*《インヴェルズ・グレズ/Steelswarm Hercules》 [#le36f4a7]
 効果モンスター
 星10/闇属性/悪魔族/攻3200/守   0
 このカードは特殊召喚できない。
 このカードを通常召喚する場合、
 自分フィールド上の「インヴェルズ」と名のついた
 モンスター3体をリリースして召喚しなければならない。
 1ターンに1度、ライフポイントを半分払う事で、
 このカード以外のフィールド上のカードを全て破壊する。

 [[DUEL TERMINAL −オメガの裁き!!−]]で登場した[[闇属性]]・[[悪魔族]]の[[最上級モンスター]]。~
 [[特殊召喚]]できず[[通常召喚]]時の[[リリース]]を指定する[[召喚ルール効果]]、[[ライフ]]を半分払って自身以外を[[全体除去]]する[[起動効果]]を持つ。~

 [[通常召喚]]には3体もの[[インヴェルズ]]が必要であり、[[三幻神]]や[[三邪神]]よりも[[重い]]という[[インヴェルズ]]における究極の切り札といえる存在。~
 その[[召喚条件]]から[[インヴェルズ]]専用になるが、単純な性能だと[[《神獣王バルバロス》]]に劣る。~
 [[リリース]]素材を揃える事から困難であり、[[《死皇帝の陵墓》]]や[[《スター・ブラスト》]]を用いて[[召喚]]のサポートをする事もできない。(10/12/02)~
 使用するならば[[《インヴェルズ万能態》]]や[[《侵略の波紋》]]等の[[サポート>サポートカード]]はほぼ必須になる。~

 その分強力な[[全体除去]]の[[効果]]を持っているが、その[[コスト]]もまた[[ライフ]]の半分とかなり辛い。~
 [[《巨大化》]]等の併用でも考えない限り、これは非常に[[重い]]。~
 [[上級モンスター]]の[[特殊召喚]]手段に乏しい[[インヴェルズ]]では、[[全体破壊>全体除去]]からの[[モンスター]]の展開は比較的難しくなっており、[[全体破壊>全体除去]]を有効に活かしづらい。~
 [[コスト]]そのもの以上にこの[[カード]]を出すまでの手間が大きく、それだけで消費してしまう場合がほとんどである。~
 また、仮に出しても[[効果]]を使えないまま[[《神の警告》]]や[[《奈落の落とし穴》]]で[[除去]]されてしまうことも多い。~
 [[モンスター効果の発動]]も、「[[破壊]]」を行う[[効果]]であるため[[《スターライト・ロード》]]などで妨害されやすい上に、比較的多く存在する[[破壊]]に[[耐性]]を持つ[[カード]]には効かない。~

 さらに、[[自分]][[フィールド]]まで壊滅させるため、[[《バトルフェーダー》]]等を出されて[[直接攻撃]]が通らなければ[[相手]]に反撃の余地を与えることになる。~
 [[リリース]]による[[ボード・アドバンテージ]]の損失、[[効果]]による[[ライフ・アドバンテージ]]の損失の上で[[無効]]にされると、一気に形勢は逆転されてしまう。~
 [[《E−HERO ダーク・ガイア》]]の[[融合素材]]としては優秀だが[[攻撃]]を通せないまま[[自分]]の[[カード]]もがら空きの状態で[[相手]]に[[ターン]]が回ると、やはり厳しい流れとなる。~
 場合によっては[[攻撃力]]4000ながらこの[[モンスター]]と比べれば低い[[コスト]]で出す事ができる[[《ダークネス・ネオスフィア》]]の方が扱いやすい。~

