*《アルカナフォース&ruby(エクストラ){EX};−&ruby(ザ・ライト・ルーラー){THE LIGHT RULER};/Arcana Force Ex - the Light Ruler》 [#aa99f2d0]
 効果モンスター
 星10/光属性/天使族/攻4000/守4000
 このカードは通常召喚できない。
 自分フィールド上に存在するモンスター3体を
 墓地へ送った場合のみ特殊召喚する事ができる。
 このカードが特殊召喚に成功した時、コイントスを1回行い以下の効果を得る。
 ●表:相手モンスターを戦闘によって破壊し墓地へ送った時、
 自分の墓地からカード1枚を選択して手札に加える事ができる。
 ●裏:このカードを対象にする効果モンスターの効果・魔法・罠カードの
 発動を無効にし破壊する。
 この効果でカードの発動を無効にする度に、
 このカードの攻撃力は1000ポイントダウンする。
//http://ygo-news.pytalhost.com/sets/DT11/002.jpg
//「the」は大文字では無く小文字扱い ttp://yugioh.wikia.com/wiki/Arcana_Force_Ex_-_the_Light_Ruler

 [[LIMITED EDITION 10 CHAOS BLACK>LIMITED EDITION#d5151532]]で登場した[[光属性]]・[[天使族]]の[[特殊召喚モンスター]]。~
 [[アルカナフォース]]の名を持ち、[[コイントス]]によって得る2つの[[効果]]を持つ。

 [[《D−HERO Bloo−D》]]等と違い、[[召喚]]サポートに[[トークン]]を使用出来ない([[コスト]]として[[墓地へ送る]]事ができない)ため、運用は少々難しい。~
 もちろん、[[アドバンス召喚]]ではないため[[《カイザー・シーホース》]]・[[《ジェルエンデュオ》]]の[[効果]]も使えない。~
 逆に、[[《精神操作》]]で奪った[[相手]][[モンスター]]を利用できる数少ない[[モンスター]]である事は頭に入れておきたい。~
 出すだけならば、[[《創造の代行者 ヴィーナス》]]などの他の[[モンスター]]を[[特殊召喚]]する[[効果]]を持つ[[モンスター]]や[[《異次元からの帰還》]]などの[[モンスター]]を複数体[[特殊召喚]]する[[魔法・罠カード]]によって[[コスト]]を揃えられる。

 [[コイントス]]によって[[効果]]を得るのは[[特殊召喚]]時の[[誘発効果]]で、[[効果解決時]]に[[コイントス]]を行い[[効果]]を得る。~
 [[効果]]は非常に運の要素が強いものの優秀。~

 表の[[効果]]は、[[相手]][[モンスター]]を[[戦闘破壊]]し[[墓地へ送る]]度に、いかなる[[カード]]も[[サルベージ]]可能にする能力。~
 [[モンスター]]・[[魔法・罠カード]]の種類に指定はなく、現在必要である[[カード]]をピンポイントで[[回収>サルベージ]]ができる。~
 [[リバース効果モンスター]]を[[戦闘破壊]]した場合、[[リバース効果]]で[[除去]]されればこの[[効果]]を[[発動]]できない。~
 そのため、高[[攻撃力]]を活かして[[攻撃表示]][[モンスター]]を狙いたい。~
 性質上後半になればなるほど強力な[[効果]]であるが、逆に序盤で表が出てしまうと、選択肢に迷うこともありがち。~
 最低でも[[コスト]]とした[[カード]]の損失は取り返したい。~

 裏の[[効果]]は、[[対象をとる効果>対象をとる(指定する)効果]]を[[無効]]化する能力。~
 そこそこの[[耐性]]にはなるものの、当然[[《奈落の落とし穴》]]のように[[対象をとらない効果>対象をとる(指定する)効果]]、[[《激流葬》]]や[[《聖なるバリア−ミラーフォース−》]]等の[[全体除去]]には無力。~
 [[対象をとる効果>対象をとる(指定する)効果]]であっても、[[《強制脱出装置》]]や[[《サンダー・ブレイク》]]等の[[フリーチェーン]]は[[召喚時>召喚に成功した]]の[[コイントス]]の時点で[[発動]]されることは必至である。~
 また、2、3度使用すればその[[デメリット]]から[[アタッカー]]ではいられなくなるため、その後には高[[守備力]]の[[壁]]程度にしかならないのも難点。

 どちらの[[効果]]も直接的に[[アドバンテージ]]を稼ぐには時間が掛かってしまうため、ある程度この[[カード]]を守る必要がある点には注意したい。~
 [[《アルカナフォースEX−THE DARK RULER》]]とは違って[[自爆>全体除去]]要素はないので、[[サポート>サポートカード]]の面では安定していると言える。

-召喚手順は[[召喚ルール効果]]。~
[[特殊召喚]]時に[[コイントス]]を行うのは[[誘発効果]]。~
[[コイントス]]によって得る[[効果]]のうち、表は[[誘発効果]]で裏は[[誘発即時効果]]。

