*《アルカナフォース&ruby(エイティーン){XVIII};−&ruby(ザ・ムーン){THE MOON};/Arcana Force XVIII - The Moon》 [#ce76bb12]
 効果モンスター
 星7/光属性/天使族/攻2800/守2800
 このカードが召喚・反転召喚・特殊召喚に成功した時、
 コイントスを1回行い以下の効果を得る。
 ●表:自分のスタンバイフェイズ時に自分フィールド上に「ムーントークン」
 (天使族・光・星1・攻/守0)を1体特殊召喚する事ができる。
 ●裏:自分のエンドフェイズ時に1度だけ、自分フィールド上のモンスター1体を
 選択し、そのモンスターのコントロールを相手に移す。
// スラッシュ表記は全角が正しいです。

 [[LIGHT OF DESTRUCTION]]で登場した[[光属性]]・[[天使族]]の[[最上級モンスター]]。~
 [[アルカナフォース]]の名を持ち、[[コイントス]]によって得る2つの[[誘発効果]]を持つ。~

 表の[[効果]]になった場合、[[自分]]の[[ターン]]毎に[[ノーコスト>コスト]]で[[トークン]]を[[特殊召喚]]できる。~
 [[自分]]の[[スタンバイフェイズ]]というタイミングから、だいたいは[[除去]]されないように守る必要がある。~
 しかし、[[ムーントークン]]は[[攻撃力]]・[[守備力]]共に0であるため[[戦闘]]には利用できず、[[生け贄]]や[[壁]]の確保にしか役に立たない。~
 [[レベル]]1ということで[[《コート・オブ・ジャスティス》]]に対応するが、[[【アルカナフォース】]]ならば[[《アルカナフォース0−THE FOOL》]]のほうが使いやすい。~
 その上、[[トークン]]は[[《アルカナフォースXXI−THE WORLD》]]の表の[[効果]]や、[[《アルカナフォースEX−THE DARK RULER》]]等の[[特殊召喚]]の[[コスト]]としては利用できない。~
 [[アルカナフォース]]同士でも[[シナジー]]しにくいため、[[【アルカナフォース】]]で入る余地があるかは微妙なところ。~

 裏の[[効果]]は、[[エンドフェイズ]]に[[相手]]に[[自分]]の[[モンスター]]の[[コントロール]]を渡す[[デメリット]][[効果]]。~
 [[テキスト]]を読む限りではまず分からないが、この[[効果]]は[[自分]][[ターン]]の[[エンドフェイズ]]の度に何度でも[[発動]]する。~
 この[[カード]]以外を[[送りつけ]]た場合、毎[[ターン]][[相手]]に[[モンスター]]を献上し続ける事になるため、基本的にこの[[カード]]の[[コントロール]]を移すこととなる。~
 [[送りつけ]]られた[[相手]][[プレイヤー]]もこの[[カード]]を放置できないため、[[エンドフェイズ]]に元々の[[持ち主]]に送り返す事となる。~
 要するに、「この[[カード]]の[[コントロール]]は、[[ターンプレイヤー]]に移る」という[[《薔薇の刻印》]]のような[[効果]]だと考えても良いだろう。~

