売カードに限り、『Ａ：（発売をお待ちください）』とセットでコメントアウトに質問を残すことが可能です。
//ルールやカードの処理等についての質問は、公式サイトの「遊戯王カードデータベース」で調べるか、ルール質問BBSを利用してください。
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