《アルカナフォースXIV(フォーティーン)TEMPERANCE(テンパランス)/Arcana Force XIV - Temperance》

効果モンスター
星6/光属性/天使族/攻2400/守2400
戦闘ダメージ計算時、このカードを手札から捨てて発動できる。
その戦闘によって発生する自分への戦闘ダメージは0になる。
このカードが召喚・反転召喚・特殊召喚に成功した時 
コイントスを1回行い、その裏表によって以下の効果を得る。
●表:このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り、
自分が受ける戦闘ダメージは半分になる。
●裏:このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り、
相手が受ける戦闘ダメージは半分になる。

 LIGHT OF DESTRUCTIONで登場した光属性天使族上級モンスター
 アルカナフォースの名を持ち、手札誘発誘発即時効果コイントス誘発効果によって得る2つの永続効果を持つ。

 表の効果は、自分が受ける戦闘ダメージが半分になるメリット効果
 やや攻撃力の低いアルカナフォース下級モンスター攻撃表示で立たせることや、リクルーター自爆特攻などのリスクが減る。
 あまり見ることではないが、不慮の戦闘ダメージ反射ダメージ)や《人造人間−サイコ・リターナー》のような、モンスターがいても直接攻撃可能なモンスターにも対処できる。
 しかし、このカードには攻撃力守備力2400のステータスがあるので、このカード自身の戦闘で大きな戦闘ダメージを受ける可能性は少ない。
 また、近年は攻撃力2000台後半のエクシーズモンスターが容易に出せることから、このモンスターが先に狙われて戦闘破壊されてしまう可能性が高い。
 《ジェムナイト・パール》《No.39 希望皇ホープ》などに真っ先に攻撃されると、殆ど効果を活かせずに倒されてしまうのは痛いところ。
 《アルカナフォースIV−THE EMPEROR》などでカバーはできるものの、効果自体に安定性があまりないアルカナフォースではやや厳しいものもある。

 裏の効果は、相手が受ける戦闘ダメージが半分になるデメリット効果
 この効果が適用された場合、このカードも含めて自分モンスターが与える戦闘ダメージが半減してしまう。
 戦闘破壊そのものに影響を与える効果ではないものの、やはり直接攻撃などのダメージが大幅に減少してしまうのは少々いただけない。

 やはり、このカードの特筆するべき点は、上級モンスターカード防御カードとして運用ができるという事だろう。
 一見、《クリボー》相互互換カードのように思えるが、このカードの効果自分ターンでも発動できる。
 つまり、自分ターンに受ける反射ダメージは勿論、《ディメンション・ウォール》効果による戦闘ダメージも0にする事ができる。
 よって、この効果の点においては《クリボー》上位互換である。

 上級モンスターながら手札誘発効果により事故が起きにくく、ステータスも標準以上ではあるのだが、アドバンス召喚する魅力にはやや乏しい。
 《アルカナコール》とのコンボをあわよくば狙えることも期待して、1枚採用してみてもいいかといったところだろう。
 アルカナフォースの中では、いずれの効果も強力・凶悪という訳ではないので、そういった意味では「TEMPERANCE(節制)」の名に相応しいと言える。

関連カード

収録パック等

FAQ

Q:この手札誘発効果は、どのような種別に分類されますか?
A:誘発即時効果に分類されます。また、《クリボー》誘発即時効果と同一の発動タイミングです。(08/02/25)

Q:この誘発即時効果自分ターン戦闘ダメージを受ける場合でも発動する事が可能ですか?
A:はい。自分ターン戦闘ダメージを受ける場合でも発動する事が可能です。(08/02/28)

Q:相手《ディメンション・ウォール》効果によって戦闘ダメージを受ける場合、この誘発即時効果発動する事は可能ですか?
A:はい。発動する事が可能です。(08/02/28)

Q:この表と裏の効果は、どのような種別に分類されますか?
A:永続効果に分類されます。(08/02/28)

Q:表の効果が適用されている時に戦闘を行い、自身の戦闘破壊が確定しました。
  この時に自分への戦闘ダメージが発生する場合でも、その戦闘ダメージが半分になる効果は適用されますか?
A:はい、その場合も適用されます。(11/01/08)