-[[モンスター]]を[[リリースする]]わけではないので、[[《生贄封じの仮面》]]や[[《霧の王》]]の存在下でも[[特殊召喚]]する事ができる。~
しかし[[《マクロコスモス》]]や[[《閃光の追放者》]]等の存在下では、[[墓地へ送る]]事が不可能なため[[特殊召喚]]する事ができない。~
[[表側表示]]の[[《究極封印神エクゾディオス》]]と[[《混沌の黒魔術師》]]は[[墓地へ送られ>墓地へ送る]]ずに[[ゲームから除外される>ゲームから除外する(取り除く)]]ため、この[[カード]]を[[特殊召喚]]するために[[墓地へ送る]]事はできない。~

-[[《月の書》]]で[[裏側守備表示]]にされてしまったり、[[《亜空間物質転送装置》]]等で[[除外]]してしまったりすると、[[効果]]を失ってしまうので注意。~
もっとも、裏の[[効果]]を得ていれば[[相手]]の[[《月の書》]]は[[無効]]化できる。

-胴体から2本の竜の首が生えており、[[天使族]]というよりは[[ドラゴン族]]に見える姿をしている。~
ただし、アニメではドラゴンの部分は攻撃時のみ生えてきて光線を吐くため、本体はドラゴンの首が生えている部分の根本にある、一つ目の顔の模様。~

-[[絶版]]だったが、[[DUEL TERMINAL −オメガの裁き!!−]]にて再録された。~

-原作・アニメにおいて―~
アニメGXにおいて、斎王琢磨(破滅の光)が使用した23番目の究極の[[アルカナフォース]]。~
タロットカードの大アルカナは本来、0番の「[[愚者>《アルカナフォース0−THE FOOL》]]」に始まり21番の「[[世界>《アルカナフォースXXI−THE WORLD》]]」で終わる22種類であり、23番目のこれは「大アルカナから外れた[[カード]]」である。~
THE LIGHT RULER(光の支配者)=斎王自身を表していると思われる。~
また、タペストリー・タロットでは23番目の[[カード]]は「UNIVERSE=宇宙」であり、宇宙を破滅の光によって支配するという意味も含まれているのだろう。~
アニメでは[[永続罠]]《ザ・マテリアル・ロード》・《ザ・スピリチアル・ロード》及び、[[永続魔法]]《ザ・ヘブンズ・ロード》の3枚(それぞれ「赤」「青」「緑」の光の柱でいわゆる光の三原色である)を[[墓地へ送り>墓地へ送る]][[特殊召喚]]される[[モンスター]]であった。~
さらに、正位置の[[効果]]で[[手札]]に[[加えた>加える]][[カード]]はその[[ターン]][[発動]]できず、逆位置の[[効果]]を[[発動]]した時[[相手]]に1枚[[ドロー]]させる、という[[デメリット]]があった。~
「エドvs斎王」戦ではシルエットだけ登場し、[[《D−HERO Bloo−D》]]を[[戦闘破壊]]し[[フィニッシャー]]となった。~
「十代vs斎王」(1戦目)で再登場し、詳細な[[効果]]が明らかになる。~
十代の[[《E・HERO ネオス》]]を[[戦闘破壊]]し、正位置の[[効果]]で[[《光の結界》]]を[[サルベージ]]するが、[[デメリット]]により[[発動]]することは無かった。~
十代の[[ターン]]には[[《E・HERO グラン・ネオス》]]により[[バウンス]]されそうになったが、[[《逆転する運命》]]で逆位置の[[効果]]に入れ替え、その[[効果]]で[[破壊]]にした。~
十代の[[ターン]]には[[《E・HERO グラン・ネオス》]]により[[バウンス]]されそうになったが、[[《逆転する運命》]]で逆位置の[[効果]]に入れ替え、その[[効果]]で[[破壊]]した。~
しかし逆位置の[[効果]]で[[ドロー]]された[[《リバース・オブ・ネオス》]]が仇となり、[[攻撃力]]を上げて[[特殊召喚]]された[[《E・HERO ネオス》]]により止めを刺された。~
[[攻撃]]名は「ジ・エンド・オブ・レイ」、逆位置の[[効果]]名は「クリエイティブ・ディストラクト」。

--OCGでは、[[特殊召喚]]する方法が[[モンスター]]3体を[[墓地へ送る]]ことに変更された。~
また、正位置の[[効果]]で[[サルベージ]]された[[カード]]の[[発動]]制限と、逆位置の[[効果]]で相手に[[カード]]を[[ドロー]]させる[[デメリット]]が無くなった。~
この手の[[カード]]は弱体化される場合が多いが、アニメよりも格段に強化されている。~

--アニメでの[[イラスト]]はOCGと多少異なり、白い光が大きく描かれている。

--「十代vs斎王」(2戦目)にて、斎王が使用した[[通常罠]]《絶対運命決定力》の[[イラスト]]に描かれている。
//http://yugioh.wikia.com/wiki/Decisive_Power_of_Absolute_Destiny

