*《アルカナフォース&ruby(トゥエンティーワン){XXI};−&ruby(ザ・ワールド){THE WORLD};/Arcana Force XXI - The World》 [#e86de866]
 効果モンスター
 星8/光属性/天使族/攻3100/守3100
 このカードが召喚・反転召喚・特殊召喚に成功した時、
 コイントスを1回行い以下の効果を得る。
 ●表:自分のエンドフェイズ時に自分フィールド上に存在する
 モンスター2体を墓地へ送る事で次の相手ターンをスキップする。
 ●裏:相手のドローフェイズ時に相手の墓地の一番上のカード1枚を相手の手札に加える。
 コイントスを1回行い、その裏表によって以下の効果を得る。
 ●表:自分のエンドフェイズ時に自分フィールド上の
 モンスター2体を墓地へ送って発動できる。
 次の相手ターンをスキップする。
 ●裏:相手のドローフェイズ毎に、相手の墓地の一番上のカードを相手の手札に加える。
//テキストはDE02より

 [[LIGHT OF DESTRUCTION]]で登場した[[光属性]]・[[天使族]]の[[最上級モンスター]]。~
 [[アルカナフォース]]の1体であり、[[コイントス]]によって得る2つの[[効果]]を持つ。

 [[コイントス]]の表の[[効果]]は、コストとして[[モンスター]]を2体も要するものの、[[相手]][[ターン]]を1[[ターン]]丸ごと[[スキップ]]できるため、非常に凶悪な[[効果]]であると言える。~
 自分の[[ターン]]を追加する行為は、単純に考えても「[[カード]]を1枚[[ドロー]]する」「もう1度[[通常召喚]]を行える」「[[セット]]された[[罠カード]]を[[発動]]できる」「[[自分]][[フィールド]]上の[[モンスター]]はもう1度[[攻撃]]できる」「1[[ターン]]に1度のみの[[効果]]をもう1度使える」等の権利を得る事に等しく、得られる[[アドバンテージ]]は非常に大きい。~
 ただし、[[コスト]]となる[[モンスター]]は[[墓地へ送る]]必要があるため、[[トークン]]を[[コスト]]にすることはできないので注意が必要である。~
 かなり強力な[[効果]]であるので、[[コイントス]]を成功させるために[[《セカンド・チャンス》]]や[[《光の結界》]]でサポートしたい。~

 [[コスト]]として相性が良い[[モンスター]]は多く存在する。~
 [[《サクリファイス・ロータス》]]が2体いれば完全なる[[ロック]]をかける事ができる。~
 また、[[《速攻の黒い忍者》]]と[[《異次元の偵察機》]]2体とでも[[ロック]]をかける事ができる。~
 [[《サクリファイス・ロータス》]]での[[ロック]]より準備が若干難しいが、[[伏せカード]]があっても使えるので自由度は高くなる。~
// 自身は[[《奇跡の光臨》]]で、[[《速攻の黒い忍者》]]は[[《闇次元の解放》]]でそれぞれ[[帰還]]出来るので、[[《ヘル・テンペスト》]]を使っても面白い。~
// 相手は[[モンスター]]を軒並み[[除外]]された上に[[ターン]]をスキップされるので打つ手がほとんど無くなってしまう。~
 [[《レベル・スティーラー》]]2体の場合、2[[ターン]]の間[[ロック]]を仕掛ける事が可能となる。~
 [[《黄泉ガエル》]]を使えば毎[[ターン]]1体分の[[コスト]]が用意できる。~
 [[《創造の代行者 ヴィーナス》]]を使用すれば2[[ターン]]は飛ばせる上、同じ[[天使族]]なので[[シナジー]]が期待できる。~
 [[《血の代償》]]も[[生け贄]]を揃えやすくなり、さらに[[《暗黒プテラ》]]や[[ガジェット]]、[[《ヴォルカニック・バレット》]]や[[《E・HERO オーシャン》]]を使うのも有効。~
 [[《精神操作》]]を使って[[相手]]の[[モンスター]]を[[コスト]]として[[墓地へ送る]]ことも可能。~
 [[《ゴブリンゾンビ》]]と[[《ゾンビ・マスター》]]を活用して[[コスト]]を用意するのも面白い。~

