遊戯王カードWiki - 《イビリチュア・リヴァイアニマ》のバックアップ(No.23)

《イビリチュア・リヴァイアニマ/Evigishki Levianima》 †

儀式・効果モンスター
星８/水属性/水族/攻2700/守1500
「リチュア」と名のついた儀式魔法カードにより降臨。
このカードの攻撃宣言時、自分のデッキからカードを１枚ドローし、
お互いに確認する。
確認したカードが「リチュア」と名のついたモンスターだった場合、
相手の手札をランダムに１枚確認する。

　DUEL TERMINAL －星の騎士団セイクリッド！！－で登場した水属性・水族の儀式モンスター。
　攻撃宣言を行うたびにドローし、リチュアモンスターをドローできればピーピングを行う誘発効果を持つ。

　攻撃宣言時ごとにアドバンテージを得ることができ、儀式召喚のディスアドバンテージを回収できる優秀な効果である。
　複数枚並べれば毎ターン大きなアドバンテージを生み出してくれる。
　一応ピーピング効果も持ちあわせては居るが、枚数が《未熟な密偵》と同じではオマケ程度である。
　《イビリチュア・ガストクラーケ》と合わせ《マインドクラッシュ》を採用するならば有効に使えるか。

　ただ、アドバンテージは得られるものの、状況打破をできる効果は持っておらず、高攻撃力の相手に対しては何もできない。
　その点、アドバンテージは得られないが対象の広い除去効果を持つ《イビリチュア・ソウルオーガ》とは対極に位置するカードである。
　《イビリチュア・ソウルオーガ》と共にデッキに投入し、《トレード・イン》や《リチュアの儀水鏡》の効果を上手く使って状況にあった儀式モンスターを選択していこう。

　強力なライバルとして《イビリチュア・ジールギガス》が存在する。
　あちらはライフコストこそ要求するものの攻撃しなくともドローが可能であり、リチュアをドローした際の見返りが大きく、おまけに攻撃力が非常に高い。
　ただし、サポートの難しいレベル10であるあちらに対し、上記の通り《イビリチュア・ソウルオーガ》とのリリース共有、《トレード・イン》への対応など、レベル８であるが故のメリットは少なくない。

ドローしたカードがリチュアであろうとなかろうと相手に見せる処理が行われ、情報アドバンテージを与えてしまう点はやや痛い。
もっとも、サーチとサルベージを駆使する【リチュア】は常に手札のかなりの部分は相手に筒抜けである。

このモンスターと他のモンスターが場に並んだ場合、このモンスターから攻撃宣言を行ったほうが良い。
《聖なるバリア－ミラーフォース－》等を食らっても１枚はドローできる。

【リチュア】ではレベル６の儀式モンスターである《イビリチュア・ガストクラーケ》・《イビリチュア・マインドオーガス》が儀式召喚時の誘発効果しか持たないため、儀式召喚されるとその他の素材にされてしまう事が多い。
その反面、レベル８のこのカードと《イビリチュア・ソウルオーガ》は複数ターン場に維持することで威力を発揮し、蘇生によっても効果を使用できる。
両者に求められるサポートの性質は全く異なるため、このカードを使うならば儀式モンスターのレベルは８に統一したほうが良い。

リチュアの儀式モンスターでは、唯一背景の模様と胴体の鏡が《リチュアの写魂鏡》を象っている。

名前は「リヴァイアサン」と「アニマ」の合成語か。
「アニマ(Anima)」とはラテン語で「魂」を意味する。
また、「男性の無意識人格の女性的な側面」を意味する心理学用語でもあり、これは後述の《リチュア・アバンス》が《リチュア・エミリア》の魂と同化してこのモンスターとなった事を暗示しているとも取れる。

DTマスターガイドによると、《リチュア・アバンス》が《リチュア・エミリア》の魂を復活させるために行った写魂鏡の儀式の失敗の際に変化した姿との事。
不完全な形で蘇った《リチュア・エミリア》の魂と同化し、自我を失い制御不能な怪物になってしまう。
また、首に掛けられたペンダントには、《リチュア・エミリア》が写っているとのこと。
DUEL TERMINAL上で召喚すると、《リチュア・アバンス》と同じように剣を振る姿が見ることができる。