-コナミのゲーム作品において―~
[[TAG FORCE 2>ゲーム付属カード#ja2b037f]]ではアニメ[[オリジナルカード]]として登場した《ザ・マテリアル・ロード》・《ザ・スピリチアル・ロード》・《ザ・ヘブンズ・ロード》を使用する事で[[デッキ]]、[[墓地]]からも[[召喚]]ができる。~
また、[[WORLD CHAMPIONSHIP 2008>ゲーム付属カード#qe1d54fb]]では対戦相手として登場。~
「[[自分]]の[[デッキ]]枚数を5枚以下にしたうえで勝利せよ」という課題[[デュエル]]を挑んでくる。~
使用する[[デッキ]]は[[【アンデットデッキデス】]]なので課題をクリアするのは難しくない。

--[[DUEL TERMINAL]]ではEXステージの斎王が使用する。~
アニメと違い、ドラゴン型の頭部から光ではなく炎を放つ。~
また、この[[カード]]と[[《アルカナフォース0−THE FOOL》]]をスキャンすると隠し[[デッキ]]「ラプラスの悪魔」を使用できる。

-神話・伝承において―~
この[[カード]]の[[召喚]]に使用された《ザ・マテリアル・ロード》・《ザ・スピリチアル・ロード》・《ザ・ヘブンズ・ロード》の元ネタは『梵天の塔』(『ハノイの塔』とも呼ばれる)だと思われる。~
『梵天の塔』とは以下の通り。~
世界が生まれた時に神が真鍮の板の上に3本のダイヤモンドの柱を立て、1本の柱に64枚の純金の円盤を重ねた。~
この円盤は大きいサイズから小さいサイズに重ねられており、すべての円盤を他の柱に移し替えるというものである。~
この円盤を移動させるには以下の3つの「ルール」がある。
++円板を動かすのは1度に1個。
++小さな円板の上に大きな円板をのせてはいけない。
++円板の移動には、他に1本の補助柱を使う事ができる。
-
この円盤を移し終わったとき、世界は滅びると言われている。~
1秒間に1回動かしたとして、だいたい5800億年ほどかかる計算である。~
3本の柱を[[生け贄]]に世界を滅ぼす[[モンスター]]を[[召喚]]すると作中では語られていることから、この『梵天の塔』が元なのだろう。

**関連カード [#td3044c4]
-[[アルカナフォース]]

-[[《アルカナフォースEX−THE DARK RULER》]]
-[[《D−HERO Bloo−D》]]

-[[《光と闇の竜》]]

-[[《アルカナ ナイトジョーカー》]]

-[[サルベージ]]

**収録パック等 [#r1eef9b2]
-[[LIMITED EDITION 10 CHAOS BLACK>LIMITED EDITION#d5151532]] LE10-JP003 &size(10){[[Ultra]]};
-[[DUEL TERMINAL −オメガの裁き!!−]] DT11-JP002 &size(10){[[Rare]]};

**FAQ [#m5b317b7]
Q:[[《光と闇の竜》]]のように、[[攻撃力]]が1000ポイント未満になったら「裏」の[[効果]]は[[不発]]になりますか?~
A:はい。[[効果]]は[[発動]]しますが、適用はされません。(11/06/20)

Q:[[《光と闇の竜》]]のように、[[《あまのじゃくの呪い》]]の[[効果]]適用中は「裏」の[[効果]]を1[[ターン]]に1度しか[[発動]]できなくなりますか?~
A:いいえ、複数回発動する事ができます。(11/06/20)

Q:[[《あまのじゃくの呪い》]]の[[効果]]適用中に「裏」の[[効果]]を持っているこのカードを対象に[[墓地]]の[[《レベル・スティーラー》]]の[[効果]]を[[発動]]した場合、[[無効]]にする[[効果]]は[[発動]]しますか?また[[発動]]した場合[[攻撃力]]の増減処理はどうなりますか?~
([[墓地]]の[[《レベル・スティーラー》]]の[[効果]]を[[発動]]し続けることで、[[《あまのじゃくの呪い》]]の効果によってこのカードの[[攻撃力]]は無限に上がり続けますか?)~
//A:はい、上がり続けます。(11/06/17)
A:はい、[[無効]]にする[[効果]]は[[発動]]し、[[《レベル・スティーラー》]]の[[効果]]は[[無効]]になります。~
また、[[攻撃力]]は1000ポイントアップします。~
ルールで定められた時間以内であれば何度でも効果を使用可能です。(11/07/04)


Q:同一[[チェーン]]上で「裏」の[[効果]]は複数回[[発動]]しますか?~
A:はい、複数回[[発動]]します。(07/09/02)

Q:[[ダメージステップ]]で「裏」の[[効果]]は[[発動]]しますか?~
A:はい、[[発動]]します。(08/01/12)

Q:[[モンスタートークン]]を[[墓地]]に送り[[特殊召喚]]できますか?~
A:いいえ、できません。(09/11/03)

//質問だけの投稿は禁止。ここは「質問と、それに対する事務局の回答」の両方を同時に記述する項目です。
//記述する場合、事務局に質問した日付を(05/01/01)のような形式でA:の最後に追加してください。
//未発売カードに限り、『A:(発売をお待ちください)』とセットでコメントアウトに質問を残すことが可能です。
//ルールやカードの処理等についての質問は遊戯王エキスパートルールHPで調べるか、ルール質問BBSを利用してください。