*《ウィクトーリア》 [#hf45b7ca]
 効果モンスター
 星4/光属性/天使族/攻1800/守1500
 1ターンに1度、相手の墓地に存在するドラゴン族モンスター1体を
 自分フィールド上に特殊召喚する事ができる。
 このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り、
 相手は表側表示で存在する他の天使族モンスターを攻撃対象に選択する事はできない。 
//英語名未表記カード 英語名を表記したらこの部分は削除

 [[週刊少年ジャンプ(2008年36号) 付属カード>書籍付属カード#ba88fac6]]で登場した[[光属性]]・[[天使族]]の[[下級モンスター]]。~
 [[相手]]の[[墓地]]から[[ドラゴン族]]を[[自分]]の場に[[蘇生]]させる[[起動効果]]と、他の[[天使族]]を[[攻撃]]から守る[[永続効果]]を持つ。~

 前半の[[効果]]はノー[[コスト]]で[[発動]]できるので、手軽に[[相手]]の[[ドラゴン族]][[モンスター]]を奪う事ができる。~
 [[【ドラゴン族】]]を始めとし、[[【青眼の白龍】]]等の[[ドラゴン族]][[モンスター]]を主体とする[[デッキ]]や、[[【サイバー・ダーク】]]に対しては、抜群の働きを見せるだろう。~
 ただ、[[相手]]が[[《生還の宝札》]]を[[発動]]している場合は、この[[カードの効果]]によって[[相手]]に[[ドロー]]を許してしまうので注意が必要である。~

 欠点としては、「[[相手]]の[[デッキ]]に依存する」ということである。~
 [[相手]]の[[デッキ]]・[[エクストラデッキ]]に[[蘇生]]可能な[[ドラゴン族]][[モンスター]]が存在しなければ、この[[効果]]は何の意味も成さない。~
 現在の[[環境]]では、メイン[[デッキ]]に入る汎用的な[[効果]]を持つ[[ドラゴン族]][[モンスター]]がいないため、この[[効果]]を[[発動]]する機会はさほど多くはない。~
 [[【ライトロード】]]の切り札である[[《裁きの龍》]]、[[【ダムドビート】]]の[[《ダーク・アームド・ドラゴン》]]は共に[[ドラゴン族]]だが、これらは[[墓地]]からの[[特殊召喚]]はできない。~
 だが[[エクストラデッキ]]の方には、[[汎用性]]の高い[[ドラゴン族]][[モンスター]]として[[《スターダスト・ドラゴン》]][[《ブラック・ローズ・ドラゴン》]]といった強力な[[シンクロモンスター]]が存在する。~
 これらは[[シンクロ召喚]]を組み込んだ[[デッキ]]であれば目にする機会も多く、この[[カード]]にとっては格好の獲物となり得るだろう。~
//[[ドラゴン族]]主体の[[デッキ]][[相手]]でなくとも、この[[効果]]を[[発動]]できる機会は存在する。~
//記述が矛盾していませんか?
//デッキとエクストラデッキを分けて記述しているからいいと思う。これでどうだろう。
//1度召喚して墓地に落ちてしまえば同じではないでしょうか。

 後半の[[効果]]は、[[天使族]]を[[戦闘]]から守る事ができる[[効果]]である。~
 [[《切り込み隊長》]]と同様に[[自分]][[フィールド]]上にこの[[カード]]が2体存在すれば[[ロック]]をかける事も可能。~
 [[《切り込み隊長》]]と違い[[サーチ]]が難しいが、[[手札]]に揃えば[[《神の居城−ヴァルハラ》]]を使って1[[ターン]]で[[ロック]]をかけることもできる。~
 とはいえ、[[【天使族】]]には[[《マシュマロン》]][[《ジェルエンデュオ》]][[《アルカナフォース0−THE FOOL》]]など[[壁]][[モンスター]]が充実しているため、苦労して[[ロック]]をかける必要性は薄い。~
 だが[[攻撃力]]1800で[[《オネスト》]]にも対応しており、[[天使族]]には高[[攻撃力]]の[[下級モンスター]]が少ないこともあって、[[【天使族】]]では単純に[[アタッカー]]としても活躍が期待できる。

-[[《アテナ》]]での[[蘇生]]もでき、[[リリース]]なしで出せるため、場に出すこと自体は非常に楽な[[カード]]といえる。~
そのため、この[[カード]]が[[デッキ]]に入っていると知らせるだけでも、[[シンクロモンスター]]や[[ドラゴン族]]などの使用を躊躇わせる抑止力になる。~
特に、[[効果]]使用後は[[墓地]]に置かれることになる[[《スターダスト・ドラゴン》]]や[[《ブラック・ローズ・ドラゴン》]]は安易に[[効果]]を使えなくなるだろう。~

