遊戯王カードWiki - 《アルカナフォースＩＩＩ－ＴＨＥＥＭＰＲＥＳＳ》のバックアップ(No.65)

《アルカナフォースＩＩＩ(スリー)－ＴＨＥＥＭＰＲＥＳＳ(ジ・エンプレス)/Arcana Force III - The Empress》 †

効果モンスター
星４/光属性/天使族/攻1300/守1300
このカードが召喚・反転召喚・特殊召喚に成功した時、
コイントスを１回行い以下の効果を得る。
●表：相手がモンスターの通常召喚に成功する度に
手札から「アルカナフォース」と名のついたモンスター１体を
自分フィールド上に特殊召喚する事ができる。
●裏：相手がモンスターの通常召喚に成功する度に
自分は手札のカードを１枚墓地へ送る。

　LIGHT OF DESTRUCTIONで登場した光属性・天使族の下級モンスター。
　アルカナフォースの名を持ち、コイントスを行う誘発効果とコイントスの結果によって得られる２つの誘発効果を持つ。

　表の効果は相手が通常召喚する毎に自分の手札からアルカナフォースを特殊召喚できる効果。
　アルカナフォースの上級・最上級モンスターでも特殊召喚できる。
　特に、《アルカナフォースＸＸＩ－ＴＨＥＷＯＲＬＤ》の特殊召喚を是非狙っていきたいところである。
　効果発動条件は「通常召喚」なので、相手モンスターのセットでも効果が発動できる。
　しかし、相手依存であるために安定せず、最上級モンスターの展開補助なら《神の居城－ヴァルハラ》などを使った方が良い場面も多い。

　一方で、裏の効果は相手が通常召喚する毎に自分の手札を手札破壊するデメリット効果。
　「手札を捨てる」ではなく「墓地へ送る」なので、暗黒界と組み合わせることはできない。
　下級アルカナフォースでは《アルカナフォースＶＩＩ－ＴＨＥＣＨＡＲＩＯＴ》に並ぶ重いデメリットなので、デメリット回避手段は必ず用意したい。
　表の効果を出すことに拘らなければ、エクシーズ素材にする手もあるのでデメリットの回避自体はそれほど難しくはない。

　裏が出てしまったら《強制転移》で送りつける手もある。
　また、どちらの効果が出ても《エンペラー・オーダー》の対象となる。

「ＴＨＥＥＭＰＲＥＳＳ（女帝）」はタロットにおける大アルカナの３番目のカード。
正位置は「繁栄」「豊穣」「母権」「家庭の形成」を表し、逆位置は「挫折」「軽率」「虚栄心」「怠惰」を表す。

原作・アニメにおいて―
アニメGXの「エドvs斎王」戦において斎王が使用。
先攻１ターン目で召喚、正位置を得て自身の効果による通常召喚（アニメ効果）を計２度行い、２度目に《アルカナフォースＸＶＩＩＩ－ＴＨＥＭＯＯＮ》を通常召喚した際は自身が生け贄となった。
その後、魔法カード《ネクロ・サクリファイス》によってエドのフィールドに特殊召喚された際には逆位置となり、その効果でエドの手札を捨てさせた。
最終的に《Ｄ－ＨＥＲＯダッシュガイ》のコストとして生け贄となった。
「十代vs斎王」（２戦目）では、《アルカナフォース０－ＴＨＥＦＯＯＬ》（アニメ仕様）の効果により正位置の効果を得た。
十代は《死神の巡遊》によってセット以外の一切の召喚・反転召喚・特殊召喚が封じられていたため効果は使用されなかった。
最終的に《ハネクリボーＬＶ１０》の効果で破壊された。
攻撃名は「EMPRESS ブレッシング」。

アニメではイラストが少々異なり、正位置の効果は通常召喚だった。
OCG化の際には大幅に強化されている。

斎王が使用した永続罠《ザ・マテリアル・ロード》のイラストに描かれており、海に浮いている。

コナミのゲーム作品において―
TAG FORCE 2」にはオリジナルカードとして先行収録され、下記のような効果だった。
```
このカードの召喚に成功した時、コイントスを１回行い以下の効果を得る。
●表：１ターンに１度だけ手札の「アルカナフォース」と名のついた
モンスター１体を通常召喚する事ができる。
この効果は召喚ターンには発動できない。
●裏：相手フィールド上にモンスターが通常召喚される度に、
手札を１枚墓地に送る。
```
表の効果の発動条件が消滅して《二重召喚》とほぼ同様の起動効果となっているが、召喚ターンに発動できない制限が加わっている。
他のオリジナルカードとして収録されたアルカナフォースと同様通常召喚しなければ効果を得られないことも相まって、やや使い辛さが目立つものだった。