 また、[[天使族]]なので[[《神の居城−ヴァルハラ》]]にも[[《アテナ》]]の[[効果]]にも対応している。~
 [[《光神化》]]から[[特殊召喚]]してもいいだろう。~
 表効果なら自身を[[コスト]]にするのもありで、裏でも[[デメリット]][[効果]]が[[発動]]する前に[[破壊]]されるので都合がいい。

 裏の[[効果]]で[[発動]]する[[デメリット]]は非常に重く、単純に考えても[[相手]]に1[[ターン]]1枚の[[ドロー]]加速が約束される。~
 [[墓地]]の一番上という非常に操作しやすい場所から[[サルベージ]]されてしまうのも問題で、場合によっては[[相手]]の強力な[[制限カード]]を使い回されてしまう可能性も高い。~
 [[デメリット]]回避としては上記の方法のほか、[[《月の書》]]や[[《アテナ》]]の[[効果]]で[[コイントス]]をやり直す方法もある。~
 また、[[自分]]の[[墓地]]の状況によっては[[《強制転移》]]で[[相手]]に[[送りつけ]]るのもよい。~
 普通、[[相手]]は裏の[[効果]]を得ているこの[[カード]]を[[除去]]するのをためらうため、[[《逆転する運命》]]などを利用して裏をかけば見えない[[メリット]]として扱うこともできる。~
 最悪の場合は[[攻撃]]した後に[[《ハンマーシュート》]]・[[《神秘の中華なべ》]]等で処分してしまうのも手である。~
 [[《亜空間物質転送装置》]]で一時的に[[除外]]することで、[[効果]]を無効にする方法もある。~
 [[《王家の眠る谷−ネクロバレー》]]で[[デメリット]]を[[無効]]にする方法もある。~
 [[《アルカナコール》]]で[[効果]]を上書きするのも有効。~
 特に、裏の方が[[メリット]][[効果]]である[[《アルカナフォース0−THE FOOL》]]の裏を得られれば非常に強力になる。~


-遊戯王では初の[[相手]][[ターン]]を丸ごと[[スキップ]]する[[効果]]を持った[[カード]]。~

-忘れてはならないのがこの[[カード]]自身も表側の[[効果]]の[[コスト]]にできること。~
使いきりの[[相手]]の[[ターン]][[スキップ]]としても使える。

-[[《迷犬マロン》]]・[[《マジックブラスト》]]で自分の[[デッキ]]切れを防ぎつつ、表の[[効果]]で[[相手]][[ターン]]を[[スキップ]]し続けて時間稼ぎをし、[[エキストラターン]]に突入後にデュエルに勝利すれば、[[マッチキル]]を行うことができる。

-[[通常召喚]]可能な[[天使族]][[モンスター]]の中で唯一[[攻撃力]]が3000を超えている為、[[《光神化》]]+[[《地獄の暴走召喚》]]の[[コンボ]]に対応していない。~
[[《闇》]]等の[[永続効果]]により場に[[特殊召喚]]された時点で[[攻撃力]]が下がる場合のみ、[[《光神化》]]+[[《地獄の暴走召喚》]]の[[コンボ]]が可能になる。~

-[[通常召喚]]できる[[モンスター]]で唯一元々の[[攻撃力]]が3100の[[モンスター]]である。~
[[《青眼の白龍》]]の存在から[[攻撃力]]・[[守備力]]は3000を基準に作られていることが多いため、この攻撃力は大きな意味を持つ。~
--因みに、[[召喚制限]]のない[[モンスター]]では[[《獣神機王バルバロスUr》]]3800・[[《絶対服従魔人》]]3500・[[《超伝導恐獣》]]3300に次ぐ[[攻撃力]]である。~

//-第2回カリスマデュエリスト最強決定戦「シロノスvs千丈目」戦において千丈目が使用。~
//ターンスキップの際、「ザ・ワールド! 時よ止まれ!!」と比喩していた。~
//これは、荒木飛呂彦氏の漫画「ジョジョの奇妙な冒険」に登場するキャラクター「DIO」が、自身のスタンド能力によって時を止めた時に発した台詞である(ちなみに、彼のスタンド名も「ザ・ワールド」である)。~
//続く準決勝の「vsジャンボ牛尾」戦でも登場し、ターンスキップ[[効果]]を使い勝利の布石となっている。~
//ちなみに同作品をもとにしたカードゲーム「ジョジョの奇妙な冒険 Adventure Battle Card」に登場する世界のカードもターンスキップ効果を持っている。~
//確かに名称の類似点はありますが、記述が遊戯王カードとあまりに関係無さすぎます。