 [[召喚条件]]こそあるものの、[[モンスター効果の発動]]には[[1ターンに1度]]という事以外は制限がない。~
 もしもこの[[カード]]の[[コントロール]]が奪われた場合、既に[[ライフ>ライフポイント]]を半分支払っているこちらに3200の[[直接攻撃]]が飛んでくるため、一撃で敗北しかねない危険性を孕んでいる。~
 [[召喚]]時限定の[[誘発効果]]ではないものの、[[コスト]]の重さゆえにその利点を活かして使いまわすということも考えづらく、[[《ハードアームドラゴン》]]や[[《進撃の帝王》]]で維持するための[[耐性]]も付与できない。~
 [[ライフコスト]]や[[ディスアドバンテージ]]を無視できる、[[フィニッシャー]]としての起用が望ましく、[[モンスター効果の発動]]はタイミングを見て慎重に行いたい。~

 その[[モンスター効果]]から、固定[[ライフコスト]]を持つ[[《神の警告》]]等の[[カード]]は若干採用が難しくなる。~
 また、[[全体除去]]の[[発動]]を考えているのなら[[発動条件]]のある[[カード]]は[[セット]]しにくいため、[[相手]]への対応力が落ちる。~

 以上のことから3体[[リリース]]してまで見合う性能とは言い難く、逆に不利になってしまう場合も非常に多い。~
 [[召喚]]自体難しいため常に[[事故]]要因となり、他の[[上級]][[インヴェルズ]]を使った方が有用な場合がほとんどである。~

-この[[カード]]の[[レベル]]と[[攻撃力]]は、[[《ヴァイロン・オメガ》]]と一致している。~
また、[[召喚]]するのに3体の[[モンスター]]が必要な点や[[全体除去]][[効果]]を持つ点でも共通している。~
だが、両者が対峙した場合、[[《ヴァイロン・オメガ》]]には[[モンスター効果]]を封じられる上、後出しされれば何もできずにそのまま[[効果]][[破壊]]されてしまう事を考えると相性はかなり悪い。~
しかしその後の記述では[[《ヴァイロン・オメガ》]]らは犠牲になったとあり、どうやら[[相打ち]]に持ち込めはしたようだ。~

-[[イラスト]]のモデルは実在する昆虫、「[[ヘラクレスオオカブト>《ヘラクレス・ビートル》]]」であると思われる。~

//-原作・アニメにおいて―~

-コナミのゲーム作品において―~
[[DUEL TERMINAL]]の第11弾ではゲームオーバーの画面に登場する。~
アクションデュエルのミニゲーム「オメガの裁き!!」では、[[最上級モンスター]]をスキャンした場合に最後の敵として登場する。~
[[召喚]]の際には体が金色に眩しく輝く演出がある。~
[[攻撃]]モーションは巨大な黄色い雷を放つといったものであり、「晦冥の使者」とVJで評される割にはやけに[[光属性]]に見える[[攻撃]]である。~

**関連カード [#e54d29ab]
-[[ヴェルズ]]
-[[インヴェルズ]]

-[[三幻神]]
-[[三邪神]]

-[[《イビリチュア・ジールギガス》]]

―[[全体除去]]
-[[《裁きの龍》]]
-[[《終焉の王デミス》]]
//-[[《神獣王バルバロス》]]
-[[《破壊竜ガンドラ》]]
-[[《海竜−ダイダロス》]]

―《インヴェルズ・グレズ》の姿が見られる[[カード]]
-[[《招来の対価》]]

-[[《侵略の手段》]]

//**このカードを使用する代表的なデッキ
//-[[【】]]

**収録パック等 [#t17eaa67]
-[[DUEL TERMINAL −オメガの裁き!!−]] DT11-JP032 &size(10){[[Ultra]],[[Secret]]};
-[[DUEL TERMINAL −クロニクルIV対極の章−]] DTC4-JP047 &size(10){[[Ultra]],[[Secret]]};

**FAQ [#f96fa271]
Q:[[《スター・ブラスト》]]や[[《死皇帝の陵墓》]]等で[[レベル]]4にしたこの[[カード]]を[[召喚]]できますか?~
A:いいえできません。必ず[[インヴェルズ]]3体を[[リリース]]する必要があります。(10/12/02)

Q:[[《クロス・ソウル》]]が[[適用]]された[[相手]][[フィールド]]上の[[インヴェルズ]]を[[リリース]]して[[召喚]]できますか?~
A:可能です。(13/07/01)~


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