フィールド魔法 (1):このカードがフィールドゾーンに存在する限り、 「音響戦士」カードの効果が発動する度にこのカードに音響カウンターを1つ置く。 (2):フィールドの「音響戦士」モンスターの攻撃力は、 このカードの音響カウンターの数×100アップする。 (3):1ターンに1度、自分フィールドの音響カウンターを5つ または7つ取り除いて以下の効果を発動できる。 ●5つ:フィールドの「音響戦士」カードの数×300ダメージを相手に与える。 ●7つ:フィールドの「音響戦士」カードの数まで、 相手のフィールド・墓地のカードを選んで除外する。
THE SECRET OF EVOLUTIONで登場するフィールド魔法。
音響戦士の効果が発動する度に音響カウンターを置く効果、音響カウンターの数だけ音響戦士を強化する効果、音響カウンターを取り除きその数に応じた効果を持つ。
1つ目は音響戦士の効果発動の度に、音響カウンターを自身に置く効果。
音響戦士はフィールドと墓地それぞれで発動できる効果を持っており、1ターンに1度の制約も無いため、カウンターが溜まるのは速い。
そのためか、カウンターを取り除いて発動する効果のコストが他の類似カードよりも多めに設定されている。
2つ目は音響カウンターの数だけ、音響戦士の攻撃力を上げる効果。
前述の通りカウンターが溜まる速度は速いものの、音響戦士は専ら素材として使われてしまうので、フィールドに残っていることが少ない。
さらに、元々のステータスが低いため、攻撃力を数百上げただけでは戦力として不安が残る。
3つ目は音響カウンターを5つか7つ取り除き、音響戦士の数だけバーンするか相手フィールド・墓地のカードを除外する効果。
5つ取り除くバーン効果は多分に漏れず効率が悪く、2つ目の効果で上昇する攻撃力の合計値よりもダメージが下回っている。
引導火力として使うか、全体除去に巻き込む前に使うかするくらいだろう。
7つ取り除く除外効果は《氷結界の龍 トリシューラ》と同じ「対象をとらない除外」という非常に強力な除去能力を持つ。
一応、音響戦士の数より相手のフィールド・墓地の枚数が下回っていても除外できるが、よほど序盤でない限りそのような状況にはならないだろう。
最後に注意点として、全ての効果が相手の音響戦士も参照するため、ミラーマッチでは先出しされるとかなり戦いにくくなる。
特に除外効果を使われると、効果の性質上確実に自分フィールドの音響戦士は全て除外されてしまう。
元々ステータスが低いのでフィールドに放置させることはまず無いだろうが、《エフェクト・ヴェーラー》等で効果を止められると致命的である。
―イラスト関連