-原作・アニメにおいて―~
アニメGXの「エドvs斎王」戦において斎王が使用。~
[[ムーントークン]]と[[《アルカナフォースVII−THE CHARIOT》]]を[[生け贄に捧げ>生け贄に捧げる]][[召喚]]される。~
[[召喚]]時に正位置を得て[[《アルカナフォースIV−THE EMPEROR》]]と[[《アルカナフォースXVIII−THE MOON》]]の2体を[[コスト]]にすることで、エドの[[ターン]]を一度[[スキップ]]することに成功し、[[直接攻撃]]を決めた。~
しかし、次のエドの[[ターン]]に[[《D−HERO デビルガイ》]]の[[効果]]で[[除外]]され、戻ってきたところを[[《D−HERO Bloo−D》]]に[[吸収]]された。~
「十代vs斎王」戦(1戦目)では、正位置の[[効果]]を得た[[《アルカナフォースVI−THE LOVERS》]]を[[生け贄]]に[[召喚]]された。~
[[《光の結界》]]により正位置の[[効果]]を得るものの、単なる[[攻撃力]]の高い[[モンスター]]としてしか使用されていない。~
最後は[[《ヒーロー逆襲》]]によって[[破壊]]された。~
「十代vs斎王」(2戦目)では[[永続魔法]]《愚者の種蒔き》の[[効果]]で[[デッキ]]から[[墓地へ送られた>墓地へ送る]]。~
[[攻撃]]名は「オーバー・カタストロフ」。~

--斎王曰く、エド戦のラストまでは「最強だった」[[アルカナフォース]]のラストナンバー。~
([[《アルカナフォースEX−THE LIGHT RULER》]]はその[[デュエル]]中最初から斎王の[[手札]]にあったものの、ラスト[[ターン]]まで[[モンスターカード]]であること以外は白紙だった。)~


--斎王が使用した[[永続魔法]]《ザ・ヘブンズ・ロード》の[[イラスト]]にて、穴の中に放置されている様子が描かれている。
//http://yugioh.wikia.com/wiki/The_Heaven%27s_Road

-コナミのゲーム作品において―~
PSP「[[遊戯王デュエルモンスターズGX TAG FORCE 2>ゲーム付属カード#ja2b037f]]」では、OCGに先んじてゲーム[[オリジナルカード]]の一枚として収録されている。~
ゲームでは下記のような[[効果]]である。
 このカードの召喚に成功した時、
 コイントスを1回行い以下の効果を得る。
 ●表:自分のエンドフェイズ時、
 自分フィールド上のモンスターを全て墓地に送る事で、
 次の相手ターンをスキップする。
 ●裏:相手のスタンバイフェイズ時、
 相手は相手の墓地の一番上にあるカード1枚を手札に加える。
アニメ版から大幅に調整されており、[[召喚]]でしか[[コイントス]]で[[効果]]を得られず、[[スキップ]]後の[[自分]][[ターン]]に[[モンスター]]を持ち越せない。~
この為、[[相手]][[ターン]]を連続で[[スキップ]]する様な芸当はほぼ不可能になっている。~
その代わり、自身のみを[[コスト]]としての[[ターン]][[スキップ]]が可能となっている。~
が、[[特殊召喚]]すると[[召喚制限]]の無い[[天使族]]の中では最大である3100の攻守を持つ[[デメリット]]無しの[[天使族]][[モンスター]]へと化ける。~

--この時ゲームで登場したものとOCGのものでは[[カード]]の絵柄が違う。~
ゲームのものはアニメと同様の[[イラスト]]だが、OCGでは少し下から見たような構図に変更されている。~

--[[LIGHT OF DESTRUCTION]]でのOCG化以降の作品では、一転してアニメ版[[効果]]の完全再現となっている。

--[[DUEL TERMINAL]]では両方のステージで斎王が使用。~
超高確率で正位置になる[[《アルカナフォースIII−THE EMPRESS》]]の効果に加え、[[《奇跡の光臨》]][[《光神化》]][[《神の居城−ヴァルハラ》]]等で[[特殊召喚]]してくる。~
[[召喚]]時にはカットインが発生し、オレンジ色の光を放つ。

-神話・伝承において―~
「THE WORLD(世界)」はタロットにおける大アルカナの21番目の[[カード]]。~
正位置は「完全」「成就」、逆位置は「未完成」「終わり」。


