効果モンスター 星6/闇属性/悪魔族/攻2000/守1000 自分の手札が0枚の場合、 このカードは相手プレイヤーに直接攻撃できる。
Vジャンプフェスタ2011で配布されたプロモカードで登場した闇属性・悪魔族の上級モンスター。
手札が0枚の場合に、直接攻撃できる効果を持つ。
手札を0枚にすれば直接攻撃できるが、上級モンスターとしては攻撃力が低く扱い辛い。
幸いインフェルニティには特殊召喚手段が豊富なので、最後の一押しを狙ってみるのは悪くない。
インフェルニティには2枚以上の同時蘇生も存在するため、並べて一気に攻め込む手段もあるが、複数枚の採用は安定性を犠牲にするだろう。
カード単体で見れば決して悪くないのだが、いざデッキに組み込むとなると様々な問題が発生する。
まず第一に【インフェルニティ】は手札を0枚にできなければ最後の一押しどころか最初の一削りすら難しく、上級モンスターの採用は不安要素が大きい。
《ヘルウェイ・パトロール》で特殊召喚できるので《インフェルニティ・デストロイヤー》に比べ事故率を軽減できるようになった。
しかし展開の要を浪費することになり多大なディスアドバンテージとなるので、あくまで手札からの処理手段が増えた程度の認識にとどめ、基本的には捨て蘇生を狙った方が無難だろう。
《ダーク・グレファー》の特殊召喚コストにできるので、どうしても採用する場合は《ダーク・グレファー》を多めに投入するとよい。
しかし直接墓地へ送る事を考えると、自身の効果により事故率を軽減できる《インフェルニティ・ジェネラル》には及ばない。
二つ目に【インフェルニティ】の得意とするシンクロモンスターを活用する戦術と、このカードの効果が全くかみ合っていないことが問題となる。
シンクロモンスターの展開に成功した場合それだけで鉄壁の布陣を敷けるため、このカードの出番はない。
このためシンクロモンスターの展開に成功しなかった場合を考えることになるが、そもそもその原因がこのカードにあることが少なくない。
相手のメタに対してこちらの除去や蘇生が不足している場合、《インフェルニティ・ジェネラル》の攻撃力や効果の方が有効に働き、シンクロモンスターの展開につながりやすい。
直接攻撃ではボード・アドバンテージを得られないため、相手の追撃や逆転を許しやすいことも難点として挙げられる。
特に手札が0枚の場合一度場を除去されれば、そこからの逆転は完全に運頼みになってしまう。
豊富な蘇生にも対応しシンクロ素材として高レベルに繋ぎやすく、悪魔族のため《ワンハンドレッド・アイ・ドラゴン》も狙いやすくなるが、《インフェルニティ・ネクロマンサー》2体を蘇生するなどの方法でもまかなうことが可能。
コンボに組み込めるあちらの方が最終的なシンクロ素材の消費が少なくボード・アドバンテージを維持しやすい上、安定性もあるため始めから考えない方が良いだろう。
このため墓地にシンクロ素材が足りない事故の際のフォローを考えたいのだが、これについても墓地へ送る優先順位の高い《インフェルニティ・リベンジャー》とのシンクロ召喚が可能な《インフェルニティ・ジェネラル》の方がやや上手といえるだろう。
《インフェルニティ・デーモン》で足りないパーツを直接サーチする手もある。
《ヘルウェイ・パトロール》で特殊召喚できるが、【悪魔族】デッキではほかに優先されるモンスターが多いため採用し難い。
無理に採用しても【インフェルニティ】に比べ手札を減らす手段が少なく、効果をうまく活用できない可能性が高い。
―「アーチャー」と名の付くモンスター
Q:効果分類は何ですか?
A:永続効果です。(11/10/17)
Q:このカードが自身の効果で直接攻撃を行い、そのバトルステップ中に自分の手札が1枚以上になった場合、戦闘の巻き戻しが発生しますか?
A:はい、発生します。(11/08/22)