-現在の環境では、最大の狙い目は[[《ダークエンド・ドラゴン》]]だろう。~
この[[カード]]で相手の[[《ダークエンド・ドラゴン》]]を[[蘇生]]して[[効果]]を使用すれば、1枚も[[カード]]を消費することなく[[アドバンテージ]]を大きく稼ぐことができる。~
また、相手の[[《スターダスト・ドラゴン》]]の[[効果]]を使用させ、このカードで[[蘇生]]できれば、[[自己再生]]を妨害しつつ[[《スターダスト・ドラゴン》]]を自分のカードのように使える。~
なお、この場合その[[《スターダスト・ドラゴン》]]の[[効果]]は問題なく使えるが、[[リリース]]された[[ターン]]の[[エンドフェイズ]]に[[特殊召喚]]されるのは元々の持ち主の場となる。~
[[リリース]]して相手の[[墓地]]に戻ったところを、この[[カード]]でさらに[[蘇生]]する事ももちろん可能だが、1体の《ウィクトーリア》の[[効果]]は1[[ターン]]に1度しか使えない点に注意したい。

-ジャンプでは、[[天使族]]を守る[[効果]]の説明で[[《オネスト》]]を掲載しているが、[[《オネスト》]]を[[フィールド]]に出している状態はあまり好ましくない。~
一方、[[《オネスト》]]が[[手札]]に存在する場合、単純な[[戦闘]]において[[天使族]]を倒すのは困難になる。~
また、[[効果]]を強調する為か、「たとえ高[[レベル]]の[[シンクロモンスター]]であっても無条件で奪ってしまえる」とあるが、当然[[蘇生制限]]を満たしていなければ[[特殊召喚]]をする事はできない。

-[[イラスト]]下部のドラゴンの頭は[[《ヴィクトリー・ドラゴン》]]に似ている。~
下記のとおり「ウィクトリア」と「ヴィクトリー」には関連性があるため、それを意識しているのかもしれない。~
なお、現実にはこの[[カード]]で[[《ヴィクトリー・ドラゴン》]]を[[蘇生]]することは不可能である。~
もっとも、[[《ヴィクトリー・ドラゴン》]]が[[禁止カード]]なので影響はないが。~

-構図の元ネタは[[ブランデンブルク門>WikiPedia.ja:ブランデンブルク門]]の[[ヴィクトリア像>WikiPedia.ja:画像:Brandenburg gate sunset quadriga.jpg]]だろう。
(Wikipediaへリンクされています。)

//-原作・アニメにおいて―~

//-コナミのゲーム作品において―~

-神話・伝承において―~
名前の由来は、ローマ神話の勝利の女神「ウィクトリア」(ギリシャ神話では「ニケ」)と思われる。~
[[アテナ>《アテナ》]]の随神、もしくは化身とも言われているが、ローマ神話においては[[マルス>《力の代行者 マーズ》]]に付き従っている。

--ちなみに「勝利」を意味する英単語「victory」の由来はこのウィクトリアである。

**関連カード [#y3817d70]
-[[《死者蘇生》]]
-[[《自律行動ユニット》]]

-[[《切り込み隊長》]]
-[[《マジシャンズ・ヴァルキリア》]]

-[[《磁力の指輪》]]
-[[《マシュマロンのメガネ》]]
-[[《レアゴールド・アーマー》]]

//イラスト関連
//-[[《創世の預言者》]]
//-[[《ヴィクトリー・ドラゴン》]]

//―《ウィクトーリア》の姿の見られるカード
//他のカードにこのカードのイラストが含まれている場合、そのカードをリンク

//**このカードを使用する代表的なデッキ
//-[[【】]]

**収録パック等 [#d35de58c]
-[[週刊少年ジャンプ(2008年36号) 付属カード>書籍付属カード#ba88fac6]] WJMP-JP011 &size(10){[[Ultra]]};

**FAQ [#m3db6a7b]
Q:[[効果]]分類は何ですか?~
A:[[特殊召喚]]が[[起動効果]]、[[攻撃対象]]制限は[[永続効果]]です。(08/09/28)

//質問だけの投稿はお止めください。ここは「質問と、それに対する事務局の回答」の両方を同時に記述する項目です。
//質問と回答を記述する場合、事務局に質問した日付を(05/01/01)のような形式でA:の最後に追加してください。
//未発売カードに限り、『A:(発売をお待ちください)』とセットでコメントアウトに質問を残すことが可能です。
//ルールやカードの処理等についての質問がございましたら遊戯王エキスパートルールHPで調べるか、ルール質問BBSを利用してください。~