**関連[[カード]] [#iee914ec]
-[[アルカナフォース]]

-[[《八汰烏》]]

-[[サルベージ]]

―[[ターン]]をスキップ
-[[《ギャンブル》]]

―《アルカナフォースXXI−THE WORLD》の姿が見られる[[カード]]
-[[《光の結界》]]

**この[[カード]]を使用する代表的な[[デッキ]] [#x6cbc75a]
-[[【アルカナフォース】]]
-[[【ワールドトランス】]]

**収録パック等 [#ab3e14ba]
-[[LIGHT OF DESTRUCTION]] LODT-JP016 &size(10){[[Super]]};
-[[DUELIST EDITION Volume 2]] DE02-JP118 &size(10){[[Rare]]};


**FAQ [#z1c9b3ca]
Q:表の[[効果]]・裏の[[効果]]の効果種別はなんですか?~
A:表の[[効果]]は[[エンドフェイズ]]に[[発動]]させる[[起動効果]]、裏の[[効果]]は[[誘発効果]]になります。(08/02/23)~
  なお、裏の[[効果]]は「[[対象]]を取らない」[[効果]]です。(09/07/14)

Q:表の[[効果]]で[[墓地へ送る]]のは[[コスト]]ですか?~
A:[[コスト]]です。(08/02/23)

Q:表の[[効果]]は[[強制効果]]ですか?[[任意効果]]ですか?~
A:[[任意効果]]です。(08/02/23)

Q:表の[[効果]]でこの[[カード]]を[[墓地へ送る]]ことはできますか?~
  また、その場合[[スキップ]]の[[効果]]は適用されますか?~
A:はい、[[コスト]]でこの[[カード]]自身を[[墓地へ送る]]ことも可能で、[[スキップ]][[効果]]も適用されます。(08/02/23)

Q:表の[[効果]]の[[コスト]]で[[トークン]]を[[墓地へ送る]]ことはできますか?~
A:いいえ。[[コスト]]で[[トークン]]を[[墓地へ送る]]ことはできませんので、選択することはできません。(08/02/23)

Q:表の[[効果]]の[[コスト]]で[[《閃光の追放者》]]を[[墓地へ送る]]ことはできますか?~
A:いいえ。[[コスト]]で[[墓地へ送る]]ことはできませんので、選択することはできません。(08/05/24)

Q:表の[[効果]]の[[コスト]]で[[《混沌の黒魔術師》]]を[[墓地へ送る]]ことはできますか?~
A:[[除外]]されますので、選択することはできません。(08/06/05)

Q:表の[[効果]]で[[《闇・道化師のペーテン》]]、[[《代打バッター》]]を[[墓地へ送った>墓地へ送る]]場合、[[《闇・道化師のペーテン》]]、[[《代打バッター》]]の[[効果]]は[[発動]]できますか?~
  ([[墓地へ送った>墓地へ送る]]後に[[スキップ]]の処理を挟み[[タイミングを逃す]]ことになりますか?)~
A:[[発動]][[コスト]]として[[墓地]]に送った場合、[[相手]][[ターン]]を[[スキップ]]する[[効果]]処理が続くため、[[墓地へ送られた>墓地へ送る]]時に[[発動]]する[[効果]]を[[発動]]する事はできません。(08/12/17)

Q:先攻1ターン目に表の[[効果]]で[[相手]]の[[ターン]]を[[スキップ]]した場合、次の[[自分]]の[[ターン]]で[[バトルフェイズ]]を行うことはできますか?~
A:はい、できます。(08/03/10)

Q:[[相手]]の[[《大寒波》]]の[[効果]]が適用されている時、表の[[効果]]によって[[相手]]の[[ターン]]([[ドローフェイズ]])を[[スキップ]]した場合、[[《大寒波》]]の[[効果]]は終了しますか?~
A:終了します。(08/08/20)

Q:表の[[効果]]によって[[相手]]の[[ターン]]を[[スキップ]]した場合、[[自分]]の[[《光の護封剣》]]などのターンカウントはどうなりますか?~
A:その場合でもターンカウントを進めます。(09/11/22)

//質問した日付を(05/01/01)のような形式でA:の最後に追加してください。
//質問だけの投稿はお止めください。
//未発売カードに限り、(A:発売をお待ちください)とセットでコメントアウトに質問を残すことが可能です。
//ルールやカードの処理等についての質問がございましたら遊戯王エキスパートルールHPで調べるか、ルール質問BBSを利用してください。~