-裏の[[効果]]は見方を変えると「[[相手]]に[[モンスター]]を[[送りつけ]]る」[[効果]]ともとれる。~
これを利用して実用性の有無に関わらずいろいろなことができる。~
例えば、
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+[[リクルーター]]を[[送りつけ]]て[[戦闘破壊]]し、[[自爆特攻]]を介さずに[[効果]]を[[発動]]する。
+[[攻撃力]]の低い[[モンスター]]を[[送りつけ]]て[[攻撃]]したり、[[《バトルマニア》]]で[[攻撃]]を強要して大[[ダメージ]]を狙う。
+[[守備力]]の低い[[モンスター]]を[[送りつけ]]て[[《ビッグバン・シュート》]]や[[《H−ヒートハート》]]で[[貫通]][[ダメージ]]を狙う。
+[[《マンモス・ゾンビ》]]を[[送りつけ]]て[[自壊]]させ、[[ダメージ]]を与える。
+[[《アメーバ》]]を[[送りつけ]]て2000[[ダメージ]]を与える。
+[[モンスター]]の数に差を付けて、[[《魔導ギガサイバー》]]の大量展開を行う。
+[[《自業自得》]]の威力を上げる。
+[[《ファイティング・スピリッツ》]]を装備して[[攻撃力]]を上げる。
+[[《反目の従者》]]で[[ダメージ]]を与える(この[[カード]]に装備して[[送りつけ]]る場合、次の[[ターン]]に送り返されると[[自分]]も[[ダメージ]]を受ける)。
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等、[[コンボ]]次第では[[メリット]][[効果]]とすることもできる。~
ただし、[[最上級モンスター]]の[[効果]]で、しかもほぼ[[ランダム]]に得られるものに依存しているため、下手に狙うと[[手札事故]]を起こしかねない。~
そのため、なるべく[[汎用性]]の高いものに留めておき、決まればラッキー程度に考えておくのが無難かもしれない。~

 だが表の[[効果]]がいかんせん地味なので、裏の[[効果]]を利用した[[デッキ]]を組むほうが他にない働きができる。~
 [[《強制転移》]]や[[《死のマジック・ボックス》]]等も併用し、送りつける[[デッキ]]に採用するといいだろう。~


-「THE MOON(月)」はタロットにおける大アルカナの18番目の[[カード]]。~
正位置は「不安定」「幻惑」「現実逃避」「親友の裏切り」を表し、逆位置は「軽微なミス」「過去が蒸し返される」「徐々に好転」を表す。~

--タロットの設定に準ずるならば正位置の効果がデメリットになり、逆位置の効果がメリットになるはずだが、このカードは逆である。~
このことは、[[《アルカナフォース0−THE FOOL》]]も同様である。~

-原作・アニメにおいて―~
アニメGXにおける「エドvs斎王」戦において斎王が使用。~
[[《D−HERO ダンクガイ》]]の[[召喚]]を[[トリガー]]として[[発動]]した[[《アルカナフォースIII−THE EMPRESS》]]の正位置の[[効果]]により、[[《アルカナフォースIII−THE EMPRESS》]]と[[《D−HERO ダイヤモンドガイ》]]を[[生け贄に捧げて>生け贄に捧げる]][[召喚]]された。~
正位置の[[効果]]によって[[《アルカナフォースXXI−THE WORLD》]][[召喚]]をサポートし、[[《D−HERO ディフェンドガイ》]]を[[戦闘破壊]]した後[[《アルカナフォースXXI−THE WORLD》]]の正位置の[[効果]]によって[[墓地へ送られた]]。~
「十代vs斎王」(2戦目)では、[[永続魔法]]《愚者の種蒔き》の正位置の[[効果]]で[[墓地へ送られた]]。~

--アニメとは[[イラスト]]が異なり、[[OCG]]では身体が反転しているほか、[[モンスター]]や背景の月が大きく描かれた迫力のある構図になっている。~

//-コナミのゲーム作品において―~

**関連カード [#r3e9806c]
-[[アルカナフォース]]

-[[《怨念の魂 業火》]]

-[[《マタンゴ》]]

-[[ムーントークン]]
-[[《Token》(Moon)]]

-[[《魔導書庫クレッセン》]]

**収録パック等 [#sc58fd17]
-[[LIGHT OF DESTRUCTION]] LODT-JP015

**FAQ [#gd111a77]
Q:[[効果]]分類は何ですか?~
A:すべて別のタイミングで[[発動]]する[[誘発効果]]です。(09/01/28)

//質問だけの投稿は禁止。ここは「質問と、それに対する事務局の回答」の両方を同時に記述する項目です。
//記述する場合、事務局に質問した日付を(05/01/01)のような形式でA:の最後に追加してください。
//未発売カードに限り、『A:(発売をお待ちください)』とセットでコメントアウトに質問を残すことが可能です。
//ルールやカードの処理等についての質問は遊戯王エキスパートルールHPで調べるか、ルール質問BBSを利用してください。
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